パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2019年11月


こんにちは。Ayumi (@apon0429) です。

2019年4月から2024年1月までインドのグルガオンに住み、日系企業で営業マンとして働いていました。

profile


なぜインドにいたのか?

映画『きっと、うまくいく』を観てインド映画にハマり、念願のインド旅行を経て、インドで暮らしてみたい!と思いました。

インドで暮らしていく方法は、留学や旅行(長期滞在)という方法もありましたが、私は就職を選びました。

正確に言うと、現地採用としてインドにある会社へ転職することにしました。


インドに来るまでの仕事と現在

◆2014年4月~
新卒入社したIT系の会社で3年、法人営業の営業マンとして働きました。
働きすぎたためか、めまいの病気になり、2週間休職し復帰後に退職を決意。

◆2017年4月~
その後、当時のお客様だった会社に拾って頂き、そこでも法人営業の営業マンとして2年働きました。
私がインドに興味があることを理解して頂いてたためか、海外案件も振っていただいたりしていました。
それでもインドへの関心がやまず、仕事は好きでしたが退職。

◆2019年4月~
インドと日本の合弁企業にて、ここでも法人担当の営業マンとして活動していました。
法人営業を専門にしつつ、2020年後期から拠点長となり3年間マネジメントにも奮闘しました。

◆2024年1月~
インド人の夫からの提案で、今後の拠点を日本に置くことを決め、日本に本帰国しました。


ブログで書いていること

インド生活で経験したことやインド旅行、インド映画や映画全般のこと、ハマっている音楽のこと、読んだ本のことをつらつら書いています。
素性は公開していないものの、赤裸々系です。

キャリアや営業の考え方については、書こう書こうと思っているものの、キャリアのためだけにインドに行ったわけではないため、考えがまとまらずまだあまり書けていません。


SNS

X(旧Twitter)で呟いています。





私がインドに来るまでに、あるいは、住んでいる間にこれが知りたかったなあ、というようなことをたまに書いています。

小さな情報でもお役に立てたら嬉しいです。



こんにちは。

先週末から親指の第一関節が痛いな~皮膚の中が切れてるのかな~と思っていたら、イボ予備軍みたいなものができていて少しずつ痛みが増してきました。

いつもの健康報告です。


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さて、インドに来て7ヶ月が過ぎました。

体調が安定せず、昼間に外に出ても暑すぎて動けない、涼しくなったと思ったら今度は大気汚染……。

逃げられない過酷な環境を言い訳にして、この7ヶ月、私はいったい何をしていたんだろうか?とふと考えてしまいました。

仕事は本社からのバックアップがあり、営業マンとしての血と肉をよりつけられる大変有り難い環境でございます。

それ以外の、プライベートの部分。個人の人生とインドに来た目的の部分。

なんか、何もやってなくない?

成長してるかな?


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インターネットだけ見ていると、「海外現地採用で頑張ってキャリアアップ!インドで働くというのはこういうこと!」みたいな人の声が大きくて、気弱な私はちょっとビビってしまう。

「目の前のことを頑張ってたら今って感じだし……。」という人間なので……。


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でもなんで今改めて考えたのかと言うと、私よりもバリバリ働いているインド人、自分の人生の目標のために今頑張っているインド人を見て、刺激を受けたのがひとつ。

日本にいる友人から、インドで頑張っててすごいと言われ、「労働するという点だけ考えれば日本でも同じだから特別何か頑張っていることってあるだろうか」と思ったのがひとつ。

リシュケシュに一人で旅行してみて、「あれ?一人でもできるようになってる。」と気付いたのがひとつ。

単純に、努力している人はカッコ良いし、できないことができるようになる感覚を得られるのは楽しいよね、と思いました。


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ということで、わかりやすい努力の部分で毎日英語を勉強する時間を取るようになりました。

インスタで毎晩ニーチェの言葉を流しているのはその一環です(笑)

ニーチェは本がボロボロになるほど読んでいるので、洋書でもスッと頭に入ってくるだろうというだけの考えで続けています。


わたしはわたしの目標をめざす。わたしはわたしの道を行く。ためらう者、怠る者をわたしは飛び越そう。

君たちは、君たちの敵をさがし求めなければならぬ。
君たちの戦いを戦わなければならぬ、君たちの思想のために。
そして万一君たちの思想が敗北しても、その敗北にたいする君たちの誠実さが勝利の声をあげうるようにしなければならぬ。

(ニーチェ『ツァラトゥストラ』)


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正直に言うと、9月にあまりにたくさんのインドならではの出来事が起きてメンタルが落ち込み、インドが大嫌いでした。

お邪魔させてもらっているという意識はありつつも、

生まれ育った国と違う環境で暮らすということはこんなにハードなのか。

多様性ってなんか良さそうなことのように言われているけど、本当はそれぞれが少しずつ我慢したりギスギスしたりしながら落としどころを見つけていくものなんだろうな。話し合いで理解し合えることなんて絶対に無いんだろうな。

というようなことを考えて落ち込んでいました。

それでも「日本に帰りたい」と思ったことはなく、今日まで生きてこれているのはやっぱりインド人のおかげだと思います。ありがとう。

言わずもがな、友達0人とネタにしつつも日本人の皆さんにも救われています。



「何かしないと」と思えるようになったのは、この環境に慣れたり、比較的健康な状態を継続できてきて余裕が出てきたからこそ、というのも事実ではあると思います。

ここからまた努力を積み重ねていけるように、それを継続して当たり前にできるようにしたいな。



最後もニーチェの言葉で。

これからは、君たちに名誉をあたえるものは、君たちがどこから来たかということではなくて、君たちがどこへ行くか、ということでなければならぬ。
君たち自身を超えてかなたをめざす君たちの意志と足とがーー君たちのあたらしい名誉であれ!

(ニーチェ『ツァラトゥストラ』)





こんばんは。

ずっと記録は取っているんですがアップできていませんでした。

10月は、9月からの不調を引きずりつつもなんとか頑張った月、という感じですかね。
仕事とインド生活のプレッシャーでメンタルがやられてた以外の記憶がありません。

さて、10月ですが、特別費が計上されて過去最高の支出となりました。

※家計簿の表示金額は全部ルピーです。


日別支出

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費目別支出

October2



10月の支出は68,602ルピー=約105,120円。

今回目立つのはその他。
これは日本行きの往復航空券を買ったんです!
なんと37,698ルピー=約57,765円!
「今年は難しいだろうけどもう来年早々に日本に帰ってリセットしないとインドでやっていけない(泣)」という精神状態だったので、自分を励ますためにANAセールのタイミングでポチりました。
このチケットを予約したことで「もうちょっと頑張ろう」という気持ちになれました。

ということで、航空券代を除いた、普段の生活費が30,904ルピー=約47,355円。
まずまずじゃない?それに前月からだいぶ減ってる!

外食は10,000ルピー前後で抑えられてるし、食材費も4,000ルピーに達してないし、なぜか食費にあまりお金をかけていない……。食欲無かったわけではないはずだけど……。

娯楽は、全部映画鑑賞代。10月は映画館で6本観たけど、色々思い出があるなあ。

交通費は、どこに行くにもUber Goだったのでちょっと使いすぎた。
たまには電車で移動する気持ちで予定を立てないといけませんね。

あとは、普段全く飲み会に行かないんですが、10月は2回参加してました。
日本人に会いたくなる精神状態だったんだと思います。

お金の使い方に精神状態が現れてる……(笑)



私の環境

・会社支給のお部屋に住んでいます。(自己負担ありですが給料天引きで税金等複雑なので支出の中に入れてません。)
→毎日朝食あり
→週6回ハウスキーピングあり
→ランドリーサービスあり(家賃込みのランドリーに出していますが、共用の洗濯機も使っているので洗剤代はかかります。)

・Wi-Fi契約料、ケーブルテレビ料金、水道光熱費の自己負担はありません。

・出退勤と仕事の移動は会社の車です。

・プライベートの移動はオートリキシャー、デリーメトロ、Uberです。

・プライベートの携帯電話はAirtel399ルピープランです。10月の支払いも471ルピーでした。

バレーボールに行ける元気がなく1回しか行けませんでした……。



9月は精神的にボコボコにやられてたはずなのに、あんまりちゃんと書いてなかったですね。

9月中に切り替えられずにその余波が10月にどっと来たのかなあ。

まあ9月の1ヶ月が強烈だったから自分としては10月もメンタルガタガタなのはしょうがないんですが。

これを書いている今はだいぶ前向き!頑張るぞ。





リシュケシュ旅行に行ってきた【3】の続きです。



ガンジス川沿いの散策を楽しみながら、 目的地The Beatles Ashramに向かいました。

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The Beatles Ashramというのは俗称で、正確にはMaharishi Mahesh Yogi Ashramという場所。

約50年前、The Beatlesが彼女や取り巻きを引き連れて精神修行にやってきたことで有名なヨガ修行の場所だった。

この修行からイギリスに帰国して発表したのが『The Beatles』通称ホワイト・アルバム。

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『地球の歩き方』を読んでこの場所を知り、洋楽好きとしてはたまらなく気になってしまい、ここに来る一番の目的になった。

今でこそ街ができているけど、当時のリシュケシュってどんな感じだったんだろう。

やっぱりもっと何もなかったのかな。

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だんだん人がいなくなっていくからこの道で合っているのか不安になりながらもGoogleマップに従う。

看板とか何もないの。何かあってもヒンディー語だし読めないし。


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雰囲気出てきたな~と思っていたら到着。入口の写真は撮り忘れてしまった。



外国人観光客は入場料600ルピー。

私はPANカードという納税カードを持っていたので、それを見せたらインド人料金の150ルピーになった。
言ってみるもんだ。



入ってからすぐに上り坂。もうここから雰囲気出てる。

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ベンチで休憩必至です。



上り切ってからは雰囲気に飲み込まれたなあ。

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建物がかなり古くなっていて廃墟状態なんだけど、あらゆる壁にファンアートが描かれていて見応えがあった。

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こんなインスタ映えスポットに一人で来るもんじゃない(笑)

まあ近くにいる人に撮ってもらえば良いのかもしれないけど、インド人みたいにポーズ撮るの上手いわけではないし……。

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これは瞑想する場所で、上のドーム部分に中から階段で上がれるようになっている。
下の部分は何のスペースなんだろう。なんで2階建てにしたんだろう。

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サンスクリット語?ヒンディー語?
ドーム部分に文字がかたどられているのがなんかいいなと思って。

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上から見えるリシュケシュとガンジス川の景色もまた良いものでした。

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ビートルズのみんなも見たのかなと思いを馳せた。



あ、そうそう、ジョン・レノンが好んで使っていたという9番の瞑想ポイントにも行ったよ。

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階段がちょっとボロボロすぎてさすがに上には行かなかったけど、ドーム内の壁一面のアートが外からも見えた。

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ほんとに9という数字が好きだったのか?
施設の入口が近いからここを選んだのでは?
と敷地内を歩き疲れて邪推してしまったのは私だけだろうか。



当時のビートルズの写真がずらっと飾られていたりもしました。

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あとおまけ。漢字に見える入口のドア。木田。本田でもいいかもしれない。

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The Beatles Ashramとっても良かったので、おすすめ!

インドに来たビートルズファンは一回行って損はしないと思う。

そして廃墟好きにはたまらないでしょう、ここは。



目的は果たしたのであとは帰るだけ。

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川岸まで行ってガンジス川の水も触ってみた。まだまだ入れる温度。

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結構潮のにおいがして不思議だったんだよね。塩分含んでるのかな?



来るときに渡った橋とは別のRam Jhulaという橋。こっちはバイクでも通れる。
揺れて怖いのでやめてほしい。

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それから、30分以上歩いて歩いて歩き続けて、辿り着いたTriveni Ghatという沐浴の場所。

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歩き疲れてるし暑いしで、乗り合いのオートリキシャーは10ルピーだから乗れば良かった。のに、前日にぼったくられたのを引きずって意地になって歩いてしまった。

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グルガオンではあんまり見かけないけど、子犬がいっぱいいたなあ。

昨日か何かお祭りをやっていたのかここ一帯が凄く散らかってたわ……。

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見るとこ見たしあとはもう帰るだけ、と思って休憩できるようなカフェを探しながら街中を歩きまわったんだけど……。

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まあああ、ないよね。カフェが。ない。

ガンジス川の橋と橋の間の観光エリアはいっぱいおしゃれカフェがあったのに、駅周りの街中に行くと本当にそういう休めるところがない。

いや、ローカルな屋台とちょっと椅子かもしれないものが置いてある、みたいなところはあるんだけど。違うんだ。



そして1時間くらい歩き続けてやっと見つけた大丈夫そうなおしゃれカフェがこちら。

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WAFFLE STATIONって書いてあって、洋食だ!椅子がある!と思って飛び込んだ。

ガソリンスタンドの一角にあるお店。

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バニラシェイクとピザポテトを頼んだよ。美味しかった。

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あと、歩き回ってた時に見つけたアンベードカル氏の像。

アンベードカルのしたことについてはまだあんまり詳しくないんだけど、インド映画だと、どういうエリアを表すのかっていうモチーフとしてたまにアンベードカル像が出てくる。

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それから、ローカル映画館を見つけた!めっちゃ行きたい!

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1スクリーンで、一番安い席で40ルピー(約61円)、高いプラチナムシートで180ルピー(約276円)。

グルガオンのショッピングモールにある映画館の相場と比べたら3分の1くらいかな。

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開始時間が近づいてきていたので、人がわらわら集まり始めていた。

午後暇だったからここまで辿り着けてたら良かったなあ。
でも次回来た時の楽しみにしとく!楽しみすぎる!



もうあとはバスに乗るだけ。ここがバスターミナル、ISBT Rishikeshです。
トイレは5ルピー払いましょう。

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バスの座席が最初から倒れてると、気を遣わなくて良いよね。座るのも一苦労だけど。

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帰りのバスも行きと同じく501ルピー(約767円)。



そこから17時に出発してデリーには23時に着く予定だったのに、結局着いたのは夜中の2時。

その間トイレ休憩は19時の1回だけ。膀胱との戦いだった。



そしてこの日の歩数は29,398歩!ディズニーランド並み。

体温調節のしにくい長袖ニットで来てしまい汗が乾かず歩き疲れたけど、総じて楽しかった。
ほんとリラックスできた。

次また来るときは、感動を共有できる誰かと一緒に来れたらいいな。

ほんとおすすめ!大好きリシュケシュ!




リシュケシュ旅行に行ってきた【2】の続きです。



瞑想から宿に戻る時間でもまだ7時45分。

街が目覚め始める雰囲気が好きでいっぱい写真を撮ってしまった。

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あちらこちらの壁に絵が描かれている。

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かわいいね。



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宿でチェックアウトしてから歩いてガンジス川にChill outへ。

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どう?

これこそ私が求めていた景色。


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早くも、リシュケシュで迎える初めての朝に、ここに来て正解だったと思った。


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砂浜はキラキラしていた。なんの成分だろう。

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さあ、橋を渡るぞ。

これはLaxman Jhulaという橋。

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こんな吊り橋だと思ってなかったんだよね。コンクリートでできた橋だと思ってた。


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自撮りするインド人たちを早歩きで追い抜きながら撮った景色。


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景色は良い。景色は。でも怖い。



秒で橋を渡ったら待ち構えるシヴァ神。
マハーバーラタのガンガーダラと関係ある?

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Googleマップで検索しながら落ち着ける場所を探して歩き続けた。

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ここを歩いたのは9時半頃だったけど、それでもまだ開いてないお店がちらほら。



そんなこんなでGoogleマップでの評価の高さだけを基準にして決めたカフェで朝食。

大正解でしょ。

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結構風が強かったから、耳が過敏で強風恐怖症の私はちょっと緊張。

でも待ち望んでいた山と川の景色に身を委ねたらいつの間にか平気になっていた。

ちなみに料理の味は微妙だったけどハーブティーは美味しかった。

朝で空いてたのもあって、1時間くらいいたかなあ。

最高の時間の過ごし方。



それからガンジス川沿いをお散歩。

ガンジス川沿いにアシュラム(ヨガ修行のための宿泊所?)がたくさんあるのか、サドゥー(修行僧)の方々も歩いてた。

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牛も水分補給。

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リシュケシュの牛たちは、グルガオンで見る牛よりも二回りくらいサイズが小さいような気がした。種類が違うのかな?



道が整備されていて、ベンチや東屋が至る所にあった。
ガンジス川を見てChill outしなさいって言われてるようだった。

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もちろん川まで行ける。沐浴してる人もたくさんいたなあ。

沐浴も、リシュケシュのガンジス川なら大丈夫そう……。

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今回の旅で私の一番好きな写真。

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お目当ての場所まで全然辿り着けない……。(笑)



リシュケシュ旅行に行ってきた【4・完】につづく。



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