パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。


こんばんは。
気付けば2月も後半になってしまいました。
年が明けてから随分と時間が経ちましたが、書いておくことで振り返りやすくなるので、今年も残しておきたいと思います。

2023年のテーマは『器を大きくする』です。

昨年、色々と思うことがありました。
というか、総じて「日本に帰りたいな~」と思い続けた一年だったと思います。
それでも、グルガオンでの普段の生活の中で楽しみを見つけようとしたり、ブログを書いてみたり、目の前の一日一日を楽しんだほうが良いと思いつつも、あまりできていなかった気がします。

ということで、昨年の反省を踏まえ、今年は自分の器を大きくしていけるような行動を意識してみたいと思います。


1. 一旦Yesと言ってみる

私、「意思を持ってYes/Noが言える」ことがカッコ良い、というような意識がおそらくあります。
「人に流されずに生きる」ことがカッコ良いみたいな。
自分の責任は自分で取るし、自分の決断によって起こった出来事に自分でケツ拭いて生きていくべき、みたいな。
でも、結婚によって私の人生観が見直されているというか、「自分というものがなく人に流されて生きる」人は結婚生活や家族親戚との関わりにおいては、私より”楽”だろうな~と思ったりしました。
まあ、そういう人は状況が悪くなれば人のせいにするタイプでもあるとも言えるしれませんが。

なので、今年はテーマを実行するための行動として、一旦Yesの姿勢で行動してみたいと思います。
そういえば、映画『イエスマン』も、観直してみたいですね。



2. 気になっている本を読む&1年で20冊読む

ウェブ上で見て、読みたいな~と思ってマークしていても忘れるんですよね。
基本的には紙で読みたいので、すぐにKindleで購入ということもあまりしません。
ということで今年読みたいものをここに書いておきます。

本多静六『私の財産告白』
ハワード・マークス『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識』
クリス・マチェズニー他『戦略を、実行できる組織、実行できない組織。』
スティーブン・P・ロビンス『新版 組織行動のマネジメント』
高橋浩一『無敗営業「3つの質問」と「4つの力」』
荒川詔四『参謀の思考法』
鈴木祐『YOUR TIME ユア・タイム』
インタビュー集『黒澤明、宮崎駿、北野武』
金間大介『先生、どうか皆の前でほめないで下さい:いい子症候群の若者たち』
レティシア・コロンバニ『三つ編み』

今興味があるのは、投資、営業、チームマネジメントかなあ。
マネジメントする立場向いてないよ~(泣)

また、ブログに書くことや冊数の目標を立てたりしないと、私は本を読まないと気付きました。
今年まだ1冊も読んでいない……。
なので、昨年が14冊だったので、今年は20冊という数値目標も立てておきたいと思います!



3. 遠隔でできる仕事を増やす

私の抱えるストレスのひとつに「ここに行きたいのに仕事の都合で行けない」というものがあります。
それが一般的な社会人の置かれる状況と言えばそうなんですが。
そして、その理由(行きたい場所に行く)のためにインドに来た、みたいなところもあるんですが。
今の仕事が完全出社型なのでそのスケジュールに左右されますが、仕事を続けるか辞めるかの二択ではなくて、続けながら、遠隔でできる仕事を増やすという方法でも良いのではないかと考え始めました。
今の仕事は有休はそれほど多くないですが、コロナ禍を経て無休は取りやすくなったので、うまく調整できるかもしれない。
ルピーだったら今のままで所得申告すればいいけれど、円だと確定申告が必要になるよね。どうしようかな。



4. 犬の絵が描けるようになる

最近はワンちゃんが成長したのでワンちゃん日記はあまり書いていませんが、ワンちゃん、元気に走り回っています。
日々たくさんの写真を撮っていますが、私が受け取る表情と写真に写る表情が異なるんですよね。
私が感じ取っているワンちゃんの感情を表現できるように絵が描けるようになりたいです。



5. 運転免許を取得する

ずっと東京に住んで、東京で働いていたので、免許不要の人生が長かったです。
よくよく考えると、グルガオンの生活は地方都市みたいなもので、車無しでは不便なんですよね。
(地方都市のことはわかりませんが……。)

なので、そろそろ運転免許を取得して、自分自身の行動範囲を広げてようかと思います。
私が免許を持っていれば、夫と交替で運転できたり、家族の足になれるのはわかっていたんですが、なかなか面倒で自発的になれませんでした。
まあでもグルガオンでの生活もマンネリしてきているので、新しいことに挑戦&行動範囲を広げたいですね。



それでは、本年もどうぞ宜しくお願い致します。


年末年始でハマって好きになったアーティスト。覚悟を歌った曲。




明けましておめでとうございます。

昨年は、下半期でプライベートでずーんと暗くなってしまうことが多く、心理的には満たされて充実していたな~という感じではないような気がしていたんですが、ちゃんと振り返ると楽しいこともあったし取り組んでいることもあったなと思いました。
ネガティブに引きずられるの良くない。

それでは2022年を振り返ってみましょう。


1月

jan2022

Manamiレストランでお節を購入。お雑煮も作り、インドで日本気分のお正月を過ごせました。
BBQグリルを購入して、屋上やバルコニーで頻繁にBBQをしていました。



2月

feb2022

ほぼ丸1ヶ月、日本へ一時帰国をしました。
2年ぶりの日本、しかもいつ帰れるかわからないコロナ禍でのやっとできた帰国で、非常に感慨深いものがありました。
3日間は指定施設で隔離。これも貴重な体験でした。

遠隔で仕事すると言ったのに会社としては休みという扱いだったため、ずっとお休み。
東京では毎日楽しかったんですが、それはそこでの暮らしが非日常になってしまったからこそ、というのもわかっていました。
見つめる先には懐かしさと私の”常識”が育まれた景色があり、インドに戻ってからそのギャップに耐えられなくなりそうだなあと不安を感じていましたね。



3月

mar2022

居住エリアにあるクラブハウスに加入しました。
プール利用を目的にしていましたが、だんだんとプールで泳ぐ回数は減り、バーやカフェ、レストランをメインで利用するようになりました。(笑)

夫と一緒にリシュケシュ旅行にも行った月でした。

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4月

apr2022

ずっと行きたかった世界遺産、サーンチーのストゥーパへ。
こんな真夏の時期に行くべきではありませんでしたが、感動の大きい場所でした。

月末には夫の出張にかこつけて初めてチェンナイへ。
こちらでも世界遺産のマハーバリプラムまで足を延ばし、美味しい海の幸を堪能しました。

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そういえばどっちもブログに書けてないですね……。



5月

may2022

5月には、これまた夫の仕事について行き弾丸ジャイプールへ。
今でも忘れられないホテルFairmont Jaipurに泊まれたことが良い体験になりました。
また泊まりたい!



6月

jun2022

ウッタラカンド州のKanatal(カナータル)へ避暑旅行。
まったり時間を楽しむ良い旅でした。

そして6月はなんといってもこの子をお迎えしたことでしょう。

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7月

jul2022

何か新しいことに挑戦しようと、人生で初めて10㎞を走りました。
いや、歩いた…?1時間47分かかりました(笑)

それから、結婚1周年でした。

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8月

aug2022

夫の地元、アムリットサルへ行きました。
アムリットサルから山間部のダラムシャラへも家族旅行。
ずっと会いたかったアムリットサル、ダラムシャラにいる日本人の友人たちと対面できました。

8月は、2回目のコロナ感染から始まった月でした。しかも家族全員。
それからアムリットサルとダラムシャラへ旅行に行き、その後、月の後半には人生初のデング熱にかかるという……。

前職でお世話になった方の事故死の一報や、家族ぐるみでお世話になっていた方の訃報など、悲しい出来事もあり、精神的にも身体的にもしんどかったと思います。



9月

sep2022

ドッグウォークなるイベントに参加してみたりしました。
インドの家は大きいので、広さの観点から中型~大型犬が好まれるのかなと思うほど、中型以上の犬が多かったです。



10月

oct2022

2022年のディワリは10月でした。
YouTubeの動画を参考に、初めて色粉でランゴーリーなるものを描いてみました。

他に、フラワーランゴーリーにも挑戦。

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11月

nov2022

11月のハイライトは、やはりプラティーク・クハールのライブコンサートに行けたことですね!
大好きなアーティストなので、行けて本当に良かったです!

それから、ゴアへも家族旅行へ。今年、結構旅行してますね。(全然してないと思ってた。)

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12月

dec2022

(11月からですが)12月はサッカーワールドカップを毎日観ていました。
日本が勝ち進んだのもあって、こんなに各国の試合を観たのはいつぶりだろうか。

新しくできた日本人のお友達を誘って、ドッグランに行き、そのままワールドカップ決勝をレストランで観戦するなど、なかなかアクティブな日も。





さて、2022年のテーマは『トライアル&エラー』でした。

人生テーマが「とりあえず、やってみ?」なので通ずる部分もありますが、意図的に挑戦、変化していきたいと思ってました。

それによる自分の精神的な成長や変化というのが見られないのですが、意外と、2022年の目標には手をつけていたんですよね。

1. 読んだ本の記録をつける
→空き時間を見つけたら読むようにして、結局14冊読んだことになります。
社会人が読むようなビジネス本はあまり読めていませんが、2021年よりは確実に増えていますね。
記録をつけるのは今後も続けていきたいと思います。
まだ記録できていない本が上下巻であるので、それは昨年読んだ記録として残しておきたい。

2. 体重を7kg落とす
→変わらず……。一回3kg増えてそれを戻しました。
この重い身体をどうしようかなあ。

3. ヒンディー語のレベルアップ
→HindiPodというヒンディー語学習サービスの有料会員登録(1年間)をしました。
が、結局あまり勉強しなくなり、伸びていないと思います。
ただ、読みがだいぶできるようになりましたね。

4. TOEIC900を超える
→現在のグルガオン(もしくはインド)では、TOEICを受検することができません。
なので、今年の1月29日(日)に日本で行われるTOEICを受けることにしました!
日々勉強していますが、緊張して結果を出せないタイプなので、あまり気を張らずに、しかししっかりと準備して臨みたいと思います。

5. 幸せな人生を送る
→これはですね、ベースとしては私は幸せだし恵まれているなあと思っているんです。
ただ、はき違えていたなと反省したのは、「自分の思い通りの人生を送る」ことが自分の幸せに繋がっていると考えていたのではないかということ。
あと、もう少し気楽にいかないとだめですね。考えすぎ。
とは言え、「幸せな人生」を目指しての行動はしていました。

6. 収入を得る方法を模索する
→ここに書いていいのかわかりませんが、実は夫とともに翻訳の副業を開始し、会社員以外の収入を得ることができました。
昨年は、年の途中からだったことと個人間依頼でそこまで大きくない額ですが、今年はどうなるかわからないので、色々税金のことなども調べないといけないですね。


自分は何もしていないと思っていましたが、振り返ってみると、意外と実行に移してはいたんですよね。
肯定的に振り返ることができ、記録を残しておくのはあながち悪くないなあと思いました。

その振り返りの中で、私は、2019年の9月も身体的・心理的にしんどかったので、9月がしんどくなる可能性に気付きました。
インドに来るまでの人生は毎年2~3月に気持ちが落ち込むことがわかっていたのでその時期は気を付けていたんですが、こちらの生活だと9月に気を付けたほうが良いのかもしれない。

そういう季節や天候を含む周辺環境、および仕事の繁忙期・閑散期の変化から影響を受ける身体・心の健康に留意していかないといけないのが異国での生活での大変さでもあるかもしれませんね。
まあ、単純に年齢を重ねていて10代ほどは若くないということも認識しなければなりませんが(笑)

昨年を踏まえて、今年の目標を考えていきたいと思います。


こんばんは。

インドには、これこそ主語を大きくして「インドには」と言える共通項、野良犬がいます。

dog1

現在の日本でイメージされる野良犬がどういったものかわかりかねますが、野良犬というよりは地域犬と呼ぶほうが正しいかもしれません。

インドでは、本当にどこに行っても犬がいます。
北でも南でも、山でも海でも、都市のオフィス街でも、街から離れた工場でも、もちろん住宅街でも、どこにでもいます。

dog2

野良犬はインド生活において心配されるものごとの一つですが、実際に危険を感じることは非常に少ないのではないかと思います。

というのも、基本的に彼らは人間と犬との距離感を理解しており、それを人間が踏み越えることがなければ攻撃する理由がないからです。

そのため、普通に歩いていて噛まれる、といったことは少ないのではないかと思います。

dog3

では、犬はどういったケースで攻撃的になることが多いのか?

私は徒歩で移動することが多いため、なんとなくわかるようになりました。

他の犬の縄張りエリアで犬と触れ合った、近付いた後に、別のエリアに行った場合です。
もしくは飼い犬のにおいがついている状態で、生活圏外へ行った場合です。

基本的には、安全の点から、野良犬とは触れ合わない、コミュニケーションを取らないのが一番です。
しかし稀に、家の目の前に人懐っこい犬がいて、関わりがあることもあります。
また、犬を飼っている場合には、普段生活している住居区画や散歩エリアであれば、その縄張りにいる野良犬も慣れてきてくれます。

そのため、そういった場所から、別の地域に出る場合には注意が必要だなと感じます。
日本のように、今日は別の散歩コースに行ってみようか、なんてことができません。
(一度別の道をワンちゃんと共に歩いてみたら、物凄い数の野良犬がいろんな所から出てきてワンちゃんと私に向かって吠えながら走ってきたので、ワンちゃんを抱っこして立ち去りました。)

もし野良犬が寄ってきたり攻撃的な様子を見せても、「シッ」と言いながら石を投げるそぶりをしたり手を上げるなど、こちらも攻撃的なフリをすれば去っていきます。
私はまだ「No!」と大声で言うに留まっていますが……。

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犬が走っている車に向かって吠えている場面を見かけることが多々ありますが、あれは、他の犬のにおいがタイヤについているからです。

自分が犬を飼い、散歩するようになってわかったのですが、犬は車のタイヤにおしっこするんですね。
日本では駐車場に止めることがほとんどだと思いますが、インドでは路上駐車が当たり前。
なので、散歩のルートに停めてある車のタイヤにおしっこをする犬をたくさんみかけます。

そうやって走っている車に向かって吠えて並走しようとするので、おそらくそれで車にひかれてしまい足を引きずっているんだろうという犬もよく見かけます。

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私のオフィスの目の前の道路エリアに、一頭、攻撃的な犬がおりまして。
昔は出勤時に「Hi」と言っていたのですが、一度近づいてきて「ワン!」と一言吠えられて以降、攻撃的な態度を取られるようになりました。

今は私も犬を飼っていますし、それによって攻撃的になっているのかと思いきや、同僚にも同じ態度らしく、なかなかにヒヤッとすることが多いです。

多分ボス犬で、こちらが強い態度を取れば諦めてくれるので狂犬病で荒れているということはないと思いますが、どんな犬とも仲良くなれるというわけではないのも事実です。

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さて、犬との関わり方といっても、避けるだけではなく、定期的にやってきてエサを与えている人たちもいます。

車でやってきて、炊いたお米などを置いて、サーっと去っていきます。
別にそこにいる犬たちと関わろう、仲良くなろうと思ってやっているわけではなさそうです。

彼らが個人でやっているのか、NPOのメンバーなのかといったそういった事情は分かりませんが、人も犬も皆で支え合って生きていくという思いがあるのは素晴らしいですね。

(そのエサの紙皿のゴミも始末してほしいですが……。)

北インドは冬になると10℃前後になり冷えるため、おそらくNPOの人たちが、マーケットにいる犬には服を着せたりしています。

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野良犬の中には、去勢手術を受けているだろう犬も見かけます。(耳がカットされている)

日本がどのように野良犬を減らしていったかはリアルタイムでは知らないのですが、インドも野良犬の去勢手術や狂犬病予防接種などに取り組んでいます。

人と動物、今ある命が共存できるのが一番ですが、野良犬の集団が人を攻撃したりするニュースを目にすることはあり、理想論だけでは語れない現実もあります。

ただ、我々は15,000年前から犬を飼い慣らして暮らしていたようなので、今のインドで見る人と野良犬の生活こそ昔からあったものなのかなと感じたりもします。

でもまずは、自分の安全第一で、犬のためにも犬との距離を保って見守ってもらえたら、それがインドでの一番良い犬との関わり方なんだと思います。

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