パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2018年06月

「If You're Over Me」に気付かされたこと

昨日の夜、友人に勧められたバンドYears & Yearsの新曲「If You're Over Me」を見て、ハマったんです。
この曲の音も声も好きで、ニューアルバムとフジロックが待ちきれませんが、アルバムはまだ出ていないのでYouTubeでPVをずっと見ています。


PVの中で、この男の人はあの男の人のことが気になってるんだな~と胸キュンする描写がありました。

それに気付いたと同時に、私が頭の中で考えていた歌詞のYou(あなた)とI(わたし)が、僕と私であったことを自覚しました。

音楽はいろんな人に届くものだし、作詞者の意図とは離れたところで、音楽を聴く人の体験に沿って歌詞の印象は変わるものだと思います。

私の体験においてはYouとIが僕と私になることは自然なことでしたが、英語の歌詞を日本語で考えてしまうと不自由さが生まれるんだなと思いました。

英語のままだったらYouとIだけで良く、その単語の奥に広がりもあるのに、日本語にしてしまうと、僕や俺や私、君やあなたになってしまう。

それは日本語表現の多様さであり面白さでもあると考えていますが、個々人が持つ呼称へのイメージを勝手に規定してしまう不自由さもあるんだな、と今回思いました。

気付いてから、歌詞の和訳サイトをいくつか見たんですが、一人称の表現は様々でした。

翻訳って難しいんだな、とあらためて思いました。



それに加えて、日本語で表すという点でもうひとつ気になった事柄を思い出しました。


外国人の話す日本語の表記について

少し前に、インド映画『バーフバリ』のプロデューサーと監督が来日しました。

彼らの舞台挨拶やインタビューなどのたくさんの記事が日々アップされ、どれも楽しく読んでいた中で、ひとつの違いに気がつきました。

監督が舞台挨拶で言った「こんばんは」を「コンバンハ」と書いていた記事が少なからずあったんです。

なんでカタカナにする必要があるのかな?とその時は単純に疑問に思いました。

あまり日本語の上手くない、日本に馴染みのない人が日本語を話す時に、カタカナ表記にする傾向があると思います。

今はっきり思うのは、私はこれが嫌です。

外国人アーティストが来日した時のライブの記事でもよくあることですが。「アリガトー!」のように。

日本語ネイティブが外国語由来でない日本語を話す描写で、ひらがなや漢字の単語をカタカナにすることってほぼないですよね。

わざわざ日本語で言ってくれたんだということを強調したいのであれば、カギカッコなどでも良いと思います。

話を監督の舞台挨拶に戻すと、Instagramのストーリーにアップされていたんですが、監督は舞台裏で一生懸命「こんばんは」を練習してたんです。
観客に伝わるように発音やイントネーションを覚えようとしてくれてたんです。

それを知っていたからこそ、カタカナでの表記に強く違和感を覚えました。



私は自分の話す英語を「Ittoh izz zaa pen」って書かれたら悲しいです。

私が英会話学習を始めた当初、英語が下手くそでも、決して笑わずに根気強く聞いてくれた英語ネイティブの友人達には本当に感謝しています。
あの受容が無かったら、私は挫折していたかもしれないし、他人の努力を笑っていたかもしれない。

だから、せっかく日本語を話そうとしてくれている人がいたら、私も笑わないで聞きたいし、日本語の表記は日本語のそのままで良いと思っています。

おわりっ。





Twitterにしか書いていませんが、ピラティスをやっています。
始めてから、もう満10ヶ月になりました。

最近やっと、わからないこともまだまだあるけど、まともにできるようになってきたかな?と思ったので、ツイートを中心に自分の変化をまとめてみたいな、と思いました。

(ピラティスの各クラスの内容や動き方の詳細については書いていません。)



ピラティスとは?

ドイツ人で従軍看護師であったピラティス氏が開発した、運動…?です。

リハビリや、ヨガに似ているというイメージが強いかもしれません。

創設者のピラティス氏は「ピラティスとは何か」を定義していないそうで、バレエ向けやスポーツ選手向けなど様々な流派があり、人によって説明する言葉が異なると思います。

私は「骨や筋肉を自分で使えるようになる姿勢改善の筋トレ」と友人に説明することがありますが、先日聞いた説明の仕方で「自分の身体の使い方を再教育する」というのはストンと腑に落ちるものがあり、わかりやすい表現だと思いました。



始めた理由

1年前に転職してから、街を歩くようになりました。不動産の会社に転職したんです。
対象エリアが一都三県という広範囲であるため、本当に毎日毎日現地を見てエリアの勉強をしていました。

前職も営業マンで1日3~4件客先訪問をしていたので、1日10,000歩以上歩いていたのですが、転職してからはそれが15,000歩を優に超えるようになりました。

そうして転職して1ヶ月が過ぎてから、左膝と左の股関節が痛み出しました。
痛みを感じながらもたまにストレッチをするのみで放置していたら、ある時足が痛くて階段を登れなくなりました。痛くて膝を曲げられなくなったんです。
あまりの痛さに左脚を引きずって歩いていました。

このままではどんどん身体がおかしくなっていく、左側だけが痛いということは、病院に行くほどではないだろうけど、整体か、何か姿勢改善できるものはないだろうか、と考えるように。

そんな時、会社のポストにピラティスの無料体験チラシが入っていたんです。

膝と股関節が痛くて対策を考えていることを会社でも話していたので、そのチラシを会社の人が教えてくれ、次の週には体験に行っていました。

体験で担当してくださったインストラクターの方がとても良く、体験の1回だけでも実際に身体の変化を感じたため、体験後に申し込みました。

そんな経緯があり、2017年の7月に体験し、8月1日から通い放題プランでピラティスを続けています。



体験直後


(以下、「クラス」と「レッスン」、「先生」と「インストラクターの方」は同義語です。正式な表現はわからない……。)



1ヶ月目









AliaやDeepikaというのはインドの女優さんです。
マシンピラティスに取り組んでいる動画がアップされたりしているので、それを見て私も頑張ろう、と思っていたりするのです。


この時は3日に1回くらいのペースで行ってる!



2ヶ月目



マットピラティスのグループレッスンを受けているんですが、やわらかいボールを使ったり、タオルを使って行うレッスンもあります。



傍目にも多少は変化が表れているようでした。この時は。



これは本当にそう。今私は自分の身体のどこを動かしているのか、動かそうとしているのか、に集中するので、45分間なり1時間なり、他のことを考えられなくなります。


食べなければ痩せる、食べれば太る、ということで……。



3ヶ月目


仕事で必要な資格試験の勉強のため余裕が無く、ピラティスへは2週間行きませんでした。


フォームローラーという、ポールを使うレッスンもあります。


インストラクターの方がたまたま鍛えている方だったのかな、と今は思います。
ピラティスは体幹を鍛えるので、ピラティスでシックスパックが作られる、というものではないと思います。



4ヶ月目



自分が教えるレッスンが無い時には、自分よりも上のレベルの方のマンツーマンレッスンを受けるんだとか……。
言われてみれば当たり前なのかもしれないけれど、自己研鑽の気持ちが皆さんすごいなあと驚きました。


この後食べまくってしまったのでお尻の脂肪が戻ってしまいました。
ピラティスはもちろん身体を使うので、ダイエット効果につながるとは思いますが、ダイエットのルールとしてはやっぱりカロリー消費量と摂取量のバランスが大事。


この時は通常感じていた辛さがあまりなく、できることへの感動がありました。
辛いことにあまり感情を寄せたくはなく、自分の思うように身体を動かすことに集中できるようになると嬉しく感じます。


私は家で時間を取ってピラティスの自己トレーニングをすることはしていないので、ピラティススタジオに行けないとストレスが溜まります。



5ヶ月目



やっと行けた時の喜び。


当時はジムでダンベル筋トレもしていたんですが、ピラティスで使う筋肉と筋トレで使う筋肉が違うので、例えばピラティスの筋肉痛があっても、ダンベル筋トレはできます。



6ヶ月目


インストラクターの方が合う・合わないということはあるのかもしれません。
私は、今はスクールの環境にもインストラクターの方にも慣れてきたのであまり感じませんが……。
冒頭にも書いたように、流派があって、それぞれ目的が異なるので、「ピラティスを通して自分が実現したいこと」がスクールと合わないまま入会してしまうと違和感を感じるかもしれません。

お金もそれなりにかかるので、いくつかのスクールを体験して、納得してからの入会をお勧めします。



7ヶ月目


中級クラスを受け始めて体感時間5分ほどで辛く感じ、なぜ私はこのクラスを選択してしまったのか、という後悔に襲われます。
でも終わった後の身体のほぐれ具合を経験してしまうと、やめられなくなる不思議……。


マンツーマンレッスンを勧められたので、レッスン費用を払ってトライしてみました。

これまではグループレッスンのみだったんですが、マンツーマンだと、全てを見せて、全てを見られるので緊張しますが、それまで注意されてこなかったことが分かるようになるのでとても良いです!!



8ヶ月目


テレビで初めてプロレスを観た時の感想です。飯伏の体型が好きです。


同伴無料デーが毎月5~7日間ほどあるので、友人や弟を連れて行ったことがあります。
ピラティスは自分と向き合うものとはいえ、一緒にできる人がいるのは楽しいです。


これは、本当に驚きで、今でもくるぶしの骨の形がわかるくらいに効果が出ています。
長年脂肪に包まれていたのに!
たくさん食べたのでお尻の脂肪は元に戻ってしまったけれど、くるぶしの部分は痩せた(?)ままです。


私生活のストレスにより食べまくったので脂肪が元に戻りました。縦筋は多少あるけれども……。


だいたいいつも「おにーーーーーーーー!!!」と思いながら中級クラスを受けてます。



9ヶ月目


今まで受けていた中級が、レッスン名の変更によりビギナー向けになりました。
うそでしょ…!私はビギナーから抜け出せそうにありません……。


グループレッスンの会員を継続しながら、月に2回程のペースでマンツーマンレッスンを受けていました。(今は金銭的事情によりストップ。)
グループレッスンだけでは気づかなかったことがわかるので、マンツーマンは本当に良い気付きを与えてもらえると思います。「動かし方がわからない」ということがわかるようにもなりました。


仕事の後にピラティスに行っています。
クラスによりますが、ホットヨガほど汗はかかないです。
私の通うスタジオにはシャワーはありません。


やればやるほど、わかる部分とわからない部分というのがはっきり認識できるようになって、そうすると、できない自分に気持ちが向いて落ち込んでしまうので、できるようになったことも意識することが大切だなと思います。


今更ですが、ピラティスを始めて1ヶ月後には、左股関節と左膝の痛みからは解放されていました。整体などには行っていません。

また、1年半ほど前に(運動不足により)良性発作性頭位めまい症を起こし、日常生活が送れなくなったこともあり、意識して、運動することを継続しています。

私のピラティスの目的は「健康を取り戻し維持する」ことなので、インストラクターの方々から痩せることへのプレッシャーを感じたことが一切ありません。
これは、減量することがピラティスの主眼ではないことと、私の目的の共有ができていることでもあり、とても良いことだと感じています。
マンツーマンレッスンでは、毎回その時の身体の状態や、こうなりたいという目標を引き出すことから始まり、最後は、今後の身体の課題を確認して終わるようになっています。
そういう方針が私には合っているんだと思います。



10ヶ月目


初めて受けたクラスがとてもきつかったんです。その日は夏の陽気だったことと、窓から入る風しか冷気を感じられず汗だくになりました。全身筋トレの回でした。


インドのマッチョ俳優の筋トレ動画を思い出して頑張りました。


結局この日BCAAは飲めませんでした。


レッスンを受けて5時間後には筋肉痛なんて、信じられませんでした。

そして次の日の夜。




ピラティスって、未経験者が想像するほど、あまり筋肉痛を感じないんです。
日常生活の様々なシーンでちゃんとした姿勢を意識すると、筋肉痛を感じますが、姿勢が整ってないと体幹が使われないので、痛みをあまり感じません。

そのため、たまにこういった外側の筋肉を使うトレーニングをすると、筋肉痛の部位が近いので、使っている筋肉の違いがわかって面白さを感じたりもします。



これまでの受講回数

pilates

平均すると月7.7回の受講。月8回を目指しています。



まとめ、そしてこれから

自分が続けられるかわからなかったのであんまり積極的に発信はしていなかったのですが、こうして10ヶ月の感想をまとめてみると、自分の振り返りができて、効果をあらためて感じることもできたので良かったです。

11ヶ月目に入りますが、ピラティスを継続しつつ、また、ジムでのトレーニングも再開しようと思います。

いつかは、一人でピラティスができるようになりたいなあ、と思っています。養成講座を考えたりもするけれど、今ではないかな……。

やっぱり健康第一なので、足腰の痛みへの不安が無く、目眩のトラウマをなくして、ますます楽しい人生を送っていきたいなあという思いを強くしました。

やってみたい人はぜひ一緒に!でもいいし一緒でなくても良いので、ぜひピラティスの世界へ!お待ちしてます。(笑)

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