パンゴンツォへの道のり

インドのパンゴン湖に行きたい。 インドのグルガオンで働いています。

カテゴリ: インドで治療


1年半前の2021年の4月に開始したレーザー脱毛の全セッションが終了しました。

その時のブログはこちら。



Google検索で上位になっていて、参考にしたよ~という友人からの声もこれまで何度かいただいています(笑)

意外と、脱毛のセッションを全て終わらせた後のリアルなレビューってないですよね。
単純にブログを書き忘れていたり、全セッションを終えられていなかったりするだけかもしれませんが。
ということで、最後の脱毛を終えて1ヶ月が経過したので、実際の毛の状態と、脱毛経験の感想をまとめてみます。


セッションの回数

顔、腕、脇、脚、胸、腹部、背中、ビキニの8パーツ×6回で48セッションとなりました。
途中から顔と背中はやらずに、その分を他に回すようにしました。
(ここのレーザー脱毛では、顔と背中の薄い毛には効かないようでした。)


所要期間

ちょうど1年6ヶ月かかりました。
クリニックとしては1~2ヶ月ごとの施術計画だと思いますが、3回目以降は毛が生えてこなかったりしたので、私は長めに次回予約までの間を空けていました。
ゆっくりなほうだと思います。
コロナのロックダウンとその規制の影響などは受けていません。


施術の痛み

1回目、2回目までは全体的に痛かったのですが、3回目以降は、腕や脚、腹部についてはあまり痛い思いをせず、5回目以降はほぼ感じませんでした。
脇は、4回目あたりまでは結構痛かったと記憶していますが、5回目以降はくすぐったい感覚のほうが勝ちました。
ビキニラインについては、4回目までは痛く、5回目でやっと緊張せず呼吸を継続できるレベルになり、6回目からは狙い撃ちされた毛の時だけ痛かったかなという程度でした。


各パーツの毛の状態について
  • 顔 変わらない(1~2回やっただけ)。
  • 腕 ほぼ生えてこない。白い壁の近くで顔を10cmほど近づけると、産毛や細い毛は見える。
  • 脇 ほぼ生えてこない。細い毛は残っているが、ずぼらなので気にならない。
  • 脚 ほぼ生えてこない。脚の毛には効果が高いように感じる。膝の毛はわりと残っているかもしれない。
  • 胸 簡単に見える産毛(?)が生えてたんだけど、見えにくい産毛になったかな?
  • 腹部 産毛とへそまわりの毛が気になっていたんだけど、今はほぼ無い。このタイミングで生えていないだけかもしれないが…。
  • 背中 見えないのでわからない。水着を着ないから気になることがなく剃っていないから変化もわからないが、サリーを着る時には気になるのかも…。
  • ビキニ ほぼ生えてこない!らくちん!
毛が濃く太い部分には効果があって、薄く細い部分にはあまりマッチしていない機械なのかもしれません。


Kaya Clinicのサービスについて

・システムは良い
アポイント確定時にメールが届く。
前日にアポイントの確認の電話がかかってくるため、この電話に出て、Confirmしないといけない。

・清潔感
コロナ禍ということも影響してか、この点で不快に感じることはありませんでした。
一番重要な剃刀は毎回新品を使用しますし、セラピストによっては私にわざわざ見せて「開けますね」と言う人もいました。
少なくともここのクリニックは、毛を事前に剃らなくて良いのです。セラピストが丁寧に剃ってくれます。(医療機関だから?)
剃り残しがあってシェービング代が追加でかかるようなことは一切ないです。
毛がどこに残っているかをアピールするために、毎回ボーボーにして向かいました。
回数を重ねるごとに生えてこなくなるので、普段剃ってなくてももはや気になりません。

・マネージャー含むスタッフの態度は良い。
最後のセッションが近づくにつれ営業されることも多くなりましたが、まあそれは彼らの仕事だから。

・セラピストの質は安定している
5段階評価で3~5という感じでしょうか。
たまに「3の人だな~」と思うことがあれば、その場で、こうしてほしい/しないでほしいことを言ったほうが良いです。
私は面倒くさいので言いませんでしたが。
3だな~と気になったこととしては、私は全裸で紙エプロンみたいなものしか纏っていない状態なのに、脱毛の最中にドアを開けて別のスタッフが入ってくること。
そのあたりの気遣いですね。2回くらいあったかな。クレームを入れてもいいと思う。
(セラピストは全員女性で、マネージャーは男性。受付は遠いけど、心情として嫌。)
基本的には誰も入って来ないんですが。

・ドクターに会ったのは1回だけ。
最初の申込時の診察の際に、常駐の皮膚科のお医者さんとのコンサルテーションがありました。
その後は、私と話すことはありませんでしたが、脱毛時に肌荒れが起こっていたり、できものができている時には、セラピストがお医者さんに聞きに行くこともありました。
なんとなく安心。
(もし施術後に肌トラブルが起きたら、すぐに相談しましょう。私は何もありませんでしたが。)

・機械が何かはわからない。
日本の会社だと、機械や仕組みの違いもアピールしてきますよね。
聞けば教えてくれるのかもしれませんが、聞かなければアピールもされません。
ビキニラインだけは専用マシンがありましたが、それを使う人もいれば、使わずにボディ全体と同じ機械で済ませる人もいました。
これも、「ビキニラインは別の機械でしょ?」と言えばそうしてくれたかもしれませんが、私は面倒くさいので言いませんでした。
どちらも効くとは思います。
ビキニライン用の機械は、まじまじと見ていませんが、照射する範囲が狭いのと、レーザー照射と同時に冷風も当たるので、皮膚の負担が少ないとか、そういう感じなのかもしれません。(あくまで私の想像)


総評

インドでやって良かった!これに尽きます。

<1>
毛なんて、生えてようがなかろうが本人の自由だし美醜の判断に寄与してほしくないのですが、私個人としてはどうしても気になってしまい、剃っては痒くなり肌トラブルを起こすことの繰り返しの人生でした。
脱毛をスタートしてから、剃る回数がだんだんと減り、この1年ほどはほぼシェーバーを使っていないので、肌に切り傷やかさぶたができていることがありません。

<2>
そして、費用対効果が良い。
私は76,025ルピーで全身コースを選択し、今の円安の状況でも130,515円で一通り終えられました。
日本でVIO含めた全身コースだと、20万円はかかるだろうと思います。
もちろん日本のクリニックやサロンのケアの良さは比べ物にならない点もあるかもしれませんが、ある意味、インドだからこんなものか~と気楽になれる部分もあったかもしれません。
逆に、何回も繰り返し照射してくれるのは、インドもしくはこのクリニックの良さでもあるかも。


おそらく今後生えてくるであろう細い毛や、完璧にツルツルにしたい部分は、それに対応できる機械のあるサロンやクリニックを探して行こうと思います。
女性は妊娠出産のホルモンバランスの変化で毛が生えてくるとも聞きますし、そのあたりが落ち着いてから次を考えたいですね。

今は満足しています! 



念願のレーザー脱毛デビューを果たしました。



 経緯 

日本で、光脱毛をやってみようと思ってミュゼに行って話だけ聞いて終わったことがあるんだけれど、それが約8年前。

その頃から脱毛に関心があり、そしてインドに来て、物価が安く脱毛にかかる費用も安いと聞いたので、えいや!と思って行ってみた。

・清潔感がある
・英語でうまく意思疎通できなくても親切なところ
・コロナ禍でも倒産しなさそう
・ちゃんとしてそう

こんなことを念頭に、下の3店舗を選び出して、ウェブサイトの予約フォームから申し込んでみました。

・Kaya Skin Clinic
・Clinic Dermatech
・Asian Roots

すべての予約フォームに電話番号とメールアドレスを入力していたので、電話が取れなくてもメールで連絡が来ればいいな、と考えていました。
しかし全くメールは来ない。
その代わり、電話はその日に3回ずつかかってきていました。でも仕事中で電話が取れなかったんです。
1回出れなかったらメールかSMSを送ってくれよ……。本当に電話社会だな……。などと思っていました。

携帯電話からかかってくるので、どの電話番号がどの店舗のものかわからず、折り返しする気力もなくその日は放置。

次の日にも電話がかかってきたので出てみたら、Kaya Skin Clinicからでした。

本当は3店舗全部で話を聞いて相見積もりをしたかったんですが、(本当に急に)コロナが爆増してしまい、この中でいろんな場所に行くことはリスクの高い行為となってしまいました。

なのでKaya Skin Clinicだけで予約。

予約後、メールにて予約確認連絡があり、リスケジュール用の番号も記載されていました。
(事情がありリスケしたんですが、丁寧に対応してくれて好印象。)


 予約当日 

予約と言っても、これは医師によるコンサルテーションの予約です。

「Laser Hair Reovalをしたい」というと、基本プランの説明がありました。

ここでは施術部位を8パーツに分けていて、パーツ毎に施術するほうが高額で、全身脱毛のほうが格段に安く見えるような金額設定。

私は元々全身脱毛希望だったので、一通り話を聞いて全身脱毛を選ぶことを伝えました。
全身脱毛は8パーツ×6回で、48回分という内容。

そうすると、次に、お医者さんではなく会計担当の人を呼んでお金の話。
その時点で提示された金額は80,000ルピー(約115,323円)。

今日契約するから70,000ルピーにならないかと言ってみると、一度断られたもののマネージャーに確認に行ってくれました。

そして、5%引きの76,025ルピー(約109,592円)なら、という返事だったので、交渉が苦手な私はその金額で快諾。

代金を支払ってすぐに施術となりました。



 脱毛施術 

施術部屋はもちろんすべて個室になっています。
店舗入口は小さいけれど、中は思いのほか広く、パッと見て4部屋程個室があった感じでした。

laserhairremoval1

laserhairremoval2

個室は特に広いことはなく、必要最低限のスペースと物品があるだけ。

私は、黒いペロンペロンのロングワンピースに着替えることに。

私物や服は、鍵付きの棚に入れられるようになっていて安心できました。

着替えが終わったら、ベッドに横になってスタート。

機械を2種類持って来て、全身脱毛なので2人がかりでスピーディーにやってくれました。


冷房ガンガン

寒い。インドは通常の冷房設定が18℃くらいなんですが、レーザー照射で熱くなるためか全裸でも冷房ガンガン。
寒いと言えば弱くしてもらえると思うので、次からはちゃんと要望を出そうと思います。
終わるまで約2時間耐えたけど風邪ひくかと思った……。

シェービング

冷たいジェルを惜しみなく出し、照射する直前に毛を剃ってくれます。
自分で剃ってきたほうがいいかどうか聞いたら、「自分で剃ってきたらその分時間短縮にはなると思う」という回答でした。
別に剃らなくても良いようです。
レーザー脱毛=医療脱毛なので、ここではカミソリが扱えるんですよね。
そのカミソリは使いまわしということはなく、新しいカミソリの封を開けて使用し、使用後は破棄していたのでそれも安心ポイントになりました。
(VIOもきっちり剃ってくれます。)

何度も照射

日本で脱毛体験をしたことがないので違いはわかりませんが、何度も照射してくれます。
目で見て毛の違いがあるのか私にはわかりませんが、脇の施術が甘かったのか、スタッフさんが最後のチェックをしている時に脇の照射をやり直していました。

恥じらいはなし

これは私だけかもしれませんが、恥ずかしくなることが全くありませんでした。
ペロンペロンのワンピースに着替えたとは言え、全身脱毛を2人がかりでスピーディーにやってくれるので、上も下もという状況になりもはや全裸。そして開脚。
私が日本人でスタッフさんがインド人で、母語は通じないし、知り合いではない、という点が恥ずかしさを感じない大きな要因かなと思います。

痛み

「輪ゴムではじかれたような痛み」と聞いていましたが本当にその通り!
上半身を担当した機械は、一ヶ所ずつ丁寧に照射するタイプでしたが、脇の照射がまさに輪ゴムではじかれたような痛み。
しかもそれが1回で終わるわけではなく何十回も連続して行われるので痛い。
耐えられないほどではないけれど、相当しかめっ面してたと思います。

下半身とVIOについては、おそらく機械が異なっていて、素早く連続照射するタイプのようでした。痛みは脇の時よりも分散されるものの、皮膚が熱くなっているのを感じました。
(だから冷房が強いのかもしれないけどそれでも寒い!)

痛みで言えば、脇のほうが辛かったかな……。でももう忘れてる(笑)

脇の照射をした時に焦げたにおいがしたのが私には面白かったです。



 脱毛のその後 

施術後24時間はお風呂に入らないように注意がありました。
水のみならOKということでしたが、熱いお湯やボディーソープなどは刺激になってしまうようです。

直後と次の日は、左の二の腕部分に強い日焼けのようなひりひり感がありました。
3日間ほど全身の乾燥とそれに伴うかゆみが強くありましたが、クリニックからもらった保湿剤をまんべんなく塗りたくり乗り越えました。
日中かゆくなった時も、(在宅勤務になったので)すぐに保湿剤を塗り、できるだけかかないように耐えていました。

4日経過後は乾燥を感じなくなり、かゆみも収まったように思います。ちょうど保湿剤もこの頃になくなりました。

まだ10日も経っていないのでわかりませんが、伸びた毛が自然に抜けるそうなので楽しみです。



気になったのが次回予約のスケジュール。

現時点では1ヶ月後に予約をしています。

日本のレーザー脱毛情報を見ると毛周期にあわせて2~3ヶ月に1回の模様。

1ヶ月ごとにレーザー脱毛をしていくのは日本人の毛周期の点から早いのでは?6回プランなので、6ヶ月後にコース完了しても照射できていない部分が残るのでは?と疑問を感じているので、毛が生えるペースを見ながら調整していけたらと思っています。


※追記※
脱毛の全セッション完了しました~!



 行ったのはここ 

Kaya Skin Clinic (DLF Galleria, Gurugram)

laserhairremoval3




或秋の日暮です。

印度の都デリーの隣にある都市グルガオンに、ぼんやり部屋の天井を仰いでいる、一人の若者がありました。

若者は名をあゆみといって、元は日本で暮らしていましたが、今は財産を溜め込んで、しばらくの暮しは何とかなるくらい、悠長なことが許される身分になっているのです。

何しろその頃印度と言えば、亜米利加に追いつき追い越せと言われるほど、新型コロナウイルス感染者数を極めた国でしたが、往来にはもうしっきりなく、人や車が通っていました。

街一ぱいに当っている、油のような夕日の光の中に、老人のかぶった紗の帽子や、印度の女の金の耳環や、白馬に飾った色糸の手綱が、絶えず流れていく容子は、まるで画のような美しさです。

しかしあゆみは相変わらず、部屋の壁に身を凭せて、ぼんやり天井ばかり眺めていました。

外には、もう細い月が、うらうらと靡いた大気汚染の霞の中にまるで爪の痕かと思う程、かすかに白く浮んでいるのです。


「I tested positive...!」


あゆみはひとりさっきから、こんな重大なことを思いめぐらしていたのです。




はい、こんにちは。

大好きな芥川龍之介の『杜子春』で始めてみました。

人の文章を写して書くことが文を書く練習になると聞いてやってみました。



本題ですが、インドで新型コロナウイルスの陽性結果が出てしまいました。

その顛末を綴ってみようと思います。
(12,000字を超えているので必要なところだけ見てください。)



 1. 陽性とわかるまで 


ある金曜日、同僚から新型コロナウイルスの陽性結果が出たと連絡が入りました。

この時点で、インドは感染者数世界第2位をひた走り、私の住むグルガオン地域は新規感染者数が増加中でした。

同僚を心配したと同時に、私はその週の水曜日、オフィスで共に仕事をしていたことを思い出しました。7時間、一緒だったんです。

その時点で私に症状は無かったものの、感染している可能性がゼロではなかったため、連絡を受け取った時にいた誰もいないオフィスから自宅まで足早に帰宅しました。

帰宅までに、陽性だった人との接触からおおむね5~7日でRT-PCR検査の反応が出やすいと調べました。

不安が募るままに、日曜日に自宅でのRT-PCR検査を予約。

しかしまったく予約確認の連絡が来ず、日曜日の自宅検査はなさそうだと薄々感じていました。

帰宅後の金曜日、土曜日と家から出ずに過ごし、結局、日曜日の検査時間受付ギリギリに、徒歩で近所のラボまで行ってきました。

1人ずつラボに入る形で、それ以外の人は外で待っていました。

受付で身分証明書を提示し、濃厚接触者や症状について何も聞かれずに、登録、検査まで進みました。

RT-PCR検査は、喉と両方の鼻の穴に棒を突っ込まれるスワブ検査。
どちらの綿棒も同じ検査薬に入れていて、そういうものなのか?と少し疑問が……。

何より、検査ラボ自体の面積が狭く、換気がされているような場所でもなかったため、ここに来るほうが移りやすいのでは?しかも偽陽性も出そうでは?と不安になりました。

次の日には結果が届くと言われ、それからも自宅で待機。

正直、待っている間は気が気ではありませんでした。

15時頃検査を受けて、次の日(月曜日)の19時頃に結果が来ました。

もう大学受験の合否を見るのかってくらいドキドキしました。

結果は

Positive RT-PCR report

あの時の衝撃は忘れられず、心臓のドクンという衝撃を覚えています。漫画か。


 2. 発症から完治まで 


実は、検査結果を受け取った月曜日、今思い返せば、すでに症状は出ていました。

発症自覚前の土曜日・日曜日にも、眼精疲労のような目の疲れがひどく、瞬きをするとジャッという音が聞こえていました。これがコロナと関係しているかはわかりません。

発症から検査で治ったことがわかるまでの14日間、自宅療養をしました。

※オレンジ塗りが新たに感じた症状の出始め。
※体温は華氏表示です。結局熱は出ませんでした。
※オキシ=パルスオキシメーターの数値。こちらも結局問題なし。


1日目 月曜日

04:00頃
目が覚める。眼精疲労のように目が痛い。眼球を上に向けると痛い。
喉が痛いが、大気汚染のせいかなと思った。
AQI(空気室指数)が400を超え、朝から空気清浄機が大きな音を立てて稼働していた。
たまに悪寒がしていたが、気温が下がってきたからかと思った。
寝つきが悪く、軽めの筋肉痛を感じた。

09:00頃
眠くても寝れない。軽めの筋肉痛とだるさを感じる。
喉の痛みが増す。熱はないが身体は火照っている
眼精疲労がひどく、瞬きをするとジャッという音がする。

19:00頃
新型コロナウイルス陽性との検査結果が届く。
パルスオキシメーターをAmazonで購入する。

21:30頃
上の症状に加えて、たまに咳が出始める
喉の左側がとても痛い。

2日目 火曜日

05:00頃
体温98.2°F
喉がとても痛く、左側がメインだと感じる。
腫れているからか、唾を飲んだ時に食べ物が引っ掛かっているような違和感がある。
呼吸は胸でする感じだが、喉が痛いから呼吸を浅くしたい気持ち。
右上の歯茎が腫れている感じが数日前からあったが、今はしっかり腫れていると言える。
鼻水はごくわずか
瞬きの時に音がしなくなり、身体の火照りもなくなった。

14:15頃
体温96.5°F
喉の痛みが響いて耳の中まで痛い
ヨーグルトを食べると喉が痛い。

22:45頃
体温97.9°F・オキシ98
唾を飲むと耳の中がとてつもなく痛い。
もちろん喉も痛いが、耳の痛みも同時に来る。
喉の左側が腫れて異物があるように感じる。


3日目 水曜日

08:30頃
体温97.3°F・オキシ95~98
喉と耳の中が痛くて辛い。
中耳炎か内耳炎のような感じがするが、耳は聞こえるし、耳垂れもなく平衡感覚も問題なし。
少し頭痛もしてきて、目の奥がまた痛むようになった。
顔の後ろ半分もしくは下半分がが痛い感覚。
喉の異物感は(慣れたためか)減っているが、全体的に腫れている感じがする。

14:00頃
体温96.7°F・オキシ93~96
のど飴をずっとなめているが、喉の痛みはマシにはならない。

~オンライン診察(コロナ外来・内科)・服薬開始~

22:00頃
体温97°F・オキシ97
夕方少しおさまっていた耳の痛みが、1時間ほど寝て起きたらまた痛くなってきた。きつい。
鼻水がわずかに出始めたが、鼻をかんでもあまり出てこない。


4日目・木曜日

05:45頃
体温96.3°F・オキシ98
耳の痛みで目が覚める。唾を飲まなくても痛い。
ごはんを食べて薬を飲んですぐ寝る。仕事を休むことを決意し連絡する。
前日まで無理しながら仕事をしていたが、本当に無理だと感じた。

12:30頃
体温96.1°F・オキシ98
唾を飲まなくても何もしなくても耳が痛い。
耳の下の頬を触っても痛くはない。(小さい頃にかかっていて免疫のあるおたふくを疑った。)
耳の中が痛い。喉も痛い。左側が原因のようだがもう関係なく全部痛い。
飲み込む時は耳にバリッという音がする。中耳炎か扁桃腺炎を疑いたくなる。
弱い咳がたまに出る。

~オンライン診察2人目(耳鼻科)・処方薬追加~

19:00頃
体温96.9°F・オキシ98
好きでよくオーダーしていたチキンスープの味が濃く感じた。(たまたまか?)
※これまで、においも味もずっと問題なくごはんは美味しく食べられた。
固形物が喉を通ると痛い。
パートナーが送ってくれたフレッシュジュース(柑橘系)を一口飲んだら、喉の炎症部分がしみて喉と耳に激痛が走り死ぬかと思った。
特に左側にビリビリ、ズキズキ。
炎症は左側。左耳のズキズキが止まらない。

23:15頃
体温96.6°F・オキシ98
耳のズキズキが止まらない。右側にもズキンズキンと来る。


5日目・金曜日

08:00頃
体温95.9°F・オキシ98
脈が59で驚いた。寝起きだからだろう。
喉の痛みは10分の9くらいになっている。

11:30頃
仕事はほぼできず休み。
ずっと寝ていたら喉と耳の痛みが10分の8くらいになってきた。
寝るのは大事だと実感する。

17:45頃
体温97.2°F・オキシ98
あくびをすると喉が非常に痛い。よく寝た日に限ってあくびが何度も出る。
耳は痛いが我慢できるレベルになった。
耳の痛みが減り、本来の(?)喉の痛みを自覚できるようになった感じ。
薬を最大9種類飲んでいるが、やっと効いてきた気がする。
薬のおかげかぼんやり気になっていた歯茎の腫れもおさまっている。

24:30頃
体温97.2°F・オキシ97
喉も耳も痛いが、10分の6くらいになっている気がする。
喉の左側が相変わらず痛いが、左側だとわかるくらいに全体の腫れはひいている気がする。
耳の痛みは、喉の動きがある時に強くなる。
キャラメルマキアートを飲めたが、キャラメル部分の甘味の刺激が強くて喉が痛くなった。


6日目・土曜日

07:15頃
体温95.3°F・オキシ98
目が重く眠い頭の前側が痛い
喉などの痛みはあるがかなり改善されているように思う。体感で10分の5くらい。

12:30頃
体温97.5°F・オキシ98
喉の痛みはだいぶひいたようで、痛みレベルが10分の3程度。耳は痛くなくズキズキしない。
咳がよく出る。痰が出そうな雰囲気だがまだ出ない。
治ってきている気がする。寝不足なのか目のまぶたがとても痛い。

17:00頃
体温97.5°F・オキシ98
咳はあまり出ない。倦怠感が凄い。
目の表側が痛く、睡眠を要するだるさがある。
耳はあまり痛くなく、痛みレベルは10分の1程度。少し頭痛あり。

17:50頃
体温96.6°F・オキシ98
12:00のご飯の時は問題なかったが、パートナーがオーダーして届けてくれたキャラメルマキアートの味がほとんどしなかった
においもあまりしないがゼロというわけではない
コーヒーの苦みとキャラメルの甘みがない。
オドモスのにおいはあまりなく、キャップを開けて鼻を近づければわかる。
めんつゆのにおいも蓋に鼻を近づけたらわかるくらい。
冷蔵庫にあるトマトソースのにおいは全く感じなかった。

19:30頃
食事は普段の20分の1くらいの感度で、においは感じた。
塩味と辛味は通常時ほどではないがゼロにはなっていない。悲しい。

22:30頃
体温96.6°F・オキシ97
倦怠感と弱めの頭痛あり。
咳、鼻水、耳の痛みは無し。喉の痛みはゼロとは言えないがほぼ無し。
洗濯洗剤のにおいは少し感じる。
のど飴を欲しなくなり今日はなめていない。


7日目・日曜日

08:00頃
体温96.9°F・オキシ98
あくびをすると喉の左側が痛いが気になることはそれくらい。
寝つきが悪くあまりよく寝られなかった。
ミューズリーを食べて、味はしないが、甘いかそうでないかは喉の奥で感じた。
オドモスに鼻を近づけるとわずかににおいを感じる。
全身倦怠感がすごい。

15:00頃
体温96.9F・オキシ97
ピザのにおいが少しした。オニオンリングのにおいも少しわかった。
バジルのにおいが普段の半分くらいだけどわかった。比較的美味しく食べられた。
のど飴の味もわずかに戻っているような気がする。
シャワーを浴びたかったが、何もしていないのに疲れて動けない

24:00頃
体温96.0°F・オキシ98
疲れがある。バジルのにおいは少しわかった。
人工甘味料が喉に残る感じはわかった。のど飴の感じは少しわかった。
たまに咳が出た。


8日目・月曜日

09:30頃
体温96.9°F・オキシ97
倦怠感が凄いが、運動不足で乳酸が溜まっている感じ。ふくらはぎと腰が重い

22:30頃
体温96.8°F・オキシ96
倦怠感が凄い。左目がとても痛い
起きていた分(仕事していた分)と同じだけ寝ないと動けない。
身体が磁石のように重く、ベッドにくっついている。(だらけているだけかもしれない。)
とりあえず寝ないとやってられない。一瞬だけ右耳にピリッと痛みが走った。
外に出たいという気持ちが湧いてきた。=身体を動かしたいくらい回復してきた。


9日目・火曜日

10:30頃
体温96.9°F・オキシ98
朝起きられない。倦怠感あり。目は少し痛い。

21:30頃
体温98.0°F・オキシ98
フレッシュジュースを飲んでも喉が痛くない。左目はずっと痛い。倦怠感あり。
薬は5日分の処方なので、追加分を含めても今朝で終わり。
あとは14日分出されているサプリの残りのみ。


10日目・水曜日

09:30頃
体温96.7°F・オキシ98
目が痛いのは寝不足なのか?倦怠感は軽め。

13:15頃
体温97.8°F・オキシ98
頭の両側面が朝からずっと痛いが我慢できる程度。鼻がツンとする


11日目・木曜日

11:10頃
体温96.5°F・オキシ97
起きるとだるい。起きた時から頭痛が止まらない。
ごはんは食べられる。味がする。

22:00頃
体温96.3°F・オキシ97
コンソメスープを作って美味しく食べられた。ちょっと猫舌気味。
一日中頭と目が痛い。鼻がツーンと痛い。
パラセタモールと追加の痛み止めを飲んでいるが効いているのか疑いたくなる感じ。


12日目・金曜日

10:30頃
体温97.2F・オキシ98
04:00から06:00頃にかけて寝られず、起きても眠い。
トマトコンソメスープの味はした。

15:30頃
体温97.3°F・オキシ97
目がゴロゴロする。結膜炎か、コンタクトが合わない時のような感じ。

24:00頃
体温97.5°F・オキシ98
左目が結膜炎のように痛い。


13日目・土曜日

17:00
左目がゴロゴロして痛い。目薬を差す。
その他は体調良好。

この日以降、体温計測・パルスオキシメーター計測をしていない。記録も無し。


14日目・日曜日

12:30頃
お医者さんの指示に従い、自宅で血液検査。
本当は月曜日にしたかったのになぜか来てくれた。


結局、目は17日目くらいまでゴロゴロして痛かったが、それ以降は消えた。


症状まとめ

結局、熱はなく、咳もほぼ出なかったと言えます。
私の場合は、喉の痛みと腫れ、それに伴う耳の中(神経)の激痛で辛い思いをしました。
発症から4日目・5日目がとても辛かったです。泣きました。
薬が効かず、この痛みがいつまで続くのかわからない不安が大きかったです。
軽微と言えど13日目まで何かしら症状が続いていたので、長い戦いに疲れました。

 3. 後遺症と現在の生活 


後遺症については、今のところ無いと思います。

発症後17日~19日に、胸やけとげっぷが数日続き、逆流性食道炎を疑いましたが、食事に気を付けてなんとかなっています。薬の飲みすぎとか、喉の腫れが実は引いてなかったりするのだろうか……。

耳にビキッと痛みが走る瞬間がたまーにあり、鼓膜が外側もしくは内側に張っているような圧迫感がありますが、続くようなら耳鼻科に行こうかなと思います。

ごはんも美味しく食べられるようになっていますし、倦怠感も消えています。

まだ油断できないらしく、しばらくは身体の様子をこまめに観察し無理をしない生活を続ける必要があるようです。



発症から14日目の日曜日に受けた血液検査の結果、問題ないということで、それ以降は散歩程度の外出をして体力回復に努めています。

この血液検査は陽性・陰性という結果が出るものではなかったのですが、ドクターの指示のもと受けて、そのドクターに結果を見せたら問題ないという回答がありました。
不安だったので別のドクターにも聞いたら、同じように、問題ないという認識でした。

PCR検査を再度受けなくていいのか不安になり、勝手にもう一度受けましたが。(結果:陰性)

インドの最新版ガイドラインだと、非常に軽微な症状もしくは無症状の場合、発症後10日及び解熱後3日経過すれば、7日間外出自粛とセルフモニタリングをしつつも、検査不要で外出しても良いらしいです。
※参考:Guidelines for home quarantine
※参考:Revised guidelines for Home Isolation of very mild/pre-symptomatic/asymptomatic COVID-19 cases

インドは10日で外に出ていいの?!移すリスクがゼロではないのでは?とインドの新規感染者数の数字を見ながら不安になりました。
でも日本での退院基準が「発症から10日かつ症状軽快から72時間経過」となっているので、感染させるリスクについては、世界でそういう共通認識があるのかもしれませんね。

ただ、(インドにある)会社によっては3週間なり4週間なり出勤禁止というルールを定めていたりもしますし、私の会社は継続して在宅勤務をしているので人との接触はほぼ無いです。

パートナーには会えるようになり、発症後3週間濃厚接触を控えれば大丈夫、という日本の感染症医の見解をもとにしばらく物理的距離を取りながら会っていました。

現在ではほぼコロナにかかる前の状況に戻っています。

 4. オンライン診療・処方薬・各検査 


オンライン診療と処方薬について

処方箋を出してもらうオンライン診療を、パートナーの紹介含め合計3回しました。


1回目

発症から3日目に症状が我慢できるレベルではなくなったので、Practoというアプリを介して、内科のコロナ外来を受けました。
処方箋を出してもらい、その後すぐにパートナーが薬を購入して持って来てくれました。
Practoアプリでも、処方された薬を購入して配達依頼をすることは可能でした。

処方箋は

・14日間の自宅隔離
・室内の保湿
・うがい
・たんぱく質の多い食事
・パルスオキシメーターの数値が93以下もしくは体温が101°Fを超えたらCovid Centerに報告(して指示を仰ぐ)
・抗生物質2種類、胃薬、解熱鎮痛剤、ビタミンC、マルチビタミン・マルチミネラル 5日分

という内容でした。


2回目

そして、発症から4日目、尋常じゃない耳の痛みが続き、調べても調べてもコロナの症例として出てこないので、治療すべき症状から見落とされているのではないかと不安になり、Practoで耳鼻科を探しオンライン診療をしました。

1回目のオンライン診療での処方箋をドクターに共有し、中耳炎のように痛い(なったことはない)ことを訴え、追加で服用しても問題ない痛み止めを出してもらいました。

・抗アレルギー薬、抗炎症薬、鎮痛剤 5日分

結果として、9種類の処方薬を服用していました。

こんなに症状が変わるのに、ずっと同じお医者さんに診てもらうの不安では?と思ったのですがどうなんでしょう。ずっと内科で良いのか?

Practoでは、1回目も2回目も、シングルオンラインコンサルテーション(120ルピーほど)を選択しましたが、1ヶ月間の間に15回各専門医で診察を受けられるプランなどもありました。


3回目

発症から12日目、喉の痛み、頭痛、目の痛みが続いていたので、パートナーが手配してくれてオンライン診療を受けました。
服用していた鎮痛剤やサプリの継続と、血液検査、肺の検査の指示を受けました。
結局、肺の検査は受けていません。


各検査について

RT-PCR検査

私は会社の紹介でDr. Lal Pathlabという所で受けました。
グルガオン各地にありますが、新型コロナウイルスについての検査ができるラボは限られています。
私はGalleria Marketにあるラボに行きました。
何ヶ所か電話をして確認しましたが、Home Collection専門、Covid-19は受け付けていない、というラボもあったので注意してください。
また、Googleに掲載されている受付時間が変更されていることが多々あるので、その点も要確認です。

pathlab

身分証明書の提示と、症状を聞かれて(2回行って1回は聞かれなかった)、電話番号を登録しました。
RT-PCR検査は900ルピーでした。
待ち時間は15分くらいで、混んでる印象はなかったです。
検査を受けた次の日の19:30頃に、電話番号宛にメッセージが届きました。
届いた番号と名字を入力すると、ウェブサイトもしくはアプリで検査結果のPDFを見ることができます。

ここだけの話、ミスったなーと思ったことがあったんです。
検査の際に登録した電話番号は、私の私用携帯でした。
それなのに、Aarogya Setuを使っている携帯電話は仕事用携帯なんですよね。
だから、検査結果が陽性と出ても、私のAarogya Setuはずっと「You are Safe」でした。
インドにいらっしゃる方は意味が分かると思います。

aarogyasetu


抗体検査

抗体検査は自宅での検査をMax Hospitalのラボに依頼しました。これはパートナーが手配してくれました。
比較的遅い段階で現れ、長期間残ると言われているIgG抗体。
陽性であれば、過去数ヶ月以内に感染した可能性があり、抗体がすでに出来上がっている状態と考えられるそう。

血液検査で1,400ルピーでした。

(IgM抗体と同時にチェックしたほうが良いのでは?と思ったんですが、他にも検査しているからまあ良いかって感じです。)

抗体があるということなので、コロナでした。

Antibody report

 5. 人から聞かれたこといろいろ 


どうやって感染したか?

私は、10月から引き継ぎ業務で忙しくしていて、その業務がプレッシャーになっていた部分があるかもしれません。
不眠が続いていたり、明らかに疲れが溜まっていた状況で、オフィスに行き、気が抜けていたと思います。
いくら同僚が先に陽性だったからとは言え、感染経路の断定はできませんし、同僚もその時は無症状でした。
「今思い返せば、同僚は数日前の誕生日パーティーで友人たちと会っていたし、それを私は知っていたのだからもっと気を付けるべきだった」と言えるかもしれません。
でも全部、今思い返せば、なんです。

同僚は執務室、私は一応仕切りのある会議スペースで仕事をしていて、距離は4~5mほどあったと思います。
会議スペースにある窓は朝から開けっぱなしにしていました。

リスクが高い行為としては、下記が反省点かなと考えています。
・出入りはあるものの7時間オフィスで一緒だった(私はランチを室内で食べた)
・同僚からもらったチョコレートの包装の消毒をせずに開けて食べた(手は洗わずに消毒のみ)
・発声はなくとも10秒ほどマスクを外して同僚とツーショットを撮った
・帰宅後疲れ果てて、シャワーを浴びずにそのままベッドで寝た(これはこの週のどこかでそうだったかもという程度。記憶が確かではない。)

コロナは、疲れた身体と気の緩みをすかさず狙って入ってくると思いました。


食事はどうしたのか?

インドはデリバリー文化があり、日本で言うUber eatsのようなアプリもたくさんあるので、それを利用してオーダーしていました。
ホテル療養をする場合はどういうルールがあるのかわかりませんが、私は家のガードマンさんが受け取って私の部屋の前まで持って来てくれました。
ノックしてもらった後、ガードマンさんがいなくなったのを見計らってドアを開けて部屋に持ち込むという感じです。
デリバリーを頼んでも日本よりも安いので、17日間の隔離期間中で13,880ルピー=約19,539円ほどの食費でした。
食欲は無かったんですが、食べて寝ないと治らないと思って頑張りました。
でも体重は3キロ減。

治った後、ガードマンさんには御礼とディワリボーナスとして1,000ルピー渡しました。


保険や費用は?

今回、会社で入っている保険会社に問い合わせたんですが、入院していないので保険適用にならないという回答がありました。

ドクターに出してもらった処方箋に外出禁止&自宅療養の旨書かれていて、保険会社の約款に「やむを得ない自宅療養に適用」というような文言があっても、今回のケース(軽症だし)だとダメみたいです。

私が支払ったのは、オンライン診療2回(120ルピー×2)、RT-PCR検査2回(900ルピー×2)、抗体検査(1,400ルピー)、血液検査(5,180ルピー)です。

薬代はパートナーが支払ってくれていますが、レシートが残っている分だけで1,400ルピーほどでした。

結果として軽症だったので10,000ルピーほどで済んで良かったです。

 6. 自分で感じたこといろいろ 


かからないのが一番!!!!!

こんなにコロコロ症状が変わって、今は大丈夫でも明日どうなるかわからないから、寝る時に「明日急激に血中酸素飽和度が下がって死んでたりしませんように」と1週間ほどおびえていました。


コロナじゃないのでは?と思った

耳が痛すぎて、調べても調べても耳が痛い症例が1つ2つしか出てこず、コロナじゃなくて中耳炎、内耳炎、アデノイド、もしくは他の何か別の病気では?と疑いました。
結局、抗体があるのでコロナではあったんですが。


新型コロナウイルスはただの風邪とはまだ言えない

ただの風邪論者の方々は、自分がかかっても無症状だという自信があるのでしょうか。
症状が出る前が感染力が強いということをわかって行動してくれるんでしょうか。

まだワクチンもない、対症療法しかない、症状がコロコロ変わる、感染力が強い。
いつかは、数多あるウイルスで引き起こされる「ただの風邪」と同じ扱いになるかもしれない。
それでも今はそんな簡単に無視できるようなウイルスではないと思いました。
集団免疫獲得に振り切るしかないインドの状況も辛いです。誰にもこんな思いをしてほしくない。


人の優しさを感じた

仕事でお客様に会う予定がいくつか入っていたんですが、正直にお話しして延期や調整をさせて頂きました。
不注意だとか、無責任だとか言われてしまうんだろうか、と不安だったんですが、皆様からあたたかいお気遣いをいただき、目に涙が浮かびました。

会社の上司・同僚も毎日体調を心配してくれていて、パートナーがいなかったら、会社がサポートしてくれていただろうと思います。
本社の方々からも頻繁に体調確認の連絡をいただき、ミーティングに参加できず週次報告書が送れなくてもお咎めなしでした。(しかもその日、できないという連絡を送れないくらいきついタイミングだった。)

それからもちろん、パートナーの存在があってこその全快だと思っています。
彼は「ありがとうはいらないよ。そういう時は愛してるって言ってよ!」と言って、いろんなサポートをしてくれました。


不幸中の幸い

1つめ
幸いにも、同僚が陽性結果を速やかに報告してくれたこと、外出して人に接触したのがその日だけだったこと、パートナーが出張していてしばらく会えていなかったこと。
そういった状況のため、自分が誰かに移したのではないかという不安はあまりありませんでした。
Uber利用時はオートリキシャーを使用していたので、接触後の移動時(金曜日)に密閉空間で誰かに移したということもないと思いたいです。
唯一、PCR検査してくれた人たちが心配です。防護服着てたけど……。あのラボの質自体も心配ですが。
(回復後、再度同じラボに検査に行った時には前回と同じ人もいました。)

2つめ
元々そんなに無いけど、10月くらいから残っていた顔の吹き出物が消え去りました。心なしか肌のキメも整っています。
2週間以上外出しておらず、全く日の光に当たらず大気汚染の影響も受けなかったからだと思います。紫外線怖い。

3つめ
ちょうどジェルネイルを考えていた時だったので、してなくて良かったと思いました。
パルスオキシメーターを利用する時に不都合らしい。
家にジェルネイルオフできる道具は無かったし、Amazonで購入して自分でオフするのもだるかったと思うので……。


Covid Centerから電話がかかってきた

自宅療養中、何度か知らない携帯電話番号(毎回違う)から電話がかかってきました。
身体がだるいし営業電話かと思って無視をしていたんですが、治った後にもかかってきたので出てみたらCovid Centerからでした。

RT-PCR検査をした時に電話番号を登録しているので、それを基に、結果が陽性だった人には電話をかけてくるんだと思います。
で、「自宅隔離14日間した?」みたいなことを聞かれて、答えて、終わりました。


役に立つことはなかろうか

インターネットで色々検索していて、回復者血漿療法について目に入りました。
日本の東京では、回復者血漿療法の試験がされていたりします。

参考:新型コロナ 回復者血漿療法とは?
参考:【新型コロナ治療 最前線】回復者血漿療法って? 感染症医 忽那賢志 × 品川庄司 庄司智春が語る!

インドでも行われていて、死亡への有益性は確認されなかったとの報告もあるようです。

参考:COVID-19回復者血漿療法は有益か/BMJ

これは中等度以上の症状があった回復者の方のほうが良さそうですが、せっかく感染したんだし何か役に立てることはないかなーとぼんやり思ってます。

身近な誰かが感染しても私ならお世話できるのでは?と考えたりしましたが、一度感染したからと言ってまた感染しない保証はないので、むやみやたらに行動して良いわけでもないですし、2回目が重症化しないとは言えません。

今は、少しでも記録を残して参考にしてもらえればと思います。


 7. おわりに 


私は軽症で終えられたので、こんな風に記録をつけて振り返る余裕があって良かったです。
持病の無い20代で良かったね、とよく言われました。

私は自分の意志でインドに来て、どんな時も助けてくれるパートナーがいたのでなんとか踏ん張れましたが、会社の命令でインドに来て仕事をしている単身の方だったら、精神的にも身体的にも相当大変なのではないだろうかと思いました。

かかってしまったら治るまでインドから出られませんし、家族が日本にいて離れているのであればなおのこと不安は大きくなると思います。

ロックダウンの時からずっと思っていましたが、あらためて強く感じます。
ほんとに、一時帰国されたことは大正解です。
あまり思いつめず、時期が来たらインドに戻って来ていただけたらいいなあと思っています。


それから、毎月行われている商工会のオンライン会議で日本人の感染者数が発表されているんですが、どうやって報告したらいいんだろう、と報告ルートが気になりました。

同じく商工会に入られている会社の方にお聞きしたら、病院や今後の対応について日本大使館の医務室に問い合わせた際の数が集計されているんだろうという見解をいただきました。

報告は義務ではないのだということと、他の皆さんも手探りの状態なんだなとわかり、謎の安心感を得たりしました。

会社として、そうなった時のことを想定して体制を整えておく必要があるとは思っているんですが、実際にそうなってみないとわからない部分もあります。

もし知りたいことがあれば、いつでも聞いてください。

こんな思いをする人ができるだけ少なくなるように、私自身も今後の動き方には注意を払おうと思いました。

インドにいらっしゃる方も日本にいらっしゃる方もどうかお気を付けてお過ごしください。



先日アップした「インドで婦人科に行ってきた」の続きです。全3章になりそう。
次の話で終われば良いのですが、どうなることやら。

前回、婦人科で子宮頸がん検診と血液検査を受け、2ヶ月経ってからやっと検査結果を聞きに行ってきました。

今回、婦人科受診の理由は3点。
  • 子宮頸がん検診と血液検査の検査結果
  • 子宮卵巣エコー
  • HPVワクチン接種 (2回目)
自分の準備不足でわからない部分があったので、次回受診への反省として残しておきます。



 1. 検診の検査結果 


前回、子宮頸がん検診と血液検査を実施しました。
検査結果はどちらもすぐにメールで送られてきていましたが、ぱっと見て問題が無かったことと、先に皮膚科のお医者さんに見せたら「今は数値は大丈夫だけど、体重を増やさないようにして」と言われていたことで安心して、病院に行くのを遅らせていました。
ぱっと見て問題がないというのは、各検査結果の横に平常値が書かれていて、基本的には数値はその範囲に収まっていたからです。

検査結果を聞きに行ったのは、前回行ったCloudnine Hospital - Gurgaon……ではなく、そのドクターが働いているもうひとつの個人開業クリニック。
診察内容や予約日程によっては、コンサルテーションを受ける病院が変わるようでした。

そして検査結果のヒアリングですが、私のメールアドレスに送られてきた検査結果を見せると、お医者さんが「子宮頸がん検診も血液検査もどちらも問題ない」と言ってくれました。

しかし!安心したのも束の間、「子宮卵巣エコーは受けました?」と言われたのです。

「 (は?エコー?) 受けてないです(けど?)」と私が返すと「ではCloudnineのほうで予約を取ってエコーを受けてください」と言われました。

心の中で「いや私最初の診察の時にPCOSのチェックしたいから血液検査したいって言ったけど、その時にエコーの話もしてくれてれば検査に行くのは一回で検査結果のヒアリングも一回で終わったじゃーん?」と心の中で思いながら、「わかりました。」とエコー専門のドクターに予約を取りました。

というかそもそも、HPVワクチン2回目の接種もこの時にしたかったのに、在庫が無いということでその日は接種できず、結局Cloudnineに行きました……。
いろんなことが二度手間でストレスを感じてしまいました。

ここでは子宮卵巣エコーと言っていますが、医療用語としては経腟エコーと表現すると思います。

 2. 子宮卵巣エコー 


受付にて


1の検査結果ヒアリングとは別の日、予約した時間の20分前にCloudnineへ到着。
受付は混んでおらず、アプリでチェックインしていたのですぐに受付が終了するかと思っていたら、ここで問題が。

私の予約は「Pelvic Echo」で取っていたんですが、受付で処方箋を見せると、「どっちのエコー?」と言われたんです。
どっちって何?!

私の処方箋は1回目と2回目の2枚を提出していて、それぞれ少し異なる内容が書かれていました。

◆1枚目
Ultrasound Lower Abdomen Transvaginal TVS 3D:
下腹部エコー、経腟エコー、経腟エコー3D
◆2枚目
USG:Ultrasonography 超音波検査
TVS:Transvaginal sonography 経腟エコー

エコーには経腹エコーと経腟エコーの2種類があり、その違いを聞かれているのかと思ったんです。
私は「どっち?」と受付で言われた時に「どっちでもよくない?!」とイライラしてしまいました。(どっちでもよくない)

受付の人がドクターの秘書に確認を取ろうと電話してくれたんですが繋がらず。
「もう今日疲れたので帰って良いですか?」と聞くと、「だめ!待って!」と言われ、秘書に繋がるまでメッセージや電話をしてくれました。
交渉術ではなく本当に帰りたかったんですが……待つこと20分。

1枚目の「Ultrasound Lower Abdomen Transvaginal TVS 3D」が正しいと言われて、診察料金を支払いました。
ここまでで受付開始から40分。
心底病院を変えたいと思いました。


子宮卵巣エコーの実施

pelvic echo
(イメージです。)

受付終了後はほとんど待つことなくエコーの診察室へ。

受けてみてわかったんですが、経腹エコーか経腟エコーの違いではなく、3Dエコーの有無を聞いていたのかなと思いました。
最近は4Dエコーもあるそうです。

人生で初めてのエコーだったので、それ自体は新鮮で興味深いものでした。
その場でドクターが今やっていることを説明しながら映像を見せてくれました。

・子宮と卵巣の2Dエコー (エコーと聞いてよくイメージされるもの)
・子宮の形の2Dエコー (凄い!)
・左右の卵胞の3Dエコー (凄い!)

私が渡されたレポートの画像はこの3種類の画像が印刷されていました。
画像の他、文章で所感が書かれていて、PCOであるとの記載が。ぴえん。

月経不順はなく血液検査も問題なかったので、PCOSという診断ではないだろうと思いますが、体重管理は必須になりそうです。

素人が素人の考えだけで悩むのは時間が勿体ないので、早くドクターの診察に行くことがベストだと思っています。

ちなみに、エコーの診察室には

Here pre-natal sex determination (boy and girl before birth) is not done.
It is punishable act.
ここでは出産前の性別判定は行いません。罰せられる行為です。


とでかでかと書かれていました。インドですね。


診察に行くのがベストとは思いつつも、日本のお医者さんがstand.fmで
・PCOSの診断基準
・妊娠希望の有無による治療法の違い
・妊娠した時のリスク
を話されていて、とても参考になりました。リンク貼っておきます。

高尾美穂からのリアルボイス
#241 多嚢胞性卵巣症候群 PCOS についてのアドバイス



 3. HPVワクチン接種 (2回目) 


HPVワクチン1回目の接種から約2ヶ月経ったので、2回目の接種をしました。

その日は、採血や注射専門のサンプルコレクションルームが開いてないと言われてしまったので、救急受付で注射してもらうことになりました。

前回と同様に、処方箋を見せて、院内薬局でHPVワクチンを購入。

これを救急受付に持って行って処方箋を見せたら、「じゃあこっちに来て」と促され、サラッと打ってくれました。
一瞬で液体を入れられたためか、入れる勢いが早く痛いと感じましたが、その後副反応のような症状はありませんでした。

接種後は、接種した旨の請求書をもらい、受付に行って50ルピーを支払い。
支払った領収書をまた救急受付に証明として見せに行くと、支払記録を残されて無事終了という流れでした。

この4ヶ月後に3回目を摂取して完了となります。

今回も、ワクチン費用は3,260ルピー(約4,653円)、接種費用が50ルピー(約71円)。
前回と同じです。(当たり前?)
同じワクチンを3回打つということを理解しました。
1回目、2回目、3回目でバージョンが変わるわけではないんですね。

私、院内薬局で間違えて最初にサーバリックスと言ってしまったんですが、この病院はガーダシルしか置いていません。
サーバリックスは2価で、ガーダシルは4価。
違う種類のものを接種しても意味がないので、そういった医療過誤の可能性をなくすために、この病院は一種類のHPVワクチンしか置いてないのかもしれないと思いました。

 4. かかった費用 


支払いの度に明細を発行してくれます。

検査結果を聞きに行った時の診察料金と、別日程でエコーとワクチン接種に行った時の支払合計です。
エコーとワクチン接種の時は診察行為は無かったので、診察料金は支払っていません。

  • 診察料金      Rs.1,000
  • 子宮卵巣エコー   Rs. 2,520
  • HPVワクチン接種  Rs. 3,310
  合計 Rs. 6,830 (約9,740円)

インドでエコーっていくらかかるのか不安で、英語で検索してみましたが、情報がほとんど出てきませんでした。診察料金はわかるんですけどね。
日本の病院の場合、約4,000円前後と出てきたので、インドでもRs.2,500くらいだといいな~と思いながら行きました。
結果、思いのほか高くなくて良かったです。

 5. 反省点とまとめ 


単純に、婦人科検診の知識不足と、英語がわかりませんでした。

・経腹エコーか経腟エコーか?
・2D、3D、4Dのどれが必要なのか?
これは英語が理解できていることがベストですが、知識として事前に調べておけば良かったと思いました。
前回は初めての婦人科受診だったためかなりの準備をして臨みましたが、今回は疲れていたのもあって、何もせず、処方箋の翻訳もせずに病院に向かってしまいました。

インドの病院に行くたびに、余計な治療をされないようにしなければ、と警戒心バリバリになってしまいます。
ただ、警戒するだけでなく、通訳サービスなどを受けない分、わからない部分は自分で準備しておくべきだと反省しました。

それに今回(毎回?笑)、受付でのやり取りがだるく、病院を変えたいと強く感じました。
そんなことで?と思うか、それも大事なことと思うか、人によると思います。
身近なところで、インドの病院で出産を経験された方が何名もいらっしゃいまして、ある人は通訳サービスのある総合病院、ある人はそういったサービスがない産婦人科私立病院、ある人は……と経験が様々。
もし自分がインドで妊娠出産をすることになったら体験談を聞いてみたいと切に思いました。

今回は、「無問題というわけではない」と結果がわかっているので、次回の検査結果ヒアリングの時になんと言われるか、それだけが気になります。
今の今、私は妊娠を希望していないので、それに沿った改善策を提案してくれると良いなと思っています。

次回(で最後になると良いな!)、乞うご期待!



前々から行きたいと思っていた婦人科にやっと行ってきました。

「新型コロナウイルス感染者数爆増中のこのタイミングで?」という点で非常に悩みました。
ただ、私の身体と人生計画を考えた時に、できるだけ早く行くのがベターだったので決断したのです。 

婦人科で診てほしかったことは4点。
  • 子宮頸がん検診
  • HPVワクチン接種
  • 血液検査
  • 低用量ピル処方
日本で婦人科を受診したのはだいぶ前なので比較はできませんが、少しでも参考になれば。




 1.受診した病院 


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私が行ったのは、Cloudnine Hospital - Gurgaon。
ここで出産した知人に、病院と担当医を教えてもらい予約をしました。

Cloudnineは、「至福」という意味の英語。(なんかすごい。)
インドの都市部で展開している産婦人科専門の医療法人で、グルガオンだけでなくノイダや他の地域にもあります。
日本語通訳サービスとの提携はしていないようです。

土・日と行きましたが、土曜日は朝からとても混んでいました。
日曜日も朝から行きましたが、受付に並ぶこともなく、予約待ちの人もほとんどいない状況でした。
日曜日は開いているものの、外来休診のドクターが多いようです。

 2. 病院での流れ 


重複する部分もありますが、病院での流れと診療の内容を分けてまとめます。

10時30分に病院に着いて、全部終わったのは13時でした。
病院の入口で、健康状態の記入と、手指のアルコール消毒、体温測定、Aarogya Setuの表示が必要になります。

1. 受付:登録手続き・登録料と診察料の支払

受付を終えるまでに40分を要しました。
というのも、初診だったので、病院への登録手続きに時間がかかったんです。

まずは、この病院で活用しているアプリをインストールし必要情報を登録。

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しかしながら、私は「外国人」かつ「Indian Citizenではない」ので、別紙での登録手続きが必要でした。
その際にパスポートとVISAの情報の記入を求められました。
※インドの全ての病院で求められるわけではありません。

パスポートはスキャンデータを持っていたので良かったものの、パスポート本体を持っていなかったのでVISAについての情報が書けませんでした。

結局、付き添ってくれた恋人が受付の人と調整をしてくれて、パスポートのスキャンデータをメールで送ればOKということに。

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受付では対応窓口の数を減らし、ソーシャルディスタンスを取りながら業務を進めていました。
そのためか、着いてから受付完了までかなりの時間がかかり、この時点で若干疲れたのでした。


2. 秘書受付:ドクターの秘書

その後、ドクターの秘書受付へ移動。
人の接触を減らすため、同行者は最初の受付から先のエリアには入れませんでした。
特に問診票などの記入はなく、血圧と体重測定をして呼ばれるのを待ちました。

(次回以降ドクターに予約をする際は、秘書の携帯電話に連絡するようにとのことです。)


3. 診察室:診察+子宮頸がん検診

そしてドクターとアシスタントドクターとの診察・検診タイムです。

診察室に入って最初に話したのは、アシスタントドクター。
私は英語が得意というわけではないので、診てほしい内容をすべてノートに書いていきました。
アシスタントドクターに私の要望を話すと、その人がスラスラと処方箋に記入。

一通り話した後、言われるがまま下着を脱ぎ診察台で待っていたところドクターが来ました。

初対面の姿勢がこれ。

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股の向こう側から「Hello」と言われましても。ドクターは慣れてるんでしょう。

ここでは、ドクターと私との間にカーテンはありませんでした。
私は恥ずかしいという感情はなく平気でしたが、気になる人もいるかもしれません。

そのまま子宮頸がん検診をしました。
終了後、アシスタントドクターが書いた処方箋に沿って、気になることや他に質問などが無いかドクターと話をしました。


4. 受付:検査費用の支払

それが終わったら、処方箋とワクチンの内容が書かれた注文用紙をもらいます。
ワクチン担当の人に案内されながら、いったん検査費用の支払いをしに受付へ。
ここでもまた並びました。


5. 薬局:HPVワクチン受け取り+ワクチン費用の支払

支払が済んだら、次は院内にある薬局に行きます。
そこで処方箋と注文用紙を渡し、ワクチンを受け取り、ワクチン費用の支払いをしました。


6. 受付 :HPVワクチン接種費用の支払

その後、再度受付に行って接種費用の支払いをしました。
接種にかかる工数というか、人件費だと思います。50ルピー(約71円)でしたが。
50ルピーの支払いのためにまた並ぶのか?と思いつつ……。


7. サンプルコレクションルーム:HPVワクチン接種

診察したドクターの所ではなく、院内の別区画にあるサンプルコレクションルームへ行ってワクチン接種しました。
(部屋の正式名称忘れたんですが、こんな名前でした。)


これでこの日は終わり。血液検査は別日に実施。
人が多かったので、ソーシャルディスタンスを取らねばと気を張って疲れました。

病院内にあるCafe Coffe Dayで、実に3ヶ月ぶりにチャイを買って帰宅。


 3. 受診した内容 


私が診てもらいたかった4つの項目について。

1. 子宮頸がん検診

20歳の時に初めて受けてから、2年ごとに検診しています。
本当は昨年度受ける年だった気がするんですが、インドに来たばかりで病院のことがよくわからず、すっ飛ばしたままで不安が募っていました。

検診の方法は日本と同じでした。
ジェルがしっかりついているためか、スムーズで痛くなかったです。
擦り取る時「うおお」と声に出るくらいでした。

「検査結果は7~10日後に、登録したメールアドレスに送ります。」
と言われていましたが、検査から3日後に届きました。


2. HPVワクチン接種

日本にいた時もHPVワクチンの接種をしたいと思っていたんです。
でも、よくよく調べて意志を強くしたその時すでに、私はインド転職を考えていました。
そのため、インドに行って生活が落ち着いてからワクチン接種しようと思ったのでした。

というのも、HPVワクチンの接種を完了するのに6ヶ月を要するからです。

私が摂取したHPVワクチンは、ガーダシル。
サーバリックス、ガーダシル、ガーダシル9の選択肢があると思って聞いたら、この病院はガーダシルのみを扱っていると。
せっかくワクチンを接種するならガーダシル9が良いと考えていましたが、受けられるに越したことはないのでガーダシルを接種することにしました。

処方箋と注文用紙を渡して、院内薬局でHPVワクチンを購入。

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これを自分でサンプルコレクションルームへ持って行き、利き手でない腕に打ってもらいました。

最中「おお~何かを入れてる感じある~」と思うくらいで、その後の痛みや腫れは無かったです。
それはそれで効いてるのか?という気はしますが。

この日を1回目として、2ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目を摂取して完了となります。

今回のワクチン費用は3,260ルピー(約4,653円)、接種費用が50ルピー(約71円)。
全3回打ったとしても9,930ルピー(約14,173円)です。
日本で打つと全3回で50,000円ほどするので、それと比べるととても安いですね。

ちなみに、5月に日本でもガーダシル9が認められました。
積極的勧奨を控えると言っても、12~16歳の女性は公費で打てます。大人になって自費で打つのは結構な負担。
性交渉前年齢での接種がベストということですが、それ以降でも40歳までは推奨されていますし、男性にも効果があるとの報告もあります。(何の話?)

ちなみに私がHPVワクチンを打ちたかったのは、インドというストレスフルマックスの状況だから。
去年の1年間だけで何度病院に行ったことでしょう……。
この環境下で、HPVに感染してそれが消失するほどの免疫が私にあるかどうか。不安なんですよね。

妊娠中は接種を中止しなければいけないようで、妊活する予定があるなら、その前に接種完了したほうが良いですし。
色々と、私には良いタイミングでした。


3. 血液検査

これは、私が薄毛治療で通っている皮膚科の先生に打診されて実施したものになります。

こめかみ付近の薄毛の原因として、PCOSが原因になることもあると言われました。
※PCOS:多嚢胞性卵巣症候群

それに、ロックダウンが明けてから薄毛治療に行った時に「私がむくんでいるように見えた」ことも、皮膚科の先生がPCOSを疑った理由の一つです。
むくんでいたのはロックダウンでの外出不足で太っただけなんですけど……。

でも、私も心配だったので検査したいと思いました。

実は20歳の子宮頸がん検診デビューの時に、お医者さんにPCOSの可能性があると言われて血液検査をしていたんです。
確かその時は問題なく、当時「もしPCOSでも今何かするというよりは、妊娠したいという段階で対処できることでもあるから焦ったり不安になったりしなくていい」と言われていました。

その後時間が経っていて、久しぶりにその単語を聞いたことで私も気になってきたので、検査をするに至りました。

上記の経緯と、PCOSの可能性を確かめるための血液検査をしたい旨をドクターに伝えました。
すると9つの検査項目が必要とのこと。(9回採血するわけではありません。念のため。)

この血液検査は、
・朝ご飯を食べずに来ること
・採血までに、起きてから2時間空ける必要がある
と言われました。

予約は特に必要なく、処方箋を持って受付で血液検査を受けたいと言えばできると。

ということで、次の日、朝ご飯を食べずに10時頃に行きました。
どの血液検査を受けるのかという最終確認のために、受付とドクターの秘書とのやり取りで時間がかかったものの、採血自体はすぐに終わりました。
11時には病院を出ていたと思います。

サンプルコレクションルームの人は、注射や採血が専門だからか針を刺すのがとても上手でした。
私の腕はいつも難しいと言われるのに一発で成功。

3日以内に登録したメールアドレスに検査結果を送ると言われて、その日の夕方から2日後までに複数回に分けてメールが届きました。早いなあ。


4. 低用量ピルの処方

私は月経周期がそこまで不定期ではなく、経血の量が異様に多いわけではないんです。
が、初日の生理痛が辛く、痛み止めを飲んでいるものの勤務時間に休憩をもらったことがあるくらいなので、少しでも楽になればと思って低用量ピルをお願いしました。

・月経周期に乱れがある
・量が異様に多い
といった理由があればすぐさま処方してくれる様子でしたが、私が生理痛の話をするまでは「え、いる?」という空気を感じました。
日本では月経困難症などが認められれば保険適用の薬として出されますが、インドでも相当きつい症状じゃないと勧められないものなんでしょうか。

インドは処方箋が無くとも薬を買えるので、ピルも同様に薬局で自由に手に入れられます。
ただ、私は日本でピルの経験がなく、インドでも初めての服用ということで、飲み方も含めてちゃんと知りたいと思って処方をお願いしました。

出された低用量ピルは、21日飲んで7日間休むタイプ。
1箱が21錠なので1ヶ月分ということですね。

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日本だと飲み忘れ防止に偽薬を使うこともあると聞きますが、この薬は21錠のみ。忘れそう。
1ヶ月分で250ルピー(約356円)。インド、薬は安いです。効くのか?と不安になるくらい。
次の月経の2日目から飲んでね、と言われました。

説明書には「次の月経が開始した1日目、もしくは2~5日目のどこかで服用開始するように」と書いてありました。服用前によく読もう。



今回実施した子宮頸がん検診と血液検査の結果を以て、あらためてドクターにアポイントを取ることになります。

 4. かかった費用 


支払いの度に明細を発行してくれました。
何にいくらかかっているのかが細かくわかると、病院への信用度が増しますね。

  • 登録料と診察料金  Rs. 1,150
  • 子宮頸がん検診   Rs. 1,510
  • HPVワクチン接種  Rs. 3,310
  • 血液検査(9項目)     Rs. 8,890
  • 低用量ピル(1ヶ月分) Rs. 250
  合計 Rs. 15,110 (約21,523円)

会社で契約している医療保険は、通院については適用範囲外となります。
保険が適用されなくてもやたらと高いわけではなかったので一安心でした。

ちなみに、ドクターに検査費用がいくらかかるのかと聞くと「受付の所で聞いて」と言われました。
この病院だけではありませんが、ドクターは検査費用を覚えてはいないものなんですね。
まあ日本も同じですよね。つい不安になって聞いてしまいましたが。

 5. インドで受診する際のポイント 


・初診の場合は、念のため、VISAの貼ってあるパスポートを持って行きましょう。
アーダールカードを持っているのであれば、それで良い場合もあるかもしれません。

・日本語通訳無しの病院に行く場合、症状や気になる部分の英語は調べておいたほうが良いです。
確認したい内容が沢山あるのであれば、事前にメモしておくと忘れることもなくて良いでしょう。

・疑問があったらそのままにせず絶対に聞いたほうが良いです。
指示ミスや過剰な治療の可能性も全く無いとは言えないので、何のための治療や薬なのかをしっかり理解すべきです。
もちろんドクターに敬意を払いつつも、英語でのやり取りなので、不明点をそのままにせず自分の納得がいくよう確認することをお勧めします。

・「ワンピースで行かないほうが良い」
病院受診の際によく言われますね。受診内容によるんですが、今回は下半身を露出する検査だったので問題なかったです。
服が無くてワンピースで行きましたが、下着だけ脱げばいいので楽でした。
上半身の検査の時にワンピースで行くと大変だと思います。気を付けましょう。

 6. 終わりに 


今回婦人科に行って気になったのは、ドクターや周囲の医療スタッフが全員女性だったことです。

私が婦人科受診を検討してクリニックを探していた時も、検索画面に表示される産婦人科のドクターは全員女性でした。

受付や薬局には男性スタッフもいましたが、アシスタントドクターや秘書は女性で、診察室にも男性のスタッフはいませんでした。

個人的には、医者としての仕事をしてくれれば性別は気にしません。
が、これは何かインドなりの理由があるのかなと思いました。
総合病院やインドの公立病院は事情が異なるかもしれません。
誰か知ってる人がいたら教えてほしいです。
インドの最初の女性医師は婦人科のようなので、その歴史に関係するんでしょうか。

ちなみに、下半身関連(?)の診察・手術・入院をインドで経験していますが、その時は男性のドクターで医療スタッフには男性もいました。


インドというだけで不安に感じる人もいるかもしれませんが、基本的に外国人も行くような私立病院では適切な医療が期待できます。
注射針や器具は新品だし、担当の人は都度手袋も変えていたし、アルコール消毒をしながら器具に触れていて、衛生的に不安ということはありませんでした。


ということで、インドでの婦人科体験を記録しておきました。
インドの産婦人科の情報は出てきても、婦人科の情報(特にHPVワクチン)があまりなかったので、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。

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