少し前に、Twitterで『Dear Zindagi』に関するツイートが流れていたので気になっていました。
日本語字幕は無かったので、英語字幕で。
Alia BhattがKairaという名の主人公。何かに悶々としていて苛立ちやすく、すごく早口でしゃべる。
Shah Rukh Khanは助演。名前はJug。精神科医役で、Alia演じるKairaが通うことになる。
Zindagiの意味はLife。タイトルは知っていたものの予備知識なしで観た。
私、Alia Bhattの顔がどうしても好きになれなくて、見るたびにイラっとしてしまうんだけど、
Kairaの役は、初っ端からそれに拍車をかけるかのようにイライラさせられた。
話すのがすごく早い(気がする)し、あたりが強い。
周りの友人たちはよく一緒にいられるな~って思っていた。
そしてShah Rukh Khanはいつ出てくるの~?と待つこと20分以上。一緒に観ていた恋人は、最初に流れた声だけでShah Rukh Khanだと気づいていた。すごい。
Aliaの顔は好きになれなくても、演技は本当に凄いなと、毎回感動している。
今回もそうで、Kairaの心の変化が私にも伝わってきたし、そして私の心が浄化された。
Shah Rukh Khanはというと、これまで、バーン!ジャーン!ドッカーン!って感じの、歌にダンスに何でもござれの主役の演技ばかり観ていたから、今回のしっとりした役が新鮮だった。とても馴染んでいた。
そういえば、監督は、『English Vinglish』(邦題:マダム・イン・ニューヨーク)のGauri Shindeでした。それを知って、映画を観た後のスッキリ感について納得してしまった。
私の琴線に触れた部分はというと、Kairaのイライラの根本の理由。
最初はいらいらしながら観ていたのに、途中から、「Kairaは私だ……。」と反省の気持ちを込めて観ることになったから。
そして、Kairaに対するJugのカウンセリングも心に響いてきてしまったのです……。
Shah Rukh Khanの深い味わいがここに……。
「これからの人生にHiと言おう」「特別な関係はひとつだけじゃない」あたりの話が好きです。
プチ情報としては、劇中のバンドボーカルRumi役のAli Zafarは実際に俳優であり歌手であるので、劇中歌も本人が歌っていると。有名なパキスタン人俳優だそうです。(恋人からの情報……。メモメモ)
観た後に心の靄が晴れる映画でした。もう一回観たいな~。