こんばんは。
先日、インドに住み始めてから初めて映画館に行ってきました。
私の愛するMadhuri Dixit Nene(マードゥリー・ディクシート・ネネ)様が出演する、『KALANK』というインド映画の公開日だったのです!
大好きな女優さんの映画をリアルタイムで映画館で観れて本当に幸せでした。今も幸せです。
日本ではインド映画や映画鑑賞の仕方に強烈なイメージがついているような気がするので、私が体験するインド映画・映画館をまとめていけたらなあと思います。
さて、今回行った映画館は「PVR Star Mall Gurgaon」です。
そもそもPVR Cinemasとは?
インド国内で160を超える映画館を展開する、高級シネコンです。
日本でイメージされるTOHOシネマズのような映画館です。
どこに行っても(と言っても3館しか行ってませんが)一定の広さや清潔感のある映画館で、英語が通じて、日本人の私でも不安なく飲食できる場所です。
高級シネコンと言ったのは、同じPVR Cinemasでも映画館・座席によってチケット代が異なるのですが、観たい映画はだいたい200ルピー=約323円は超えている印象です。
日本に比べれば安いと思われるかもしれませんが、もちろん物価も違うし、仕事によって給与が大幅に変わる国なので、高級シネコン扱いなんですよね。
単館系と言われるローカルの映画館は、高い席でも150ルピー=約242円らしいです。
(伝聞なので、もっとこの国に馴染んで現地の友人と行けそうであれば、どれくらいなのか確認してみたいと思います。)
私の住む街・グルガオンにあるショッピングモールでは、どこに行ってもこのPVR Cinemasが入っています。それぞれ規模が違うので全部回ってみたいなあ。
PVR Cinemasに代表される高級シネコン状況についてはまた別途まとめたいと思います。
PVR Star Mall Gurgaonとは?
グルガオンのSector30にある、Star Mall(スターモール)に入っているPVR Cinemasの映画館です。
近くに駅が無いので、車またはオートリキシャー移動で行く場所になると思います。
最寄駅は、デリーメトロのイエローライン終点・始点でもある「Huda City Centre」です。
駅からStar Mallまで歩くとすると30分はかかると思うので本当にお勧めしません。そういう人はいないと思いますが(笑)
昼間にこの辺りを通った時に「わーインドのローカルって感じだー」と思ったので、慣れてない場合はあんまり徒歩移動しないほうが良いかも……。(私が徒歩移動好きなので気をつけてるだけ。)
Star Mallの2nd Floor(日本で言う3階)に、PVR Cinemasがあります。
同じフロアにフードコートがあるので、始まる前や終わった後に食事を楽しむ方々もたくさんいます。
チケットの買い方
PVR Cinemasは様々なエンタメアプリから予約ができるのですが、まだ銀行口座もクレジットカードも持っていない私は窓口にて現金支払いで購入しました。
映画館によっては違うフロアにチケット窓口がありますが、ここは映画館の入口にチケット窓口がありました。
一応英語が通じた……かな?
タイトルと時間を言えばわかってくれます。
私は英語の数字の聞き取りが未だに苦手なので、ヒンディー語で丁寧に言ってもらいました。
公開初日だったためか、チケットの受け渡しの時に「存分に楽しんでね!」と言ってくれて、めちゃめちゃテンションが上がりました。ありがとう!
チケットは、前方のClassic Seatで313ルピー=約505円でした。
PVR Star Mallのチケット代は、112ルピー~412ルピーです。
映画館への入場の注意点としては、大きいバッグや荷物を持って入れない、ということがあります。
しっかり注意書きがかいてありました。
「買い物しちゃったのに~~~」という方は、ショッピングモール内に荷物預かり所があるので、そこに預けることができます。基本的に無料のはず。
携帯電話やお財布などの貴重品は自分で持っておきましょう。
中の雰囲気は?
こんな感じです。
入口で男女別にボディチェックを受けた後、中に入れます。
あまり大きくなく、スクリーンの数は2つくらいかなあ?
チケットをもぎられることもなく、そのまま座席について映画が開始となります。
インドの映画館の雰囲気
なんというか、結構普通かなと思いました。
あ、でも違うところも……。
1. 映画上映前に起立して国歌斉唱
インドの国旗が揺れる映像とともに国歌が流れます。ちゃんと歌っている人もちらほら。
ある最高裁判決が出てから、そうするようになったんです。
映画館って国営だっけ?国のお金で映画作ったんだっけ?と思ってしまうんですけど、あまり突っ込まないようにしよう……。
2. 上映前の広告が長い
確実に、開始時間から15分はあります。
日本で観るよりも長いと思う……。
だからか、上映開始時間になっても、誰も急いでなくて、ドリンクとかゆっくり買ってるし……。
これ、文化というか映画に対するマナーの違いだなあって、しみじみ思います。
日本でインド人と映画デートしたことあるんですけど、この価値観が合わなくて無理でした。(何の話?)
3. 携帯電話はON
日本みたいに映画に集中するというマナーがないのか、映画上映中も平気で携帯電話を触ります。
隣の人はかかってきた電話に出てました。公開初日でもこうなの?!(笑)
動画を撮ってる人はさすがにいないようでした。オープニングをちらっと撮影するくらいですかね。
日本でそんなことしたら白い目で見られると思うんですけど、もうなんか隣の人がスマホ触ってても気にならないです。
4. インターミッション/インターバルという途中休憩がある
私は知っていたのでもう慣れているんですが、初めてだとちょっとびっくりするかも。
インド映画に慣れると「ここでインターミッションだなー」というのがわかるようになります。
10~15分ほどの休憩があるので、ドリンクを買ったりトイレに行ったりできます。
外国映画の場合はインターミッションがあるのか気になりますね。
5. 特に大盛り上がりにはならない
ここがシネコンだからなのか、北インドだからなのか、そんなにうるさく映画鑑賞しないです。みんなスマホはいじるけど。
主役が出てきたシーンで一人のお客さんが「フゥ~~~~!」と盛り上げたくらいですかね。
笑うところは声を出して笑うけど、映画の特性上クスクス笑いくらいで終わりました。
6. エンドロールが終わるまで待たない、なんなら映画が終わる前に退場する
いや、これ、ほんとに……。
エンドロールは最後まで観たい派の私も出ていく空気に圧倒されて泣く泣く出ました。
スタッフさんが、映画が終わる3分前くらいから、出口を開け始めるんです。
まだ終わってないのに外の光がめっちゃ入ってくる!(笑) なんで開けるの?
7. 入口と出口が別
ショッピングモール内の映画館だと、入口は座席の後ろ側、出口はスクリーンの近くにあります。
出口から全員出されるんですよね。
スクリーンへの入場時にチケットもぎりがないからか、入口に戻ってしまうと、また次の回や他の映画も観れてしまうからだと思います。
まとめ
ひとまずこんな感じです。
インドでインド映画を観るのはやっぱり楽しいです。
大好きな役者の演技を、彼らを当然知っているお客さんと共有できるというのが、インド映画ファンとしてはとても幸せな時間でもあります。
映画館がいろんな所にあって、ドライブイン型の映画鑑賞もできるようなので、引き続き他の映画館にも挑戦してみたいと思います。