パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2022年01月


2022年2冊目、中島敬二著『インドビジネス40年戦記 13億人市場との付き合い方』を読みました。

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著者の方、グルガオンでは知る人ぞ知るお方で、私も好きな日本食レストラン「愛味」の会社を設立した方。
かねてからお名前と著書については知っていて、読んでみたいと思っていました。

インドに仕事をしに来る人は読んで損はないでしょう。
力強くインドと向き合った経験が書かれていました。 
凄くエネルギーを感じて、営業マンとしては、交渉とは何たるかを垣間見せてもらったように思います。
バリバリ働いてきた商社マンというイメージだけでなく、謙虚な方なんだろうとお人柄も感じられました。

グルガオンのこの10年だけでも大きな変化だと聞くのに、トータル40年を超えるインド経験というのは想像を絶する覚悟と苦労がおありだろうと読んでいて気が遠くなりそうでした。
インターネットもスマホもまだない時代……。昔の映画で見たテレックスの話が出てきました。


私が首を縦に振りまくったポイントはここ。
嫌な思いをしたときは、腹を立てる前にインドの慣習かどうかチェックすることにした。結果はほとんどが一般的インド流であることがわかり、これらに対しては腹を立てないようにした。
圧倒的に正しい。
自分が嫌だな、不快だなと感じることについて、その感じた気持ち自体は否定しないけれども、自分が外部の環境からやってきた人間であることは認識すべき。
「インドだから」という諦めで対応するのではなく、自分が異質な存在であることを認めるほうが先。
その上で、この状況にどう向き合うかを検討せねばならない。
インドが他人だった時はスルーできたことも、結婚した今はその気持ちと同居しないといけないこともあるのです。

108ページから始まる「処世術 インドを嫌いにならない方法」もインド初心者には大変参考になるご経験だと思う。
詳細は読んでいただければと思う一方、一点だけ修正。

ジュガードというインドの臨機応変な応急措置の考え方・方法について述べられていたんですが、英語表記ではjugaadではあるものの、本来のヒンディー語の記載・発音ではジュガールなのです。
現在もジュガードと表現する人が絶えないのは、多くの方がこの本(もちろん他の本もあるけれど)を読んでいらっしゃるゆえに、その影響力が大きいのかなと想像したりしました。

最後に、本の中で複数回引用されていた言葉も心に響きました。

A friend in need is a friend indeed.
困った時の友こそ真の友。
私もそんなふうに言えるようなお付き合いを重ねていきたいなと思います。


インドビジネス40年戦記
中島 敬二
日経BP
2016-04-07



2022年1冊目、借りっぱなしだった、ひろゆき著『これからを生きるための無敵のーお金の話』を読みました。

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内容としては、著者はベーシックインカム大賛成という立場なんだなということがわかりました。 

新たな知見を得られるというよりは、これ良いなと感じた言葉がありました。

人を応援する人は、幸せになる!
2022年の目標に書き忘れたんですが、自分の支出の「プレゼント・寄付」部分の割合を今年は増やしていきたいなと思っています。
いろんな形で人を応援していきたい。

値段がついているものだけが買えるーーお金のできることってそれだけなんです。(中略)お金で買えるものでは、大して人生変えられない。
よく言われる言葉ですが、それにしても、お金で買えるものでは、大して人生変えられないというのは所得のある人こそ言えることですわ。
ふと思ったんだけど、親がいくら子どもに教育機会を与えても、子どもがそれを受け取り努力しなければ人生は変化していかないものね。


何をもって自分は幸せを感じるのか?自分を嫌いにならないで生きるには何が必要なのか?そこがわかっているかどうかが、その人が幸せになれるかどうかのポイントだと思います。そしてそのとき、お金はどれくらい必要なのか?
そのあたりを知っておくのが、幸せになる近道だと思います。
私は、今まで旅行が本当に好きで、そのためにお金が欲しいという欲望がありました。

ブランド物とか、家や車にはあまり興味がなくて、死ぬまで旅行に困らないお金が欲しいなあと思っていました(笑)

生活にいくら必要で、旅行にいくら必要なのかはおおむねわかっているし、インドに来てある程度貯金ができた今、漠然とした不安は消えているような気がします。

これから、家族が増えたりすると、生活に関するお金を心配していくことになるのかなというのは想像できますが。

まあ、「決めてもらう」って手もあります。「宗教に入る」っていうのは、決めてもらうわけですよね。「あなたはこうしたら幸せですよ」って決めてもらって、そのとおりにしたら幸せだと思い込める。
私は宗教や信仰に興味があり、これは私にとっては新しい考え方だったので心に残りました。
この本の本筋とは全く関係が無いんですが、宗教とは、たしかにそういうものですね。



本の厚みの割に文字数は少ないので、1時間ほどでさらっと読めると思います。
興味のある方はぜひ。




こんにちは。

2022年のテーマは『トライアル&エラー』です。

日本語ではトライ&エラーかと思うんですが、昨年末に読んだ、堀江貴文著『英語の多動力』に英語だとトライアル&エラーだと書いてあったので真似してみました。

先に、今年の目指すところを書いておきますね。


1. 読んだ本の記録をつける

昨年は60冊読みたいと書いておきながら、おそらく5冊くらいしか読んでいないのです。
本の内容が無くても感想が短くてもブログに残しておこうと思います。
そして2022年の終わりにカウントしましょう。
仕事をしていると読書の時間が限られるので、せっかく読書に時間を割くなら有益なもののみと思ってしまうんですが、あまり選ばずカッコつけずに興味の湧いたものは読んでいきたいと思います。

積ん読の解消としては、『Thus Spoke Zarathustra』(ツァラトゥストラ英語版)とインドでベストセラーの『Ikigai』を読み通したいな。



2. 体重を7kg落とす

昨年は10kg落とすことを目標として、結婚式までに5kg落としたんですが、その後2kg太りました。
なので、目標体重まで今年はあとマイナス7kg!
昨年は全く運動しない日が95%ほどだったので、1日20分はストレッチorスクワットorラジオ体操をやろうと思います。
1時間ウォーキングとか無理な目標は立てません(笑)



3. ヒンディー語のレベルアップ

アプリで初級を終えてから中途半端なままでもどかしい。
語彙を増やすことと、熟語を覚えること、基礎文法を完了させることが今の私にとって重要だと思います。
スピーキングやリスニングはその後でどうにでもなるし、誰かとコミュニケーションを取りたくてヒンディー語をレベルアップさせたいわけではないんだなと昨年感じました。

ヒンディー語の会話に参加したいと強く思っているわけではなく、
・家族内の会話があらかたわかればいい(わかるけど、語彙がもっと必要)
・ヒンディー語の映画を英語字幕で観るのが疲れてあまり観なくなってしまったので、心理的ハードルを下げたい
モチベーションはこれくらいです。
文字読めるけど、本読みたいとは思ってません。

正直、UberドライバーやZomatoデリバリーの話す骨子がわかるようになったので、次はどうレベルアップさせようかと思って放置したのが2021年。
そして結局、ヒンディー語スクールには通わなかったので、独学で一通りやってみて失敗したら別の方法を考えようと思います。

<1> 東京外国語大学言語モジュール ヒンディー語 を利用する
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/hi/dmod/lp/
外大がこういった教材を無料公開しています。

<2> HindiPod101 を利用する
https://www.hindipod101.com/
有料プランもありますが、一旦無料登録でできるだけ試してみたいと思います。



4. TOEIC900を超える

インドに来るずっと前の2018年4月に受けたのが、最高点745でした。
日本の就職で一つの基準とされるTOEICの点数は730以上なので、当時のその目標を超えた後はやる気が無くなってしまいました。
自分のビジネス英語力の向上として、900を目標として再度学習しようと思います。
グルガオンでも受検できるので、一時帰国を考慮して、4~5月の開催日程が出たら申し込む予定です。

4年前と点数変わってなかったらショックだけどね……(笑)



5. 幸せな人生を送る

昨年と同様の継続的目標ではなく新しい目標を立てようかな~と言っていたら夫が「Happy life」と言ってきたので採用しました。
後ほど書こうと思っていたことに通ずるんですが、私、今プライベートは本当に幸せなんですよ。

一方、仕事面で他責思考になってしまっている現状が苦しく、かといってもう頑張れないと自分でわかっているんですよね。
今までは独身だったし仕事がオンでプライベートがオフと切り分けて生活できていたんですが、オンの時のストレスが自分自身だけでなくパートナーや家族に向かってしまうの、不幸じゃないですか?

私が夫にそれを求めていないのに、私が夫にそれをするのも、おかしな話ですよね。

今の仕事をどうするかは検討しているところでブログに詳細を書けるような話ではないと思うんですが、トータルで「幸せな人生」を追求していきたいと思います。



6. 収入を得る方法を模索する

今まであんまり仕事のことを書いてこなかったので、その目標をここに記載することも私としては憚られるんですが、書くことで自縄自縛しようと思います。
5番目の目標に繋がる部分ですね。

新卒から今までやってきた法人営業にはプライドがあるしそのキャリアをゼロにしたいとは考えていません。

今の勤務先でできること以外に、「とりあえず、やってみ?」の精神で新しい方法に取り組んでみたいと思います。金額は決めません。マイナスかもしれないので。

今年のテーマは『トライアル&エラー』ですが、裏テーマというか私の人生テーマは「とりあえず、やってみ?」なので、大学生の時のように、挑戦や失敗を恐れずに新しいことをやる自分にもう一度出会いたいと思います。



それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。



今またジーンと来る曲。






明けましておめでとうございます。

2022年を迎えました。

昨年は、すぐに思い出せるのは仕事の記憶で、特に上半期は忙しかったことが思い出されます。

「忙しかったから」そして「忙しかったのに報われなかったから」といった自分の気持ちを理性で抑えきれず、 下半期は怠けたというか自分を甘やかした自覚があります。

人間こうなるとダメですね。

仕事面で、環境を変えたほうが良いかなと考え始めています。

…と仕事のことばかり書いていますが、昨年は人生におけるひとつの決断をした、結婚した年でもありました。

2021年を振り返ってみましょう。



1月

jan

運動を頑張っていた。
それでも全然痩せなかった。



2月

feb

誕生日に、ニムラナフォートで、恋人から100本のバラの花束とともにプロポーズを受けた。
I said yes !!
仕事が猛烈に忙しく、冬から春へと移り変わる過ごしやすい時期だったのにもかかわらず、恋人と一緒に過ごす時間が取れず寂しかったし寂しい思いをさせたなと感じた。
代休は取っていたものの、代休にも電話がかかってきたり仕事をしたりと、本当に1ヶ月休みなく働いてきつかった。
それにより、今までと異なるタイプのめまいを発症。



3月

mar

目立ったプライベートの記憶があまりない……。
恋人の家族とホーリーという粉かけ祭りを楽しんだ。
欲しい指輪のデザインを考える。



4月

apr

ゴルフ練習デビュー。YouTuber東海オンエアの影響と、ゴルフの会で女性用ゴルフセットをいただけたので。
コロナ第二波が到来。第二次全土ロックダウン。

apr2



5月

may

第二波が少しずつ落ち着いてきたかな。
帰任される方から大量の日本食をいただき(精神的に)生き延びる。
インドで、コロナのワクチン(Covishield)を接種。予約争奪戦だった。



6月

jun

オーダーした指輪が届いた。
結婚式の日付が決まった。
結婚式の準備に加え、結婚式までに法的結婚の手続きをせねばならず、書類集めに奔走。
それらの理由で忙しくなり、恋人と頻繁に喧嘩をするように。結婚あるある(笑)



7月

jul

結婚式(オンライン)の招待ムービーを作る。
裁判所へ結婚の書類を提出する。
結婚式を実施。恋人が夫となる。
ダラムシャラへ新婚旅行。

jul2



8月

aug

裁判所での法的結婚が承認される。
夫と、チャンディーガル&シムラーへ旅行。
この頃から夫が日本食にハマり始める。

aug2



9月

sep

夫婦でクライミングにハマる。
在インド日本国大使館で(書き間違い等により)3時間かけて婚姻届を提出する。
仕事は結構繁忙期だった。



10月

oct

念願のレー・パンゴン湖へ旅行。
インドのお祭りダシェラーを楽しむ。
夫との関係がより深まった月。



11月

nov

初めて夫とインドの家族と過ごすディワリ。(去年はコロナにかかっていた。)
夫とバラナシ旅行へ。

nov2



12月

dec

夫の又従兄弟の結婚式で、地元のアムリットサルへ弾丸旅行。
日本の友人と会う機会も多く、人と会うのを楽しんだ月だった。





2021年は『人のために』がテーマでした。

利他的な人と比べてしまえば私はまだまだ利己主義だと思いますが、2021年より前の自分と2021年の自分では、多少人のことを考えられるようにはなったのではないかと自己評価。

それは、自分のやりたいことや感情を抑えるということではなく、相手や目の前にいる人が何を求めているか考え動くこと、だと思います。

特に、2020年はコロナで先がどうなるか読めない不安から、自分の人生をどうしていこうかという方向に目が向いていましたが、2021年はパートナーと結婚しこの人と一緒に幸せに生きる道を探していこうと考えるようになりました。

結婚当初は自分の感情の上下が激しかったものの、6ヶ月が経とうとする今、あたたかな幸せを感じています。

2022年はこれを継続していく方法を見出す一年にしたいなあ。

というのも、冒頭で書きましたが、私はこの一年、自分の仕事についてのもやもやした気持ちが拭えませんでした。

上半期は単純に忙しく、インドではコロナの第二波があり業績に直撃しました。

下半期は、新たな社員を迎え、私が抱えていた仕事自体は引き継いだものの、事務作業に追われたりして本来の職務が果たせていないという思いもあります。

多忙な時期を乗り越えて燃え尽きた、という言い方もできますし、甘ったれたことを言えば、もう少し会社に評価してほしいものの、業績が伸び切らず、その悔しい理由もこれから説明・改善提案していかなければならないことに疲れているという自覚があります。

これまでは自分が頑張れば良かったんですが、私だけが頑張ってパートナーや家族、そして自分自身の感情を蔑ろにし続ける人生は辛いかなと考え、2022年は仕事面でトライアル&エラーで少しづつ試しながら見直していきたいと思っています。


さて、2021年に決めていた目標ですが

1. 10kgの減量
→3kg減量に終わる。
2. ヒンディー語教室に通ってスピーキング力をつける
→通わなかった。リスニング力は上がった。
3. 英語力を高める
→SpeakingBizを契約したが、途中離脱。
4. 人に声を掛けられる人間になる
→コロナが落ち着いてからできるだけ頑張った。
5. 本を60冊読む
→多分5冊ほどしか読んでいない。

という結果だったので、それを踏まえて2022年どうしていくか考えようと思います。


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