パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

2023年08月


こんばんは。

delhi

溜まっている未完成ブログを削除したり編集したりしていたら、約4年前のブログが見つかりました。
インドで働いて4年4ヶ月経った今感じていることと同じなのか、変わっているのか、定点観測の気持ちで残しておこうかと思います。

たしかこの時って、インドいやいや期だったはず。

今感じていることは、次のブログで書こうかな。


 

インドに来てから6ヶ月以上が経過しました。

生活環境に慣れるのに精一杯で、仕事も暇ではないので「早いな」とはあまり思わないんですが、あと6ヶ月経てば1年と考えると「早いな」と思います。
なんとなくわかるでしょうか?(笑)

 大したことは書けないけれど、6ヶ月インドの地で生活してみて思ったことをちらほら。


インドでの生活について

◆気候の変化についていくのが大変

思っていた以上に、体調の変化がありました。
インドの夏は長いです。
乾季・雨季や気温・湿度の変化はありますが、私が来た4月から9月までずっと暑いです。

4月
わ~暑いな~

5月
死ぬほど暑い・超乾燥

6月
死ぬほど暑い・超乾燥

7月
暑い・雨季が開始したことにより涼しいかもしれないという幻覚

8月
暑い・雨季・湿度が高い・日本の夏・気を許して外出すると熱中症

9月
暑い・雨季だけどたまーに雨・湿度が高い・日本の夏

日本と違う気候の影響か、食欲不振、下痢、ニキビ、薄毛など対処しなければならないことが続き、体調が安定していません。
特に9月は湿度が高いので気を抜くとあせもができてしまいます。
こればっかりは、1年を過ごして気候の変化を身体に慣らす必要がありますね。
覚悟していたものの、こんなに色々出てくるか、というくらいです。乗り切ろう。


◆食事が合わない

グルガオンはとても恵まれていて、日本食料理店が多いし、日本食材が買えるお店も少なくありません。
大型スーパーも複数あり、買い物には困らない環境です。
ですが、自分が「今日これ食べたいなあ」と思ったものが手に入らない、作ることができない環境というのが続くと、悶々としてしまいますね。
普段はなんとも思わないんですが、ふと日本の食事の描写を見てしまった時に、「そういえばこっちでは食べてないなあ」と思い出して恋しくなったりはします。
ラーメンや寿司はこっちにもあるので、地味にダメージ来るのはコンビニスイーツですかね。

それに、インドの食材って別に美味しくないんですよね。
野菜とか肉とか魚とか。食材そのものの美味しさを味わう料理が無いのか、食材そのままで楽しめないから味が濃い料理ばかりなのか。
ありがとう品種改良……。

バジルとか香辛料は安いし美味しいなあと思います。(美味しいって言うのか?)

見た目も悪いしすぐ悪くなるし(それはそれで良い面もあるけど)、日本のスーパーで買い物したいな~と思う日々。

日本は食が美味しいことが強みとされているけどこれはマジ。それがあればほんとに充分……。



現地採用として働くことについて

◆インド人より日本人と働く大変さ

イメージとして、文化もいろんな感覚も違う国の人たちと仕事をするのが大変そうってあるじゃないですか。
まあそれは後述するとして、最初に感じたのは日本人と働く大変さでした。

駐在員と現地採用で大きく違うのは、現地採用者のバックグラウンドが様々なところだと思います。
(駐在員の方も新卒からずっと同じ会社ではない人もいますが。)

私の会社は全員現地採用で、皆それぞれ違う会社やキャリアを歩んできているんですが、その中で仕事の仕方を揃えるのに気を揉みました。

仕組みとして改善が必要な部分は意見としてもちろん言えますが、そこではないおそらく些末と思われる社会人的規範が合わず「?」と思うことがしばしば。

「どこまで私が言っていいことなんだろう?」と思うようなことというか。上司に言うまでもなく見聞きしたその時に指摘すれば良いような内容なんですが。

これは今後人の入れ替わりがあるたびに思うことかもしれない。。。


◆インド人と働く大変さ

これに関しては、大変申し訳ないんですが、私の会社のインド人社員は私の見える範囲では仕事をしてくれているので、最近大変だと思わないんですよね。。。

これはひとえに、今までこの会社で働いていた日本人の方々のおかげだと思っています。

日本人が仕事のやり方を繰り返しインド人へ共有してきたからこその今なんだろうと思います。

やっぱり、最近入ってきたインド人社員と仕事をするのはそれなりに大変だし。

私はあまりインド人社員と関わる仕事をしてない気がするけど、最初はオフィスでの過ごし方にいらいらした時期もありました。

でも最近は流してしまってるかな。

ただ「お客様に対して、OKじゃないことをテキトーにOKと言う」ので仕事に支障が出てストレスMAXで、「インド人 解雇」とGoogle検索する日々もありました。インドは解雇が実質できない。。。

「教育する」という言い方をする人もいるけれど、仕事のやり方を繰り返し繰り返し繰り返し共有していくことが本当に大事。スルーせずに根気強く向かい合わないといけない。

もう向かい合いたくもないけど……(笑)


◆キャリアが描けそう

「キャリア」は現地採用界隈でよく聞くワードですが、私の場合は5年半社会人をやってプランを立てられそうな気がしました。

というか、インドに来る目的は本当に人それぞれで、キャリアアップだったり、可処分所得だったり、趣味との両立だったり、目的が違うので断言はできないですよね。

私の場合は、諸事情で別の国に行かなければいけなかったり、妊娠や出産によってビジネスマンでいることを中断したとしても、ある程度のお給料をいただいて(もしくは自分で生み出して)生きていけるようになりたい、と思いました。

私はキャリアの専門ではないので、迷っている人は人材コンサルタントさんに相談してみてほしいけど、ひとまず今は、日本・アメリカの本社がバックアップしてくれていて、期待されていることはわかっているので、上半期終わって気が抜けてるけどまた踏ん張らなきゃなあと思ってます。


◆働くことが辛くない

これは不思議なんですけど、インドに来てから「会社に行きたくない」と思ったことがありません。

仕事が大好き!!!だったら普通のことかもしれませんが、まあ「今日行くのだるいな」という思いが頭によぎることはありますよね。

この理由のひとつは、ドライバーさんのいる車通勤だからだと思っています。

電車が好きでも、人の多い通勤電車は結構な負担になっていたのかなと。

それに、働こうと思えば何時まででも働けるけど、会社に残業文化が無いので、終業時間すぐ帰宅することも少なくありません。

単純な話、8時間寝て、8時間働いて、8時間自由時間がある生活をしています。

その自由時間で何をするかが重要なんだと思いますが、体調が安定せず、そんな意識高いことばかり考えていられません……。

長期的に見て身体の健康を犠牲にしている気もしていますが(笑)、心の健康は充分保てているような気がします。



こんばんは。
最近、グルガオンの住居エリアをウォーキングしています。

グルガオンにウォーキングコースがあることは知っていて、過去にも通ったことがあるのですが、今回そのコースを長めにちゃんと歩いてみました。

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まず、ウォーキングコースの場所ですが、ゴルフコースロードにつながるPhase 1というエリアに最北端の出入口があります。
最南端の出入口はSector 56 ロードに出ます。



途中途中、おおよそ1kmごとに出入口がありますが、全長は約5.2km!
グルガオンの住宅開発地域をほぼ南北に突っ切る形でウォーキングコースが造られています。

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ずっと同じ一本道の景色が続くというわけではなく、二又に分かれている箇所もあったり、細い道や休憩エリアなども整備され、工夫が凝らされています。

ウォーキングコースと私が書いているこの場所、正式名称は「ECO RESTORATION Chakkarpur Wazirabad Bundh」です。

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直訳すると「チャッカルプール-ワジラバード間の貯水路の自然再生地」になります。
このエリアは、古くからbundhという雨水貯水路として利用されていたようですが、排泄や不法投棄の場所となっていました。

そこを、IamGurgaonというグルガオンの環境回復活動を行うNGOが、ハリヤナ州森林局(Haryana Forest Department)、グルガオン公社(Municipal Corporation of Gurgaon (MCG))、ハリヤナ州都市開発局(Haryana Urban Development Authority (HUDA))と共同で改善プロジェクトに取り組み、現在の形に完成させました。

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民間企業などのCSR活動の一環として寄付された金額は総額1,200万ルピー。

IamGurgaon



航空会社IndiGoも協力




実際に緑のトンネルを歩いていると、湿度が80%を超えていても涼しく感じられる場所があり、様々な鳥の鳴き声が聞こえます。
季節に応じて咲く木々が所々に植えられています。
(まあ、下水やゴミの臭いを感じる瞬間もあるにはあるのですが……。)

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今までは、この道はワーカーさんたちの徒歩移動ルートという印象を抱いていて、それももちろん利用方法として当然ではあると思いますが、環境改善を意図して計画された道路なのだと知って興味深く感じました。

距離がある長いのでまだ最南端の出入口までは辿り着いたことが無いのですが、また休日に歩いてみたいと思います。

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