パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2022年12月


こんばんは。

インドには、これこそ主語を大きくして「インドには」と言える共通項、野良犬がいます。

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現在の日本でイメージされる野良犬がどういったものかわかりかねますが、野良犬というよりは地域犬と呼ぶほうが正しいかもしれません。

インドでは、本当にどこに行っても犬がいます。
北でも南でも、山でも海でも、都市のオフィス街でも、街から離れた工場でも、もちろん住宅街でも、どこにでもいます。

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野良犬はインド生活において心配されるものごとの一つですが、実際に危険を感じることは非常に少ないのではないかと思います。

というのも、基本的に彼らは人間と犬との距離感を理解しており、それを人間が踏み越えることがなければ攻撃する理由がないからです。

そのため、普通に歩いていて噛まれる、といったことは少ないのではないかと思います。

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では、犬はどういったケースで攻撃的になることが多いのか?

私は徒歩で移動することが多いため、なんとなくわかるようになりました。

他の犬の縄張りエリアで犬と触れ合った、近付いた後に、別のエリアに行った場合です。
もしくは飼い犬のにおいがついている状態で、生活圏外へ行った場合です。

基本的には、安全の点から、野良犬とは触れ合わない、コミュニケーションを取らないのが一番です。
しかし稀に、家の目の前に人懐っこい犬がいて、関わりがあることもあります。
また、犬を飼っている場合には、普段生活している住居区画や散歩エリアであれば、その縄張りにいる野良犬も慣れてきてくれます。

そのため、そういった場所から、別の地域に出る場合には注意が必要だなと感じます。
日本のように、今日は別の散歩コースに行ってみようか、なんてことができません。
(一度別の道をワンちゃんと共に歩いてみたら、物凄い数の野良犬がいろんな所から出てきてワンちゃんと私に向かって吠えながら走ってきたので、ワンちゃんを抱っこして立ち去りました。)

もし野良犬が寄ってきたり攻撃的な様子を見せても、「シッ」と言いながら石を投げるそぶりをしたり手を上げるなど、こちらも攻撃的なフリをすれば去っていきます。
私はまだ「No!」と大声で言うに留まっていますが……。

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犬が走っている車に向かって吠えている場面を見かけることが多々ありますが、あれは、他の犬のにおいがタイヤについているからです。

自分が犬を飼い、散歩するようになってわかったのですが、犬は車のタイヤにおしっこするんですね。
日本では駐車場に止めることがほとんどだと思いますが、インドでは路上駐車が当たり前。
なので、散歩のルートに停めてある車のタイヤにおしっこをする犬をたくさんみかけます。

そうやって走っている車に向かって吠えて並走しようとするので、おそらくそれで車にひかれてしまい足を引きずっているんだろうという犬もよく見かけます。

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私のオフィスの目の前の道路エリアに、一頭、攻撃的な犬がおりまして。
昔は出勤時に「Hi」と言っていたのですが、一度近づいてきて「ワン!」と一言吠えられて以降、攻撃的な態度を取られるようになりました。

今は私も犬を飼っていますし、それによって攻撃的になっているのかと思いきや、同僚にも同じ態度らしく、なかなかにヒヤッとすることが多いです。

多分ボス犬で、こちらが強い態度を取れば諦めてくれるので狂犬病で荒れているということはないと思いますが、どんな犬とも仲良くなれるというわけではないのも事実です。

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さて、犬との関わり方といっても、避けるだけではなく、定期的にやってきてエサを与えている人たちもいます。

車でやってきて、炊いたお米などを置いて、サーっと去っていきます。
別にそこにいる犬たちと関わろう、仲良くなろうと思ってやっているわけではなさそうです。

彼らが個人でやっているのか、NPOのメンバーなのかといったそういった事情は分かりませんが、人も犬も皆で支え合って生きていくという思いがあるのは素晴らしいですね。

(そのエサの紙皿のゴミも始末してほしいですが……。)

北インドは冬になると10℃前後になり冷えるため、おそらくNPOの人たちが、マーケットにいる犬には服を着せたりしています。

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野良犬の中には、去勢手術を受けているだろう犬も見かけます。(耳がカットされている)

日本がどのように野良犬を減らしていったかはリアルタイムでは知らないのですが、インドも野良犬の去勢手術や狂犬病予防接種などに取り組んでいます。

人と動物、今ある命が共存できるのが一番ですが、野良犬の集団が人を攻撃したりするニュースを目にすることはあり、理想論だけでは語れない現実もあります。

ただ、我々は15,000年前から犬を飼い慣らして暮らしていたようなので、今のインドで見る人と野良犬の生活こそ昔からあったものなのかなと感じたりもします。

でもまずは、自分の安全第一で、犬のためにも犬との距離を保って見守ってもらえたら、それがインドでの一番良い犬との関わり方なんだと思います。

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こんにちは。

1ヶ月だけでも毎日更新してみようかな~と思っていましたが、ネタ探しが逆にストレスになるくらいならやらなくてもいいな~と思い直しました。

もう、30日分の下書きが溜まったら実験的にやってみたいなという感じです。そんな日は来るのだろうか。



さて、前回のブログで書いたゴア旅行の際に着たサリーをクリーニングに出しました。

だいたい、インドはどこにでもローカルマーケットが徒歩圏内もしくはオートリキシャ移動圏内にあって、その中に複数、同業種の店舗があります。
ドライクリーニングのお店も同じで、マーケット内にいくつもありますが、私は毎回同じところに出してます。

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店舗内はこんな感じ。

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日本でも思っていましたが、番号が付いているとはいえ、どうやって管理しているんだろう。
このお店は、家での受け取りと配送もしてくれます。
私はヒンディー語での電話は困難なので、自分で出しに行き受け取りも店舗でしています(笑)

街中で見るような、仕事着として普段から着られているサリーやブラウスなどは、おそらく綿やナイロンでできていて、手洗い洗濯ができるんだと思われます。
私が着たサリーはドライクリーニング推奨なので、クリーニング屋に出しました。

ちなみに、サリーを着る際に合わせて着ているトップス、こちらでは「ブラウス」で通じます。
インターネット上ではよく「チョリ」と紹介されていたりもするんですが、チョリという単語を使われたことはなく、クリーニング屋でもテイラーでもブラウスと言われます。
(これは私が外国人だからというわけではなさそう。)

日本語の「ブラウス」だと、違うものがイメージされますよね。

ローカルのクリーニング屋だと、ドライクリーニングはブラウス1着100ルピー(約165円)、サリー1着300ルピー(約496円)でした。
チェーンのクリーニング屋も少しずつ増えてきているので、そちらだと少し高くなるかもしれません。

仕上がりに不満があったことはなく、綺麗にしてくれます。
特にインド服やサリーなどは慣れているでしょうから、あまり気にしたことがありません。

それよりも、洋服…!
高い服はなかなかに不安なことになりそうで、オーダーシャツやスーツに手を出せないでいます。

でも試してみないと、何も言えないですからね。
いつか洋服もローカルのクリーニング屋さんに出してみたいと思います。

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