パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2022年11月


ゴア旅行3日目です。

この日はもう帰るだけなので、何もせず過ごしました。

朝、端から端まで歩いてみようかな~と思ったものの、ホテルから端まで行って疲れたのですぐに部屋に戻りました。

goa3-1

goa3-2


私が選んで夫が買ってくれたものの、北インドの夏が終わり着れずにいたチカンカリ(チカン刺繍)のサリーを着てみました。

goa3-3

パリッとしたサリーだと着付けにまだ時間がかかりますが、このサリーはサラッと10分ほどで着付けができるように。

朝食は、一番豪華なプレートを頼んでみました。
チーズが乗っているコロッケみたいな食べ物が美味しかったです!

goa3-4

ランチにはエビをオーダー。
殻付きだと、より美味しそうに見えますね。

goa3-5

ゴアは、温暖な気候からかフルーツジュースも充実していて美味しいのでぜひ試してみてください。

goa3-6

ちなみに、ゴアの空港にあるショップで売られていたこのマサラカシューナッツ、予想を裏切りとんでもなく美味しかったので、ゴアに行った際にはぜひ買ってください!オススメ!

goa3-7

でも、これRs.650もするの?!(笑)美味しいけど!



さて、ここで、ゴアの印象をまとめておきたいと思います。


・歴史的には長崎、雰囲気はド派手な宮崎

私は熊本に住んでいたことがあり、長崎も宮崎も複数回行ったことがあります。(あるはず)
そのため、イエズス会が宣教活動に来ていたことと歴史的建造物が残っていること、現在も教会がたくさんあること、クリスチャンの割合も高いことなどから、歴史の上では長崎っぽいなあと感じました。
土地や街全体の雰囲気は、宮崎っぽい。植生やビーチの様子からそう感じました。


・ポルトガルVSインド

ゴア内を移動していると、ポルトガル風(?)というか洋風の建物を何度も見かけました。
あまりにもボロボロになっていたり、完全に閉鎖されて現在は使われていないような建物もちらほら。
長崎にあるグラバー園のように、もしくは神戸にある北野異人館街のように、建物や街並みを整備して観光利用したりしないのだろうかと思っていました。
なぜ無いのか調べてみたところ、ゴアがインドによって接収された時に、インドとポルトガルの間で和やかに話し合い返還したのではなく、ポルトガルは自衛、インドは総攻撃を行ったそう。
その際に、ゴアにあった多くの文化財が破壊されてしまったとのこと。
征服した側の遺構なんぞ何の価値もないというのも、征服された側からすれば当然の見方かもしれません。
私が安直だったなーと反省する点もありました。
まあ、インド政府が、歴史・文化に対する保護や金銭的サポートが薄いというのも理由のひとつではあると思いますが。


・日本人には嬉しい食環境

私は食べなかったものの、魚なども豊富にあり、新鮮な海産物を楽しめる場所です。
また、他の州に比べると酒類が安いというのも確かにメリットではあると思います。
ただ、海産物は生で食べられるわけではないことと、調理方法が異なる(日本食ではない)ので、毎日食べるようなものでもないかな……。


・冬(乾季)の今がシーズンで、夏(雨季)はオフシーズン。

これは興味深い違いでした。
夏の暑い時期が海のシーズンだと思いがちですが、ゴアというかインド亜大陸では少し事情が異なります。
おおむね3月から気温が上がり、4月~6月は40℃を超えるような真夏、ゴアの地域は7月~9月は激しい雨に見舞われます。モンスーンです。
そのため、10月~2月頃が観光のハイシーズン。
インドにもリゾートバイトのような働き方があり、そういったハイシーズンの時にゴアに来て、それ以外は地元や都市部で稼ぐといった働き方があります。
インドでは、日本でいうアルバイトのような形態は珍しいため、リゾバと形容してもフルタイムの仕事ですが。


・インド南西部なのに、ヒンディー語圏(英語も)

インドは広く、28の州と8つの連邦直轄領があり、22言語が公用語として使用されているも、実際には400以上の言語が使用されていると言われています。
ヒンディー語圏とされているのは北インドですが、そこから飛行機で2時間半も離れたゴアにおいても、当然かのようにヒンディー語が通じました。
店員さんが観光客と会話できるのはわかるのですが、街中の案内看板などもヒンディー語が併記してあることに驚きました。
ポルトガル領だったため、ポルトガル語が残っているならわかる気がします。
欧米系の観光客が多いので、英語の表記もなんとなく理解できます。
しかしここでヒンディー語なんだ、という気付きがありました。
やはり冬がある北インドのヒンディー語圏からやってくる人たちが主要顧客だからでしょうか。
そのあたりの経緯も気になるものです。



ゴアは、歴史観光も良し、ゆっくりビーチで過ごすも良し。
ぜひインド旅行の行先の候補にしてみてください。

goa3-8


ゴア旅行2日目です。

1日目はこちら。


朝、少し早く起きてビーチを散歩した後、海を望むテラスで朝食をいただきました。

goa2-1

朝食メニューにはハッシュドポテトと書いてあったのだけど、実際にはこれ。

goa2-2

これがゴア式ハッシュドポテトなのか。


その後、ゴアでのアクティビティのやる気に満ち溢れている夫と共に、シーカヤックを堪能しました。

goa2-3

実は今回の旅行、ワンちゃんも一緒なんです。
夫が、ワンちゃんを貨物に乗せるための全ての手続きを頑張ってくれていました。

そして、ワンちゃんもシーカヤック体験!

goa2-4

最初は怯えていましたが、前に行きたいのだというので先頭へ。
ワンちゃんは水浴びも海も嫌いなんですが、眺めには興味が湧いたようでした。

近くのKankon Islandまで来て、折り返しました。

goa2-5

朝7時台か、もしくは夕方以降にやると、日光が暑すぎず良いかもしれないですね。

この日はまったりデー。
というか、ゴアはまったり過ごすために来る場所。

お昼にはベーコンアボカドサンドを食べました。

goa2-6

ベーコンがベーコンだし、アボカドがアボカドなんです!
この衝撃、伝わりますか…!
グルガオン近郊もしくは北インドで手に入りやすいベーコンはチキンが多く、また、ポークのベーコンもすごく美味しくできているわけではありません。
アボカドについては、ほとんどのものが固く、熟しても硬いままの品種で、柔らかいものは高いのです。


夕方になってから水着に着替え、ボディボードを借りて、海の中に入って遊びました。

goa2-7

ボディボードを使って泳ぐのなんて、15年ぶりくらい?
小さい頃を思い出しました。
海水が日本の海よりしょっぱくて濃い気がしました。
洗濯物が乾きにくかったので、暑さや湿度にそれほど日本の夏と違いがあるように思えませんし、淡水の流れ込みもそんなに違いはないと思うのですが。




そういえば、インドでは水を飲む時はペットボトルウォーター推奨なんですが、ゴアのお水はこれでした。

goa2-8

グルガオン近郊では、KinleyやBisleriというのがほとんどで、これは見かけないので気になって。

意外と、インド全土で共通して使用されているサービスや日用消費財というのは少数で、国土が大きくたくさんの州に分かれていることから、大半は地域特化してますね。

デリバリーのアプリでさえ、全ての地域でZomatoが優勢というわけでもないですし。

そういう意味では、インド全土でバーンと存在感を出していこうと大きな目標を立てるのではなく、まずはこの地域に特化してこのビジネスを広げていこうとするのが大事なんでしょうね。
競合もたくさんいることにはなりますが。

さて、夜にはまた美味しいシーフードとカクテルを堪能しました。

これはエビのシズラー。

goa2-9

このほかに、エビとイカのガーリックバター焼きの合計3品を頼み一人でペロリと平らげました。
イカが前日のものよりとても美味しかったんですよね。

カクテルの名前は忘れてしまいましたが、普段頼まないものに挑戦。
どれも美味しかったです!

goa2-10

goa2-11


ゴア旅行【3/3】へつづく




こんにちは。

ゴアという、インド南西部の観光地へ行ってきました。

なぜ毎日するはずだった更新が止まっていたか?
なんと、電波が安定せず、停電によりWi-Fiが止まるし、モバイルネットワークも弱い場所でした。
画像の圧縮のアップロード/ダウンロードと、ブログへのアップロード、何年かかるんだろうという感じ。
ブログ更新は諦めて旅を楽しみました。

さて、夜のうちにデリーからゴアへ飛び、日付を跨ぐ時間にゴア空港へ到着。

goa1-1

その観光地としての人気の高さのわりに、空港はコンパクト。

goa1-2

滞在予定の南ゴアまでは2時間ほどかかるため、この日は近くのホテルに泊まりました。

『Devasthali』というホテル。
ベッドルームの天井がとても高く開放感がありました。
写真では綺麗に見えるのですが、やはり少しの古さを感じてしまい、予約サイトの口コミ通りの評価という印象。

goa1-3

goa1-4

こちらはバルコニーからの景色。

goa1-5

実際、朝の雰囲気も良い感じなのですが、リゾートとは言い難いかな。
空港から近いので、ちょっと泊まるには良いかも。

goa1-6

goa1-7

ちなみに、これはインドあるある?
安全装置がついており、ペンや細いものを一番大きな穴に入れないと、コンセントに差し込みプラグが入らない仕組み。
利用者の努力の跡が感じられてパシャリ……。

goa1-8

それでは、1日目の始まりです。
暑くなる前に、目的地の世界遺産へ移動しました。

目的地とは、ゴアの教会群と修道院群

ゴアは、ポルトガルによって451年もの間植民地支配が行われていた地域です。
歴史上有名な人物としてはヴァスコ・ダ・ガマが到達しており、その後なんと、あのフランシスコ・ザビエルがゴアを拠点にして宣教活動を行っていました。
そして、そのザビエルの遺体が、このゴアの教会に眠っているのです。

そういった歴史があり、現在も新旧のキリスト教の教会があちこちに残っています。

入口から入って一番最初に目に入るのはアッシジの聖フランシス教会(Church and Convent of St. Francis of Assisi)

goa1-9

この教会群を含むゴアでは、長崎方面でよく見る干十字(カルワリオ十字紋と同じ?)が目立ちます。
そして、教会内で写真が撮れないためブログにはアップできませんが、イエズス会の「IHS」の文字も至る所に!

このアッシジの聖フランシス教会の向こう側に、セー大聖堂(Se Cathedral)があります。

goa1-10

そして私が最も行きたかった、ボム・ジェズ教会(Basilica of Bom Jesus)

goa1-11

ここの最奥部で、ザビエルのミイラ化した遺体が銀の棺に納められています。
実は、10年に1度その遺体が公開されていて、次の公開年は2024年の予定。
そのタイミングでゴア旅行はいかがですか?
ウェブで検索すると沢山の写真が出てくるので、興味のある方は見てみてください。

セー大聖堂やボム・ジェズ教会は現在も稼働しているので、やはり信者の方を優先した観覧の仕方や服装を心掛ける必要があります。

お邪魔させてもらったわけですが、歴史を学んできたものとしてはあの(風貌から中学生の心を掴んで離さない)ザビエルのいる場所に来るというのは、胸に来るものがありましたね。

ボム・ジェズ教会の目の前には、信者用の集会所(?)が作られていました。
For Massと書かれていて、調べてみると、カトリックの用語で「ミサ、ミサ聖祭」のことだそう。
屋外のミサ用の場所ということですね。

goa1-12



教会群の観光を終え、スクーターで南ゴアのビーチエリアへ向かいました。

宿泊したのはPalolem Beachにある「Rococo Pelton」。

goa1-13

お部屋によっては、バルコニーからビーチを眺められます。

goa1-14

これがPalolem Beach(パロレムビーチ)。
端から端まで歩くとすると20分ほどの、そんなに大きくない静かなエリアです。

goa1-15

海の目の前に宿兼オープンレストランが造られているので、海を眺めながら、さざ波の音を聞きながらゆっくり過ごすことができます。

泳ぐ人も少なくないので、ライフセーバーもちらほらいて、結構目を光らせていました。

goa1-16


さて、私が楽しみにしていたのは海鮮!

goa1-17

goa1-18

新鮮なエビやイカ、カニ、魚を選んで、調理してもらえるのです。

goa1-19

goa1-20

久々の新鮮な海鮮、最高ですね!

夜が更けてきたら、ビーチのテーブルでお酒を嗜むことができるのもゴアならでは。

goa1-21

インドは、飲酒文化がなく、また、飲酒することに対して厳しい目を向ける人が少なくなく、禁酒州があったり、酒類に対して非常に高い税金が課せられています。
そんな環境の中、ゴアは面積が小さいながらもひとつの州として独自のルールがあるため、安く美味しいお酒が楽しめるのです。

goa1-22

あ、でもレストランによっては高くて美味しいお酒もあるので要チェックです(笑)

goa1-23



ゴア旅行【2/3】へつづく


こんばんは。

私は営業マンなので、日々さまざまな立場の方とお会いしますが、今日はこちらをお土産にいただきました。

pic1

まだ秘匿したほうが良いのかなと思って聞いたら、ブログに載せて良いとOKいただきました。

私がインドに来た2019年にも、インドへの日系企業の新規進出の話はたまに聞いたりしていました。

しかしすぐにコロナ禍となり、そういったビジネスはほぼストップ。

長い一時停止の時を経て、2021年後半から人の動きが加速し、特にこの3~4ヶ月ほど新たにインドに進出する日本の企業の方とお会いする機会が急増しました。

ああ、コロナ前はこんなふうに社会が動いてたんだなあと気づくこともしばしば。
それに、外国(日本)から見て、インドはさらなる展望を遂げる国なのだと期待があるのは、インドに慣れてしまった私にはワクワク感じられます。
永遠にポテンシャルのある国……と言われ続けないように、結果をどんどん見せていきたいですね。

インドでご縁のあった方が日本へ戻られてしまうのは寂しいですが、それだけではなく当然新たにインドに渡航する方もいらっしゃるわけです。

そういった新たな出会いも大切に繋いでいきたいものです。


話は変わりますが、私はグルガオンでの生活をまだ日常にはしていないのでは?日常にしたくなかったのでは?と考えたりしました。

こうしてブログを書いているのは、出来事が「当たり前」ではないから。
日本との違いや、その土地土地の面白さを見つけようとしているから。

真にここでの生活が日常になった時、私にはブログが書けなくなるのでは?と思ったりしました。
(とは言え、大学時代には日記のようなブログを頻繁に更新していましたが。)

まあ、飽きていることには違いないでしょうし、そのためにブログを更新できないこともあったはずです。



さて、今はデリー空港にいます。

pic2

明日からの旅行ブログ、乞うご期待!


こんばんは。

グルガオンもしくは北インドの地域では、10月中旬頃から11月半ばまで、強い花の香りが漂います。

ナイトジャスミンもしくはRaat ki rani(ラートキラニ)と呼ばれている、夜に咲くジャスミンの花の香りです。

私が住む地域にもこの花の木がたくさんあり、夜になると花が開き香り始めます。

raatkirani

(ウェブで検索して出てくる写真とだいぶ違うので合っているのか不安……。咲きすぎ。)

日本でいうところの金木犀と共通項のある花でしょうか。
香りは全く異なりますが、ある季節が来ると咲き、香りを楽しんでいるといつの間にか散っているところが似ています。

ちなみに私はこの花の匂いが苦手で、あまりに匂いが強い日は鼻がムズムズします。
地域にもよりますが、私の家の区画内にたくさん木があるので、特に夜に散歩をしていると鼻が刺激されます。
もう少しふんわり香る状態であれば好きになれるのかもしれません。

また、大気汚染が始まるタイミングでこの花も咲き始めるので、私の場合ですが、大気汚染が始まるなあというイメージがついています。
もしかすると、この花の匂いを大気汚染の空気のにおいと思っている人もいるのでは?

香水やアロマオイル、石鹸などの香りにも使われているそう。

私はまだ慣れていませんが、インドの人たちにはとても好まれている花です。

もしこの時期にインドで過ごすことがあれば、文字ではお伝えできない香りにも注目してみてください。

↑このページのトップヘ