リシュケシュ旅行に行ってきた【3】の続きです。
ガンジス川沿いの散策を楽しみながら、 目的地The Beatles Ashramに向かいました。
The Beatles Ashramというのは俗称で、正確にはMaharishi Mahesh Yogi Ashramという場所。
約50年前、The Beatlesが彼女や取り巻きを引き連れて精神修行にやってきたことで有名なヨガ修行の場所だった。
この修行からイギリスに帰国して発表したのが『The Beatles』通称ホワイト・アルバム。
『地球の歩き方』を読んでこの場所を知り、洋楽好きとしてはたまらなく気になってしまい、ここに来る一番の目的になった。
今でこそ街ができているけど、当時のリシュケシュってどんな感じだったんだろう。
やっぱりもっと何もなかったのかな。
だんだん人がいなくなっていくからこの道で合っているのか不安になりながらもGoogleマップに従う。
看板とか何もないの。何かあってもヒンディー語だし読めないし。
雰囲気出てきたな~と思っていたら到着。入口の写真は撮り忘れてしまった。
外国人観光客は入場料600ルピー。
私はPANカードという納税カードを持っていたので、それを見せたらインド人料金の150ルピーになった。
言ってみるもんだ。
入ってからすぐに上り坂。もうここから雰囲気出てる。
ベンチで休憩必至です。
上り切ってからは雰囲気に飲み込まれたなあ。
建物がかなり古くなっていて廃墟状態なんだけど、あらゆる壁にファンアートが描かれていて見応えがあった。
こんなインスタ映えスポットに一人で来るもんじゃない(笑)
まあ近くにいる人に撮ってもらえば良いのかもしれないけど、インド人みたいにポーズ撮るの上手いわけではないし……。
これは瞑想する場所で、上のドーム部分に中から階段で上がれるようになっている。
下の部分は何のスペースなんだろう。なんで2階建てにしたんだろう。
サンスクリット語?ヒンディー語?
ドーム部分に文字がかたどられているのがなんかいいなと思って。
上から見えるリシュケシュとガンジス川の景色もまた良いものでした。
ビートルズのみんなも見たのかなと思いを馳せた。
あ、そうそう、ジョン・レノンが好んで使っていたという9番の瞑想ポイントにも行ったよ。
階段がちょっとボロボロすぎてさすがに上には行かなかったけど、ドーム内の壁一面のアートが外からも見えた。
ほんとに9という数字が好きだったのか?
施設の入口が近いからここを選んだのでは?
と敷地内を歩き疲れて邪推してしまったのは私だけだろうか。
当時のビートルズの写真がずらっと飾られていたりもしました。
あとおまけ。漢字に見える入口のドア。木田。本田でもいいかもしれない。
The Beatles Ashramとっても良かったので、おすすめ!
インドに来たビートルズファンは一回行って損はしないと思う。
そして廃墟好きにはたまらないでしょう、ここは。
目的は果たしたのであとは帰るだけ。
川岸まで行ってガンジス川の水も触ってみた。まだまだ入れる温度。
結構潮のにおいがして不思議だったんだよね。塩分含んでるのかな?
来るときに渡った橋とは別のRam Jhulaという橋。こっちはバイクでも通れる。
揺れて怖いのでやめてほしい。
それから、30分以上歩いて歩いて歩き続けて、辿り着いたTriveni Ghatという沐浴の場所。
歩き疲れてるし暑いしで、乗り合いのオートリキシャーは10ルピーだから乗れば良かった。のに、前日にぼったくられたのを引きずって意地になって歩いてしまった。
グルガオンではあんまり見かけないけど、子犬がいっぱいいたなあ。
昨日か何かお祭りをやっていたのかここ一帯が凄く散らかってたわ……。
見るとこ見たしあとはもう帰るだけ、と思って休憩できるようなカフェを探しながら街中を歩きまわったんだけど……。
まあああ、ないよね。カフェが。ない。
ガンジス川の橋と橋の間の観光エリアはいっぱいおしゃれカフェがあったのに、駅周りの街中に行くと本当にそういう休めるところがない。
いや、ローカルな屋台とちょっと椅子かもしれないものが置いてある、みたいなところはあるんだけど。違うんだ。
そして1時間くらい歩き続けてやっと見つけた大丈夫そうなおしゃれカフェがこちら。
WAFFLE STATIONって書いてあって、洋食だ!椅子がある!と思って飛び込んだ。
ガソリンスタンドの一角にあるお店。
バニラシェイクとピザポテトを頼んだよ。美味しかった。
あと、歩き回ってた時に見つけたアンベードカル氏の像。
アンベードカルのしたことについてはまだあんまり詳しくないんだけど、インド映画だと、どういうエリアを表すのかっていうモチーフとしてたまにアンベードカル像が出てくる。
それから、ローカル映画館を見つけた!めっちゃ行きたい!
1スクリーンで、一番安い席で40ルピー(約61円)、高いプラチナムシートで180ルピー(約276円)。
グルガオンのショッピングモールにある映画館の相場と比べたら3分の1くらいかな。
開始時間が近づいてきていたので、人がわらわら集まり始めていた。
午後暇だったからここまで辿り着けてたら良かったなあ。
でも次回来た時の楽しみにしとく!楽しみすぎる!
もうあとはバスに乗るだけ。ここがバスターミナル、ISBT Rishikeshです。
トイレは5ルピー払いましょう。
バスの座席が最初から倒れてると、気を遣わなくて良いよね。座るのも一苦労だけど。
帰りのバスも行きと同じく501ルピー(約767円)。
そこから17時に出発してデリーには23時に着く予定だったのに、結局着いたのは夜中の2時。
その間トイレ休憩は19時の1回だけ。膀胱との戦いだった。
そしてこの日の歩数は29,398歩!ディズニーランド並み。
体温調節のしにくい長袖ニットで来てしまい汗が乾かず歩き疲れたけど、総じて楽しかった。
ほんとリラックスできた。
次また来るときは、感動を共有できる誰かと一緒に来れたらいいな。
ほんとおすすめ!大好きリシュケシュ!