パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。


こんばんは。

2023年9月~2024年3月の期間でしていた転職活動を経て、資格取得の必要性をひしひしと感じました。
いやあ、TOEICは一時帰国時に受検していたんですけどね。
資格試験によっては、パソコンのある会場に行って予約して受けられるネット試験があるので、日本に帰国すると決めてからもっと時間をかけて計画して事前準備をしておくべきだったなあと、かーーーなり反省しました。
いや、本格的な転職活動を始めなければ資格の必要性には気付かなかったので、結果オーライでは?とも思いたい。
(この資格を持っていたら昇格・昇給するとかね)

それで、無職で時間があるうちに、帰国してすぐに受けることができる試験ということで日商簿記3級の勉強を始めたんです。2023年12月末頃。
日商簿記2級以上が履歴書にも書けるレベルであることと、過去に内定をいただいた会社の昇格要件だったので、まずは3級から勉強してみようと思い。

インド仲間のからあげさんのブログを拝見し、からあげさんお勧めのCPAラーニングに無料登録して勉強を開始しました。
↓見てね




結果

合格しました!9月に!(笑)

2023年末から勉強を始めたのに、転職先が決まってかなり気が抜けたのと、自動車教習所に通い始めて免許の取得を優先していたため、計画より大幅に遅れました。


使用した教材

使用教材はCPAラーニングの講義動画及びダウンロードできるテキストです。全て無料なんです!
テキストはPCで表示し、ハイライトやコメントなどをPDFデータに追記する形で使用しました。
講義動画に付随する問題があるので、その解答用紙のみ印刷して使いました。



【利用したコースなど】
・日商簿記3級 全23講義 約29時間
・ネット試験対策 全4講義 約7時間
・日商簿記3級 ネット模擬試験 第1回/第2回 約5時間

講義動画は非常に丁寧に作られているので、1.25倍速で見ました。
「日商簿記3級 ネット模擬試験 第3回」「簿記3級問題集解説 全19講義」は時間が無く手を付けられないままでした。
過去問などもやっていません……。

一方、隙間時間に仕訳をやりたいと思い、試験直前1~2週間前にTRIPS LLCの「簿記3級」をインストールして通勤の電車の中でずっとやっていました。
仕訳は満点取れたので、効果は大きかったかもしれません。
こんな感じ↓

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勉強時間

全部込々で、45時間ほどです。

勉強記録をつけてました。
1日平均1時間ほど、ハマった日は3時間ほど勉強していました。
無職の時って、転職活動時間以外は暇なので、毎日勉強していました。
たとえ30分だけでも毎日勉強する、ということが知識の定着に良かったように思います。

簿記やその他の勉強に限らず、何かする時にストップウォッチを持っていると便利です。
スマホの時計アプリでも良いですが、ストップウォッチそのものがベターです。
時間に追われているような気がするかもしれませんが、そうではなくて、必要時間がわかって自分でマネジメントできるようになるので。

CPAラーニングのコースを受講して丁寧にテキストの問題を解く、というところに一番時間をかけたと思います。本質を理解するというか。

簿記3級の勉強時間で検索すると、未経験の場合50~100時間と出てきたので「え?そんなに勉強しなきゃいけないの?」と気が滅入っていたんですが、おおむねそのくらいの時間をかけたということになりますね。
100時間かかるまでに合格できて良かった……!


感想

私は社会人11年目で、ずっと法人営業マンをしていて、インド拠点長をやっていたのでB/SやP/Lを頻繁に見ていました。英語でしたが。
簿記上の「取引」の感覚はわかるので、勉強することによって経験が整理されることが気持ち良かったです。
経理経験者や銀行勤務の人は実務なのですぐ理解できるのだろうと想像しますが、営業経験の長い人や拠点長業務をやっている人(週次報告書を作成して会議で本社に説明する立場の人)は理解が早いのではないかと思います。

「こういう細かいことを他人に丸投げしたい」から人(専門家)を雇う立場の人もいるのでしょうが、B/S及びP/Lがどういう構成なのかを理解しておくことは企業の管理職として最低限求められる内容だなと実感しました。
あとは、株やってる人は皆この知識があるのでは?

そういえば、社会人1年目に会社で行われた講義で少しB/SとP/Lを習ったこともありましたが、その時はあまり理解できませんでした。
やはり社会人として実務経験を積んできたからわかることもあるのだと思います。
あるいは、ひたすらにCPAラーニングの講義が非常にわかりやすいものだったのか。


次は、日商簿記2級合格目指して頑張りたいと思います。



necklace

もうすぐ、私にこのネックレスを贈ってくださった方の誕生日だ。

自社の広報誌に書かれた、高齢をテーマにした社長の文章を読みながら、この方のことを強く思い返したので書いてみる。

実は2年前、訃報が届いた。
父の仕事の繋がりから発展し、父を中心として我が家族が大変にお世話になった方だ。
不慮の事故などではなく、高齢ということで、最期にお別れが言える形ではあった。
わかってはいるものの、とても寂しい。

死は悲しくなるのではなく、寂しくなるものでもあるのか、とその時に感じた。

家族各々思いはあれど、私はとりわけ文通やメールでのやり取りに思い出が多い。
アルバイトをさせていただいたり、大学受験費用のサポートをしていただいたり、オペラや美味しいお寿司屋さんに連れて行っていただいたことなど、わかりやすい思い出ももちろん沢山ある。
でも、一番は、その方と私との間で交わした言葉たちが、今の私にどれだけ繋がっているか。思い返しきれないくらいだ。

その方は、年配ということや立派なお立場といった点から、(また、親が恥をかかないようにちゃんとしなければと)子どもの頃お会いする時は少し緊張していたのだが、そんな私(たち)のマナーや緊張を「ここで練習すれば良いのよ」と言ってくださるような方だった。

私のネックレスの話に戻るが、これは、私の大学卒業祝いとしていただいたものだ。
正直に言うとストレートで大学を卒業できなかったため、就職祝いということになったが。

新卒で社会人1年目の私にはこのネックレスをポンと買える余裕はなく、このネックレスを身に着けることで身の引き締まる思いがし、鎧を被って強く戦えるような気がした。
現在は社会人11年目となり、このネックレスを買おうと思えば買えるようにもなり、仕事の自信も少しは出て、ネックレスを身につけなくても、鎧を被らなくても戦えるようになった。

私にとっては「あの方ならどう考えるだろう」と指針にするような方だった。
と言っても、明確な答えをくれるわけではなく、そして、私の「怒られるのでは…」という緊張に反して、私の決めたことを否定することもなかった。

人生の大先輩ゆえに、一家言をもっている人(というよりは、何か言ってくる人)というのは社会の中に多くいると思うのだが、その方は「もう私の時とあなたとでは時代の流れが違うので、もっと年の近い世代の方の意見を聞いたほうが良いと思います。」とおっしゃる方だった。

最後のほうのメールでのやり取りでは「あなたの文章はとてもしっかりしていますね。」と書いてくださった。
数多の文章をお読みになっているだろう方に褒めていただけると自信にもなった。

結婚のご報告をした時には「欠点の多い人間同士、愛を持ちましょう。」というお言葉をいただいた。
結婚生活で、幾度も、今も、この言葉を思い出す。

この方が亡くなった時、私はインドで生活をしていた。
今は日本に戻って来ているけれど、インドにも親戚がいるわけで、国際結婚はすなわち節目節目の儀式に参加ができない(参加しにくい)ということでもあるのを実感している。
日本にいたとして私がお葬式に参列できる立場だったかはわからないけれど、心にひとつの区切りをつけるためにも、儀式というのは重要だと思う。

今の私はあの方にどういう風に映るんだろうか。
インドの話を面白く聞いていただくこともあったのだろうか。

そういう風に思い返す存在が人生の中にいるということ、そういった出会いは私の幸運であったし、私が老いた時にも若い世代に与えることのできる人になりたいと思う。


こんにちは。Ayumiです。

インドで現地採用として日印合弁企業で約5年働き、家族と共に日本への移住を決定したことで日本で転職活動をしました。
現在はIT企業で海外案件担当として勤務しているので、転職の経験を共有できればと思います。

こちらは後編です。

前編↓




tenshoku


目次
<前編>
【1】転職理由
【2】転職の軸/マインド
【3】職歴/資格
【4】仕事探しの方法
【5】どんな仕事があったか
【6】応募数/通過率
<後編>
【7】面接対策
【8】転職活動のスケジュール感
【9】反省点
【10】評価された点
【11】転職活動の所感
【12】転職後の状況
【13】おわりに


【7】面接対策

インド経験があるからといって何か特別なことはなく、基本的には求人サイトの記事を読んだり、エージェントに相談したり、YouTubeを参考にして準備しました。
オンライン面接が多いので、一人でPCで録画して練習し相手からの見え方を認識する、面接時に自分の音声を録音して振り返る、などの対策はしました。

インドでの経験に注目して聞かれた質問はあり、その点の回答は準備するようにしました。
・なぜインド(海外)に行ったのか
・インドでの勤務/インド経験を通して学んだこと
・拠点長としての経験で工夫したこと
・拠点長の経理業務経験
・拠点長キャリアを継続する転職軸は考えなかったか
・英語使用経験
・英語使用業務が無いが良いのか

面接回数は26回ですが、慣れてきた後半のほうが通過率は上がりました。慣れ、大事。
(4回面接した会社もある。)

【8】転職活動のスケジュール感

転職活動を始めて、内定承諾するまで、6ヶ月かかりました。
前職の在職中にリクルートダイレクトスカウトに登録して、ゆるゆる情報収集、企業とのカジュアル面談から始めました。
1社目→2社目転職時は直接オファーで、2社目→3社目はエージェントを通して数社応募し1ヶ月で決まったので、今までの転職活動であまり苦労してなかったことから、自分の日本での市場価値の認識と見積もりが甘かったと言えます。
前職を退職し、年始に日本に帰国してから転職活動を本格化させた感じです。
離職期間も6ヶ月になります。

Q. なぜ内定前に退職したか?
家庭の事情です。
当然、面接時に聞かれるとわかっていたので、理由を3点にまとめて説明していました。
とは言え聞かれたのは5回ほどでした。
離職期間がある故に書類選考が通らないことはあると思うので、基本的には就業継続したほうが良いです。
そのハードルを越えて、書類通過して面接まで行ってるのだから、理由を説明できれば問題ないように感じました。
自己応募だと事前にその説明ができないことのほうが多いですが、エージェント経由だと説明してくれる故に書類選考に通過したケースもあったと思います。

でも、仕事が決まらない間は「こんなに仕事が決まらないならインドに戻ったほうが良いかなあ。次はウチに来てくださいねと言ってくれる会社もあったし……。」と日本に戻ってきた決断を後悔しかけた瞬間もありました。

【9】反省点

もっと早くやれば良かったな~ということが色々ありました。

マイナビ転職やリクナビNEXTなど求人情報サイトへの登録
どういう仕事があるのか、自分の経歴がマッチする仕事があるのか、どんな資格が求められるのか、などをもっと前から具体的に知っていたら良かったなと思います。
日本への移住を決断してすぐ転職活動に動き出したので、準備期間が無い状態でした。
「転職を考えていなくても常に登録しておき自分の市場価値を確認している」とおっしゃっていた中堅層の方もいたので、そこは反省点だなと思いました。

資格の取得
日本社会での転職は資格が重要だと感じました。
大学院など学歴を半年で積み上げることは難しいと思うので、資格が一番意欲のアピールがしやすいと。
前職の業界では国家資格があったので、一時帰国に合わせて受検しておくなど準備ができていれば書類選考通過率も変わったかなと思ったこともあります。
インドにいる時に「今は転職は35歳でも大丈夫だしなんなら40歳でも全然ある」と日系大手企業の方々から聞いていましたが、それって同業界同職種の話なのかなと今は思います。

自己分析と質問例への回答作成
エージェント各社が自己分析セミナーなどを定期的に開催しているので参加しました。
(過去に登録していた)リクルートエージェントのセミナーは良かったです。
自分の人生でどうしていきたいのか、仕事ではどうしていきたいのかというのをモチベーショングラフやフレームワークに従って分析しました。
とは言え、それがそのまま面接に使えるわけではないので、私の場合は質問例に対する回答を、大量に、様々な視点から、全部作っておくべきでした。
面接が始まると体力的に疲れますし、業界や会社の分析に時間を費やしたいので、自分のことは一番最初に整理しておくべきでしたね。
ただ、実際にどのようなことを聞かれるのか、面接を経て実感しないと自分を振り返ることが難しい部分もありました。
「どんな回答が求められているのか」というのを考えその会社や業務に合わせて話すことに慣れていかなければなりませんでした。
私は自己分析が甘かったので、せっかく書類選考を通過しても一次面接後の見送りが続いた時期があり、もったいなかったと思います。

【10】評価された点

これは各企業からのフィードバックをまとめました。
インドで働いたことや英語力が大きく評価されることは少なく、どんな環境でどのように行動したかの状況整理とそのアピールが重要でした。

・英語レベルが求めているものよりも高い
・対人能力が高い
・インドで約5年働き続けたバイタリティがある
・数字の成果を出している
・現地の決裁者レイヤー(支社長や部門責任者)向けの営業経験がある
・マネジメントとしてカオスな状況でもまとめ上げてきたスキルがある
・自己認識が正しく質問内容や受け答えが的確で、顧客の課題感のキャッチアップも早そう

でも結局は企業の求めるものとのマッチングですし、評価はされても落ちまくるので、やっぱり最後は入社意欲なんですよね。
本当にずっとこれだった。「ここで働かせてください!!!」

chihiro

【11】転職活動の所感

女性の面接官が少ない
と思いました。
これまでの面接官の方々を振り返ったところ、男性38名、女性8名でした。
(内訳)
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女性のエンパワーメントに強い関心があるほうでもないのですが、私が前職では面接官側だったため、そういえば女性少ないなと。
単純に、女性管理職がまだ少ないのだから面接官になる立場の人にも女性が少ないのですが、それが「女性が活躍できないのかな?」という不安に繋がるというよりは、私は上の立場になれるようにまた頑張ろうという気持ちになりました。
(面接回数の割に人数多くないか?と思うかもしれませんが、面接官4名とか結構ありました。)

大企業狙いだと書類選考に落ちまくる
自分の転職の軸が最優先ではあるものの、これまで自由気ままに転職してきたので、さすがに親を安心させたいなという気持ちも実はありました。
それもあって大企業に挑戦し続けていたんですが、いくら「法人営業×管理職×英語力」があっても、私は異業界への挑戦だったため、やはり書類選考は「経験業界の違い・年齢の割に転職回数が多い・経験の割に資格を持っていない」で落ちるんだな~というのは感じました。
どうしても他の候補者との比較になってしまいますからね。
業界専門性を掛け算に追加しないといけませんでした。

中途採用でも学歴を見られる
私は転職=中途採用ですが、職務経歴だけでなく学歴も参考にされているんだなと思いました。
私は自分の出身大学に誇りを持っているものの、偏差値の点で上の大学が多くあるため相対的にそれほど評価が高いと感じていませんでした。
しかしながら、面接を通して「〇〇大学卒業でもっと良い就職先があったと思いますがどうして新卒で小規模な会社に入社したんですか?」と聞かれることが度々ありました。
私、大学時代は多数の好きなことに手を出し続けたため、コレ!とアピールできるほど一貫してやってきた物事や突出した成果が無く、英語の授業は再履修だし新卒就活時のTOEICスコアは415だったんですよ。
toeic415
(最新のTOEICスコアは820。)
正直、新卒就活時には武器になるものを持っていませんでしたが、10年の社会人経験を経て、「この経歴なのになんで?」と思っていただける成長をしてきたのかなと感慨深くもありました。
それがキャリアを築くということなのかもしれません。
話を戻すと、親からは「あなた〇〇大学まで出て優秀なのになんでそんな会社で……」と言われることが多々あり、親からそう言われても出身大学に対しての自分の評価はそう高くなりませんでした。
しかし、転職活動を経て、THE日本の大企業に入社したい場合は、学歴もひとつの武器なのだと実感することになりました。

給与が低くないか?
日本企業でも外資系企業でも、募集要項を見ていると、希望している法人営業職の給与が期待するほど高くありませんでした。
私は、インド転職時の給与がVISA基準の最低給与よりわずかに多いくらい低いものでしたが、コロナ禍を除けば毎年5~8%ほど給与が上がっていきました。
勤務して5年目の前職給与を日本円換算すると、東京都の30代女性平均給与より多い額になりました。
今後も同じ割合でインドで給与アップすれば、すぐに現職の給与を超える未来も見えます。
という状況だったので、「低くないか?」と思うことが多かったです。
いわゆる外資系企業でも、大手の有名どころでなければそんなに高くもなかったです。
これから上がっていくと良いよね!!

【12】転職後の状況

働き始めたばかりで価値を生み出していない私が言えることはないのですが、インド現地採用の出口がどうだったかは知りたいだろうと思うので恥を忍んで書きます。

転職成功なのか?と聞かれるとまだわかりませんが、異業界・同職種で、東証プライム上場企業に転職となりました。
(インドで勤めていた会社の日本本社も東証プライム上場企業ではありましたが。)

決め手
①ITインフラ業界が良かった
→IT業界の中でも特に基盤に携わりたかった
②海外案件担当だった
→他社候補は国内のみの法人営業だった
③最低希望年収以上のオファーだった
→他社では希望年収を理由の一つとして断られたこともあった
④オンライン面接での社員の方々の雰囲気とプレッシャーを与えない質問内容
→他社では圧迫面接のようなものもあった

仕事内容
IT企業の海外案件担当で、営業支援をする立場です。英語使用業務あり。
「リストを基に一から架電してド新規開拓営業」のようなインサイドセールスも行わなければならない法人営業職は私に合わないと思っていたので、やりたくないことがない点でもマッチしていると感じています。今の段階では。
今までのようにお客様に頻繁に電話をかけるといった姿を見ていないし、スマホはあるけど電話番号使っていない……!
一方で、チームメンバーや社内外関係者とのコミュニケーションを意識的に取る必要がありそう。
「私はこの分野が得意です!」「こういうことやりたいです!」は積極的にアピールしていかなければならないし、勉強も大事。
そして、自分の価値を発揮することについても考えることになりそうだと思いました。
今までの「私がメインで契約した売上が会社の業績に直結して皆の給与になるような流れがわかりやすいくらい見えている環境」から、「金額が大きく時間もかかる仕事をする分数多くの人が関わっていて一人の貢献が分散されている環境」へと変化しました。
「より大きなチームで大きな金額を稼ぎたい=社会貢献度も大きそう」というのは考えていたことだったし面接でも言っていたので合ってるんですけどね。

また、状況によりますが、面接では海外赴任に関する質問があったし、管理職への期待もされてるんだろうと思う会話があったので、遠くない未来にまたインド含む海外に挑戦できるよう努力を重ねたいと思います。

賃金
増加しました。
前職給与のルピー・円換算でも増加し、デリー:東京=1:1.33とした物価比較の上でも増加しました。
5年前に日本で勤めていた時の年収の1.92倍になりました。
金額書くのは生々しかったので控えますが、大企業1社で10年勤め続けている人の平均よりは低いかな。
また、5年もインドで働かなくても、1~3年のインド経験でもこれくらいはアップする可能性はあると思います。
インド転職したばかりの頃、日本に戻ったらこれくらいの給与もらえるのかな~と妄想していましたが、それを優に超えました。
ほぼ未経験業界だからこれくらいですが、経験業界で資格等あれば交渉材料にもなりますしもっと上がるのではないでしょうか。

労働時間
良くなりました。
日本で勤めていた1社目の残業時間が異常で、あれ以上きついことはないと思いますし、インドは就業形態が違うので比較するのも……。
現在は、「土日祝が休日の完全週休2日」「有休日数10日~20日」「固定残業代制だが超過分は支払い」「時差の関係で早朝や夜のミーティングがある際は出退勤の時間をずらせる」ようになっています。
他に、家庭の状況などをチームで共有しているため、出勤時間の調整やリモートワークへの変更については柔軟だと感じます。
副業している方や育休中の男性もいます。
一方、1日1時間くらいは皆残業しているのと、フルフレックス制のため、逆に、仕事しすぎでは?と見受けられる人もいるんですが、いつか私もそうなってしまうのだろうか……。

反対に、インドで良かったところは、通勤時間が車でDoor to Door片道7分だったので、そういうメリットはありましたね。
インドでは自分の体調不良で休みやすいだけでなく、家族の体調不良でも遅刻・早退などができて柔軟でした。
今は通勤時間は電車でDoor to Door片道35分です。

福利厚生
良くなりました。
これはインド時代と比べると当然なんですが、日本で勤めていた1社目・2社目と比べてもかなり良くなりました。
沢山あるのですが、当時勤めていた会社には無かった気がする退職金制度や資格取得支援、英語の研修などもあったりします。
こういうのがありますよ、と社員の皆さんがシェアしてくれるので、使ってみようかなと思います。

人間関係
私が見える範囲のチームはとても良好です。
今まで経験した3社も色々あれど私にとって人間関係は良かったので、元々あまり不安はありませんでした。
変な人がいなくて皆ちゃんと仕事をする、という感じ。
今までも変な人はいなかったんだけど、やっぱり直前にインドで働いていた意識が残っているのか、マニュアル等の資料がきっちりまとまっているし、何も言わなくてもみんなちゃんとやるので感心してしまいます。
が、人数が多い会社(ワンフロアの人数も多い)で働くのが初めてなので、どうやって広く関わりを持ったら良いのだろう?と悩みそう。
他部署の人を含む縦横斜めのつながりを意図的に作っていかないといけないという思いがあります。
人数の少ない会社では、メンバーや上司と相性が悪かった時の課題はあるだろうけど、全員が全員のことを知っている安心感を得ていたことに気付きました。

【13】おわりに

離職期間が長く、かつ、選考で大量に落ち続けて、「私の何がダメなのか……新卒の就活やこれまでの転職をやり直したい……いやむしろ大学受験からやり直したい……」と落ち込むこともありました。
でも、これだけ落ちた=挑戦したので、他の海外営業職への未練は無いくらいやり切ったと言えます。
少しずつでも振り返って改善し、転職軸や条件を変えたりせず、くじけず諦めずに転職活動を継続して良かったです!

何も聞かずに私からの内定の報告を待ち続けてくれた家族と友人の気遣いに感謝。

また、選考での対応を通して、良い会社、微妙な会社みたいなものを知ることができたので、今後の株式投資に活かしていきたいと思いました(笑)

そして、これから日本に戻って転職する方の、あるいは、日本からインドへの転職を考えている方の出口戦略の参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださった皆様の転職活動、応援しています!


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