パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2018年02月

日曜日の朝、起き抜けにTwitterを開いた私は目を疑いました。
タイムラインが、シュリデヴィが亡くなったというニュースと俳優達のお悔やみの言葉に溢れていたからです。


現地時間の2月24日、この日、インドの伝説的女優、シュリデヴィ(Sridevi)が急性心不全により他界しました。
甥の結婚式のために滞在していたドバイのホテルにて倒れたというニュースでした。
(現在は死因は溺死と特定されおり、ホテルの浴槽にて意識を失い、結果としての溺死とのことです。)


嘘でしょ?
人違いでしょ?
としか思えませんでした。

だって、つい数日前までInstagramを更新して美しい写真を載せていたし、病気の報道もなかったはずだし元気な様子を見せていたのです。

それでも、続々とTwitterに投稿される世界中からのお悔やみの言葉を見て、現実を受け入れるしかありませんでした。


女優 Madhuri Dixit Nene様

スーパースター ラジニカーント

インドの首相 Narendra Modi

パキスタンの歌手・俳優 Ali Zafar

イギリス・ロンドン市長 Sadiq Khan


シュリデヴィは、日本で比較的簡単に見られるインド映画では『マダム・イン・ニューヨーク(原題:English Vinglish)』の主演として顔が知られていると思います。

みなさんもこのパッケージをちらっと見たことはあるのではないでしょうか。

englishvinglish

英語がわからない母親が、家族に馬鹿にされ悔しい思いを抱え、姪の結婚式のお手伝いのために旅立ったアメリカで英語を学習し自信をつけて意気揚々と生きていくストーリーです。
最後の英語のスピーチは感泣でした。


シュリデヴィを見たのはこの映画が初めてで、インド映画デビューしたての私には綺麗な40歳の人だなあくらいの印象でした。(実際は当時49歳だったかと。)

日々変わるサリーがとても綺麗で、目にも楽しかったのを覚えています。
この映画の影響でサリーに憧れ、この年のハロウィーンでサリーを買って自分で着たほどです。
(インド人には「サリーがコスプレ?インド人に怒られるよ(笑)」と言われましたが。)



シュリデヴィの背景としては、この映画は復帰後初めての作品でした。

と言うのも、4歳で子役としてタミル語映画でデビュー、それから数多くのタミル語とテルグ語の映画へ出演してきました。
また、カンナダ語やマラヤーラム語の映画へも度々出演し、各映画でヒロインを演じました。
1979年からは、ヒンディー語映画界、いわゆる、ボリウッドへも進出します。1984年には、ボリウッドの主役女優として名を馳せ、80年代・90年代を代表する女優となります。

tohfa


インドは、言語で映画界が分かれているのですが、シュリデヴィは南インドのタミル語、テルグ語、マラヤーラム語、カンナダ語、それからヒンディー語の映画に出演しており、本当にインド全土、いや世界中から愛されている女優なのです。

今でこそ女優もいろいろな方が有名になっていますが、シュリデヴィこそ、男性優位のインド映画産業の中で、最初に名前が売れた「女優」だったんです。

chandni


1998年以降、結婚や育児のため、映画の舞台からは引退同然の状態となっていました。
そこからの主演復帰作がこの『マダム・イン・ニューヨーク』でした。

今思えば、この映画は、シュリデヴィの華やかなダンスを知る方々からすれば、物足りないものだったのかもしれません。
実際はいくつもの言語を操るマルチリンガルであるわけですし。


でも当時の私には、歌とダンスでだけではないインド映画の幅広さを教えてくれて、私も英語の勉強を頑張ろうと思わせてくれたし、いくつになっても勉強はできるとも思わせてくれた、とても前向きになれて勇気をくれる良い映画でした。

『マダム・イン・ニューヨーク』はTSUTAYAにもU-NEXTにもNetflixにもあって手に取りやすいインド映画だと思うのでこれを機会に見てほしいなと思っています。
(他にもあるけども!)



とは言え、やはりシュリデヴィのダンス面にも触れておかなければなりません。

今ではいわゆる「ボリウッドダンス」と言われるような、インドの舞踊の型を元にしたダイナミックなダンスもあり、ダンスが踊れることは役者においては基本中の基本となっております。

その中でも、シュリデヴィのダンスは際立っていました。
私の大好きなマードゥリー・ディクシート(Madhuri Dixit)様との競演もあったり。

そんなシュリデヴィの代表ソングがこちら。

映画『Mr. India』から「Hawa Hawai」
ハヴァハヴァイ!アビビビビビビビ


映画『Chandni』から「Chandni O Meri Chandni」
とにかく可愛い。


映画『Nagina』から「Main Teri Dushman, Dushman Tu Mera」
スネークダンスです。目と手が印象的。




日曜日から、何をしてもやる気がなくなってしまっていたので、ブログを書きながら自分の気持ちを整理しています。

シュリデヴィが全力で生きた54年間。
その時間はあまりに短いように思えても、彼女が演技やダンス、それらに関わる美に注いだエネルギーたるや、その年月や数字だけでは到底計れないものです。
そして私たちに与えた喜びや勇気も、語り尽くせないものです。
表舞台から離れ、妻として母として人生を歩んでいた時間も、彼女が選択した人生であり、充実していただろうと思います。
彼女の人生が、彼女にとって、喜びに溢れ幸せだったことを、私は願うばかりです。



sridevi1

シュリデヴィジー、安らかにお眠りください。
Rest in peace Sridevi ji


そうなんです。Sexy Zoneにハマってるんですよ。






このツイート以降、通勤電車の中ではセクゾを聴き、家に帰ればずっとYouTubeで関連動画を見ています。

アルバムもiPodに入れた。

知れば知るほどハマっていってしまうんだよね…!怖い!

「バィバイDoバィ~See you again~」って曲があるんだけど、その歌詞に「シュクラン」「アナウヒッブキ」って出てくるのワロタ。
ドバイ語って書いてる人いたけどアラビア語ですから!!!

今のところみんな好きだなー。5人でいるのを見るのが好きだなー。Sexy Zone Channelほんと面白い。

今年の24時間テレビのメインパーソナリティーを務めるようだし頑張ってほしいですね!!!

今、隣でスマホばっかり見ている彼のスマホを覗いたら驚きの情報が!

あの「Tamma Tamma Again」は元をたどればMory Kantéの曲ですよと、何かのサイトの女性が話していた!ま・じ・か!


説明します。

Varun DhawanとAlia Bhattが主演の『バドリナートの花嫁(原題:Badrinath Ki Dulhania)』。
この映画のメインダンスソングとも言える「Tamma Tamma Again」という曲があるんですよ。
(2017年3月10日インド公開)




映画の中でも、90年代の追体験と言っているので、この曲がリミックスだということはわかります。

で、それがどの曲かというと、私の愛するMadhuri Dixit Nene様とSanjay Dutt出演の映画『Thanedaar』の楽曲「Tamma Tamma Loge」です。
(1990年12月10日インド公開)




はあ、Madhuri様可愛い……( *´艸`)


あと、Amitabh Bachchanan出演の『Hum』の「Jumma Chumma De De」。
(1990年2月1日インド公開)



これも曲調が同じで、ほぼ同時期に同じような曲出るのすごいな~なんてのんきに考えていました。


で、単純にリミックスと思ってたら、さらにこの曲の元ネタがあるとのネット情報が!(恋人はネットサーフィンをしていただけのため、出典がわからずすみません。)


それがこれ!
ギニアのアーティスト、Mory Kantéの「Tama」!



たしかにー!

よく探したら各Wikipediaページにも書いてあるし、ネットで英語で検索したら原曲はこれですよって記事がたくさん出てきたー!

なんと、知らなかった……。

Mory Kanté(モリ・カンテ)は、「Yé ké yé ké」というヒットソングで有名なギニアのアーティストです。

この他にあと2曲、ヒンディー語映画の曲に使用されているとのこと。(Mory Kanté Wikipediaより)

Mory KantéのYouTube動画のコメント欄にも、インドの人たちのコメントがたくさんあるし、影響の大きさをあらためて知りました。すごい。

私が生まれる前のことで、しかもギニアもインドも行ったことのない国で、当時どれくらいのヒットでどういう話があって、曲の採用に至ったのかとっても気になる……!

こういうふうに好きな曲の元の曲をたどっていくのが好きで、原曲を知れば知るだけ、好きな曲のことももっと知れるような気がするんだよね。

世の中知らないことばっかりだなあ。突然の学びがあった今日。めちゃめちゃググった。

はあー早く寝よう。

なんとなく、26歳の間にやりたいことを書いておこうと思って。


・Wikipediaのインド映画関連項目を100個翻訳する

インド映画に関してはいろんなブログがあって、とてもためになるんだけど、体系的に理解しづらかったりすることも。

インド映画デビューばかりで情報を集めている時にWikipediaに詳しく書かれていたら、入りやすいし広がりやすいかなあって思って。
SEOも抜群だしね。

ということで、Wikipedia登録して、今Aamir Khan翻訳してるんですが、まあああああああ長い!!!さすがっす!
読む分には問題ないけど、翻訳するとなると早くも挫折しそうだわ……。

でもインド映画が日本人に広く伝わってほしいので、少しでも力になりたいなと思う。



・TOEIC800点を超える

前回(2017年の5月時点に)受けた時の結果は725点でした。4年くらい前の前々回が540点なのでちょっと頑張った!

次は800を超えられるように頑張りたい。

英語ができても仕事ができないと意味は無いけれど、補助的に求められることも仕事上あって、もう少し自分の英語力を担保できる何かがほしいと思ったり。 

4月のTOEIC受けます!



・インドで働く

これは、インド映画が好きすぎて、リアルタイムで見たいと思ってね。
行きたい場所もたくさんあるし、それならもう旅行で行くんじゃなくて働けば良いのでは?と思った。
いくつかの結婚式とフジロックが終わったら向こうに行くようなスケジュール感で動いていきたいな。

(まあ、その場合、恋人とどうするかってことは考えなきゃいけないんだけど。)

とりあえず転職サイトを見るようになりました。



・さっさとアプリを作る

これは去年のやりたいことだったんだけどやらなかったんだよね。
とりあえず、やってみ?の精神で何事もやろう。



・10kg痩せる

ここに並べると上に書いたやりたいことが薄く感じられてしまうくらい、現実味のない願望……。

1年半くらい、ウォーキング&スイミングダイエット上手くいって痩せてたんだけど、やらなくなってすっかり元通り。

今はピラティスとちょっとジム通いなので、食事のことも考えよう。

食べるの大好きなので辛いけど。

夜は、もやしか豆腐か野菜か野菜スープ。
21時を超えたら食事は摂らずに水で我慢!とか具体策ね。

頑張るぞ。



26歳も楽しみます!

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